あいとせいしゅんのひび
2015年07月分

   
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 2015/07/30(木)                                『4D』
 

僕たちわたしたちが存在する世界は3次元と定義されていることは
多くの人が知るところだ。

ところで4次元というものは存在しているのだろうか。
それを考えるときには、まず、3次元より下の次元を
紐解いてみる必要があるだろう。

0次元を「点」と定義すれば
1次元は点と点を結んだ「線」と定義される。
2次元は線と線を結んだ「面」と定義される。
そして
3次元は面と面を結んだ「立体」と定義される。

じゃあ4次元は?となれば
立体と立体を結んだ何か、という考えになるだろう。
それとは別に3次元に「時間」を加えたものだ、という考えもある。
他にも、なんかいろいろな考えがあるらしい。よく知らないけど。

要するに、まだよくわからない、って感じみたい。

しかし、オレは昨日、確かに4次元の世界を体験した。

4次元目は「時間」ではなかった。
それは「水」であり「風」であり「光」であり「におい」だったんだ。

これが一つの答えになるのではないか。

映画を見てきたんだ。
4次元に関するストーリーの映画じゃないぞ。
なんか「4DX」とかいう新しいシステムで映画をみたんだ。
「4D」なんだから4次元だろ?(頭悪い発言)

学術的な「次元」の話とは、まさに次元の違う
低い次元の話だ。

やかましいわ。

知ってる?「4DX」。
札幌ファクトリーのユナイテッドシネマ札幌に7月20日に
登場したらしいそのシステム。
オレはまったく知らなかった。いや、少しは知ってたかな。
でも、詳しいことはまったく。

それはここ何年かで定着した3D映画の上をいく、とかいう。
4Dだけに3Dになにか加わっているということだ。

何が加わっていたのか。

イスが動くんだ。

ま、アレだ、ディズニーランドとかそういったところにある
アトラクション的なやつ。画面とイスが連動して動いて
臨場感あふれる、なんかそういうやつ。

で、さらに驚いたのは水とか風がリアルに演出されるんだ。
演出っていうか、雨のシーンで本当に水が降ってきたりするんだ。

もう、そういうのあたりまえなの時代なのかな?
オレは知らなかったからさ。驚いたんだ。

銃の弾が飛んでくるとそれに合わせてシュッて
風が吹いたり稲妻が光るシーンでは
実際に会場内がピカっって光ったり。

想像以上にイスがガクンガクン動くんだ。
で、車が衝突するシーンとかで
ドカーンってイスが動いて同時に背もたれから
なんか飛び出してきて体にドーンって当るんだ。

飛び出すっつっても、アレだよ、マッサージチェア的な
レベルなんだけど、いや、つっても、ズンって
すごい勢いで押されるから、マジビビるんだわ(笑)

あ、なんの映画見たかっつったら、
デデンデンデデン、デデンデンデデン、だ。
アイルビーバック、だ。

いや、ターミネーターってこんなに
ドキドキびっくりする映画だったっけ?って。

ストーリーじゃないぞ。アクションっていうか。
もう、すごい勢いでいろんなものがオレに襲い掛かって
くるんだ(笑)

爆発だったり、尖ったものがニュウってこっち伸びてきたり
ターミネーターがドカーンってこっちに突っ込んできたり。

どう見ても、3Dもしくはこの4DXのためにそういうシーンばっか
つくってるだろって。
雨降ったり風吹いたり、高いところからグィーンって落っこちたり。

もうイスがガクンガクン、ズカンズカン動くし
背もたれはドスンドスン体にぶつかってくるし
シュパーって霧吹き状の水かかってくるし
なんかイスの上でされるがままのオレ、笑えてきたもんね。

すごく疲れた(笑)

そんなだからさ、ストーリーが全然頭に入ってこないわけ。
つっても、評判いいわりになんかアレだったよ。
個人的な感想だけど、イマイチだったかな。

アクションはすごいけど、よく考えたらストーリー
ありがちじゃね?って。

普通の、だから2Dっていうの?それで見たら
途中で寝ちゃうんじゃないかな。

4DXはそうはいかないぞ。寝てらんない(笑)
だってイスがグァングァン動いて
背もたれがガツンガツン背中にぶつかってきて
水ぶっかけられて風ビシュビシュ吹いてきて
拷問だよ、拷問(笑)

これ、心臓弱い人死んじゃうんじゃないかな(笑)

でも、一回は体験する価値あるよ。おもしろい。
映画見るにはけっこう高いお値段だけど。

いや、オレ、ホント前知識なかったからさ。
この4DXってやつ。

まさか映画館で本物の水ぶっかけられるとは思わなかったよ。
あ、嫌な人はそれとめるボタンもあったけど。
あと、においも出てきたわ。草原のにおいみたいなのとか。

一番びっくりしたのは、映画のなかでピザ食べるシーンあって
そんとき、スタッフがピザ配って歩いてさ。
いや、ピザ食うってかーって。

もっとびっくりしたのがさ、船が沈没していくシーンで
実際に足元にすげー量の水が流れてきて、で、
どんどん水溜まっていって。え?ウソだろ?ってくらい。
ひざ下くらいまで水に浸かったからね。
靴ズブ濡れだよ。それはねーだろ、って(笑)

最後、爆破のシーンで映画館爆発してみんな実際に死んだからね。 

いや、ビビったわ。
すごいぞ、4DX。

一応言っとくと、ピザの話あたりからウソだから。

 

 2015/07/28(火)                             『ビアorビヤ』
 

ビアガーデン行った?

ところで、オレがよく迷う言葉のひとつに「ビア」がある。
「ビア」なのか「ビヤ」なのか迷うところだ。
「ア」なのか「ヤ」なのか。

ま、どっちでもいいんだろうけど。

あと、「プレーヤー」も迷うな。
「プレーヤー」なのか「プレイヤー」なのか。

外国語を日本語読みで表記すんのに正解なんてないだろ、
そういう話かもしれないが、そんなの知ってんだバカ野郎。
一般的にどっち使うかって問題だろうが。

失礼しました。

週末、ビアガーデンに行ってきたんだ。
札幌駅前広場(てきとー)でやってるRSRなんちゃらビアガーデン。
サッポロビールでやってるライジングサンをなんか
フィーチャーしたやつ。

と、

大通りビアガーデン(キリン)に。
ビアガーデンをハシゴしました(笑)

そんなバカみたいに飲んだわけじゃないよ。
つーか、全然飲んでないよ。それぞれ1杯ずつって感じ。
あんまりビアガーデン行くこともないだろうから、
ついでに顔出しておこうか、レベル。

いや、顔出すもなにも別に知合いがいるわけでもないんだけど。
あ、でも、偶然札幌駅のビアガーデンで知人に会ったわ。

で、その後大通りで飲んで帰ろうと思ったら、ススキノあたりで
またその知人に会ってさ。
これ、すんごい確率じゃない?
だって、それぞれが、あと数秒とか数分ずれた
行動してたら会わないよね?
例えばさ、家にいたら飛行機が墜落してくるくらいの確率じゃない?

失礼しました。

ところで、みんなはビアガーデンにどんなイメージを
持っているだろうか。
オレのまわりでは、どちらかといえば悪いイメージを持った人が
多いように感じるけども。

値段が高い、まずい、ビールがぬるい、とか。
暑い、寒い、雨が降る、風が吹いてケチャップがついた容器が
飛んできて服が汚れる、とか。
スーツ姿のサラリーマンが多くて気持ち悪い、とか。
とにかくうるせー、とか。
閉店時間が早えー、とか。
どこの(どの会社の)ビアガーデンにするか迷っていて
(実際はどこでもいいんだけど)
「よし、道路渡って次の会場にしよう」って決めて
でも(できればアサヒ以外がいいな)とか思っていると、決まって
次の会場はアサヒビールが現れる(マーフィー的な)とか。

なんていう悪いイメージの声をよく聞くが。
オレの声じゃないよ。みんなの声だよ。

確かに値段は高いかもしれないし料理も美味いとは
言えないかもしれない。
でも、そんなこと言う貧乏人は来るんじゃねーよ、って話だからね(笑)
あくまでも夏の風物詩だ。
美味いもの求めて行く場所じゃない。
暑いねー、夏だねー、ビアガーデンだねー、
それを感じるための料金なんだろう。

とは言っても、ボッタくるにも程があるだろ、そう思ったのは
札幌駅前のビアガーデンでの出来事だ。

なんかさ「サラダ2種盛り合わせ」みたいなメニューがあったわけ。
写真はポテトサラダとマカロニサラダが盛りつけてある。
値段は600円くらいだったと思う。

それの食券を買って受け渡しカウンターで出す。サラダが出てきた。  
それは写真のように盛り合わせたものではなく、 
それぞれパックに入ったポテトサラダとマカロニサラダが
ボンってトレーに置かれたんだが。

うん、まぁ、いいよ。別に写真通りじゃなくたって。よくあることだ。
パックのままの方が衛生上も問題ないしね!

なんだけどさ、そのパック。どっからどう見てもさ、
セイコーマートの100円惣菜のそれなんだよ(笑)
もちろんセイコーマートのシールは貼ってないよ。
でも、絶対同じ工場でつくっているはずだ。
いや、たぶん。

それをボン、って置かれて。
100円惣菜2個で600円です、って。

まぁさ、アレでしょ、ビアガーデンで市販200円のもの
600円なら人件費だなんだどうのこうので安いっしょ、とか
言うやついると思うんだ。

すぐ言うやついるよね。
人件費どったらこったら、原価どったらこったらって。  
うるせーわ。知ってるわ。詳しく知らねーけど知ってるわ。

そういう話じゃなくてさ。

「サラダ2種盛り合わせ」たのんだらセイコーマートの
100円惣菜2個、って、あんたそれ、気分的に
なんかアレでしょ、って話。

なんかてきとーな皿っつうか、使い捨ての容器でもいいよ。
それにレタスでも添えてさ、で、サラダのっけておけば
まぁ、こんなもんでしょ、ってなるんだけど。

セイコーマートの100円惣菜をパックのまま
渡されてもさ。じゃ、そこのコンビニで買ってくるよ、
って話じゃない。

だから嫌なんだよ、ビアガーデン(笑)

 

 2015/07/27(月)                             『タバコ』
 

今の時代、タバコを吸っている人を見て
かっこいいな、そう思うことはまずないと思う。
テレビとか映画で見るワンシーンを含めても。

もう、すっかり負のイメージが定着しているのではないか。
誰がそういう方向に舵を切ったのかはわからない。
(海外から始まったのかな)
いや、もしかして誰ってわけでもなく、なんとなく
みんなが嫌っていったのかもしれない。

いずれにしても、負のイメージが定着しているのは間違いないだろう。 
臭いとか。健康に悪いとか。喫煙場所も限られてるしね。

事実はわからないよ。健康に悪いかどうかって。
ヘビースモーカーでも長生きする人はいるんだし。
ま、臭いのは臭いのかな(笑)

オレはタバコを吸ったことはないんだけど、
もちろん試しに、とかレベルはあるけど習慣として
吸っていた時期はない。もちろん今後もない。

それによって、いい事があると思えないから。

ただ、だからといって、吸っている人に対して
やめた方がいいよ、とかは思わない。
いや、どっちがいいって言ったら、やめた方がいいと思うけど
まぁ、好きにすれば、程度にしか思わない。
オレに関係ないから。

でも、アレは嫌だな。歩きタバコ。
オレの前を歩きタバコしてるやつがいて
そいつが吐き出した煙がこっちにくると嫌だよね。くせーよね。
で、歩きタバコするやつは十中八九ポイ捨てするからね。

そんなやつは死ねばいいのにね。

だけどさ、駅とかホテルとかで、ガラス張りのすんごい狭い喫煙所に
群がって吸っている人たちいるでしょ?
アレ嫌じゃないのかな。なんか見世物みたいで。

「見てくださ、こいつらがバカです」

って看板ありそうじゃない?(笑)
でもアレなんだろうね。もう、吸わずにはいられない、ってほどの
中毒なんだろうね。

中毒は嫌だな。

冒頭に書いたとおり、オレもタバコを吸っている人を見て
かこいいな、と思うことはもちろんないんだけど、
って、昔からそんなこと思ったことはないんだけど。

でもさ、昨日さ、豊平川河川敷を走ったときにさ。

いや、まだ、割とちゃんと走っているんだよ(笑)
大会なくて気合い入らないけど。サブ4達成して気合いはいらないけど。
なんとか最低限体力維持したいな、って思って。

で、昨日はさ、雨降ってたんだ。
走ってるうちに雨降ってきてさ。
でも、いっぱいいたんだ、走ってる人。

その中で途中すれ違った女性ランナーがいてさ。
ビシッとウェア決めて、ランニングフォームも、まぁ、
素人じゃねーな、って走りで(笑)
まぁ、雨の中走ってる時点でアレなんだけど。
オレも含めてバカなんだろうけど(笑)

で、オレはてきとーなところで折り返して
幌平橋まで帰ってきて。そこがいつもゴールなんだけど。

そこにさっきすれ違った女性ランナーもいて。
その人も走り終わったらしく。雨宿りがてら橋の下につっ立っていて。  
川を見つめながらポケットから、なんか取り出して。

煙フーって。

タバコ吸い始めたんだ。
バカじゃねーか、こいつ、と思ったんだ(笑)
一応、アレだろ、走ってんだから健康に気使う方だろ。

いや、だから一概にタバコは健康に悪いってことじゃ
ないかもしれないけど、でも、ランニングウェア着て
汗と雨でびっしょりになっててタバコ、ってなんかおかしいだろ。

やっぱり、タバコ吸う人ってバカなのかな(笑)

だけど、少し、ほんの少しだけ、そのシーンが
かっこよく見えなくもなかった不思議。

なんでだろ。

雨の中ランニングウェアで煙フーって。

結局のところ、その人が美人さんでスタイルよかったから
なんだろうな(笑)

 

 2015/07/24(金)                             『ポスター』
 

いや、びっくりしたのは
エロチカの写真が勝手に使われていたからだ。

もちろん、エロチカの写真ごとき勝手に使おうがどうしようが
まったく問題ないんだけど、HPにあった写真だし。
なんだけど、なんの前触れもなくそれを見たからびっくりしたんだ(笑)

来月ライブがあるんだけどさ。友人バンドの企画ライブで。
けっこう前にメールで連絡来て出演することになってたんだよ。
それからは一切連絡なくて。
ま、普通、別にいちいち連絡するもんでもないから
特に気にしてなかったんだけど。

ライブまで1カ月切って、そういえば対バンとかどうなってんのかな
とか思ってたんだけど。
もしかして、企画自体ポシャッたかな、とか。

いや、メールでもなんでもして確認しろやって話なんだけど
まぁ、いいかな、とか思って(笑)
そんないい加減なやつではないし。

とりあえずスタジオ入って練習しておくか、って思って
牧野に言ったら「え、オレそんなライブ知らねー」って(笑)
すっかり忘れてて。

アレ、もしかしてオレが夢でも見てる?とか思ったけど
そんなはずないし、まぁとりあえずスタジオ入るか、って。
新曲もできたことだし(オレの中で)それ仕上げるかなって。

で、いつも使っているスタジオへ。

そこにはいろんなライブの宣伝ポスターが貼ってあるんだけど。
で、見てたら、その友人バンドのポスターがあって。
いや、いっつも見かけるんだ、そのバンドのポスターなりチラシなりは。
チラシって言わないのか、フライヤーっていうのかな。知らないけど。

すごいがんばって宣伝してるわけ。いや、すげーな、と思うわ、いつも。
なんかアニソンやってるんだけどメンバーが全員コスプレ?用に
ちゃんと衣装つくったりしてさ。

たぶん、ライブがある度にポスターとかつくって宣伝してるんだろうな。
それに比べてエロチカときたら。
オレ以外、って、ま、残り二人なんだけど、どっちも印刷の
仕事してるんだよ?
デザインから印刷からプロとしてやってる二人のくせにさ。

なんっっっも作らねーからね。ライブ宣伝用のポスターとか。
簡単なものなら鼻くそほじりながら作れるくせに
なんっっっも作らねー。

まぁ、作らねーわな。ライブあるの忘れてるんだから(笑)

で、その友人バンドのポスターみたら、ライブの日付が、
あーオレら出る予定のライブのポスターでしょ、これ、って。

出演バンドのとこにちゃんとエロチカ載っかってるかなー
とか見てたら、びっくりしたわけ。

ものすごいフィーチャーされてるわけ。
写真まで付いて「VSエロチカ」とかなってて。

え?え?
うわうわうわ、って。
ダチョウばりに聞いてないよーだ。


今回の目玉、とか書かれてるし(笑)
いや、半分ふざけてるんだろうけど
これはマズい、って。

なにマズいって、がんばらなきゃなんねーな、って。

いや、がんばれよ、って(笑)

 


 2015/07/21(火)                          『ジョイアラその1』
 

さすがです。

さすが「人をイライラさせる選手権」5年連続チャンピオンの
ジョイアラスタッフ。
今年も見事なクソっぷりでイライラさせてもらいました(笑)

土曜日曜と岩見沢で開催された音楽フェスに行ってきました。
土曜日の夜はけっこう強く雨が降ったけど、気温は涼しい感じで
むしろ快適に思えなくもなかったり。

しっかし、テントってすげーよね。
布切れ一枚で(まぁ、防水加工とかなんとか、しっかり
アレなんだろうけど)あんなに雨降っても雨漏りすることもなく
過ごせるんだから。

ところで、冗談じゃなく、本当に開催されてるんじゃないか?
「人をイライラさせる選手権」
そうじゃないとしたら、毎年毎年起こる問題をあそこまで
改善しないでいられるだろうか。

例を挙げればきりがないが、とにかくアナウンスが足りないんだ。
スタッフはそこら辺にたくさんいるんだから、もっと状況を説明
すればいいと思うよ。

「一言もしゃべらない男」

オレはあるスタッフをそう命名した。
そいつはテントサイトの受付付近にいたんだが。

とにかく、毎年このテントサイトの入場が謎システムで
行列しないことがない。いつまで経っても入場できない。
ここでのスタッフのクソっぷりは群を抜いている。

今年も受付にいるバイトの(たぶん)女の子の顔を見た瞬間に
「ダメだこりゃ」そう思った。

ジャガイモみたいな顔をしていたからだ。

ブスとかそういった話ではない。
見た瞬間に「あ、こいつ仕事できねー」そう感じる顔だ。
だってジャガイモがテキパキ仕切れるはずないだろう。
イモなんだから。
結果、やっぱりグダグダだった。

そしてその横にぼーっと立っている男がいた。運営スタッフの一人だ。
なにかA4サイズくらいの紙を持ってつっ立っている。
まるでヒッチハイクをしているかのように。

一言もしゃべらないんだ。
表情も変わることがない。それは蝋人形のように。

紙には
「テント区画はこちらで割り当てるため選ぶことができません」
的なことが書かれている。
まぁ、いいんだ。それがルールなんだから。

でも、おまえ、なんのためにそこにつっ立っているんだ。
なんか言えよ。
紙に書いてあることそのままでもいいじゃないか。
なんか言えよ。

だまってつっ立っているだけなら、そん辺に
紙貼っておくだけでいいだろ。
なんで、おまえ、そこにいるんだよ。

で、こいつはその後もずーっとその辺にいたわけなんだけど。
ヒッチハイク状態で。
この男にどんな仕事が割り当てられているのか
さっぱりわからないんだ。

ただつっ立っているだけだから。

一泊した朝もそいつそこにいたんだけど。
他のスタッフとか、知らない客でさえ朝会ったら
「おはようございます」
って挨拶するんだけど、そいつは、やっぱりなにも言わない。

いい加減なんか言えよ(笑)

おまえは幽霊か。
おまえにバイト賃払いたくねーわ。いや、オレ別に関係者じゃないけど
おまえには払いたくない。

他のスタッフと話していることもないんだ。
オレが見た限りでは。
そこで何してるんだよ、おまえは。
たのむから声を聞かせてくれ。

おまえ、誰なんだよ!

そいつを見かける度にそう思ったものでした。
もしかして「人をイライラさせる選手権」の
審査員だったのかな。

次回もフェスのお話です。
飲食ブースについての光と闇について書きたいと思います。

 

 2015/07/17(金)                            『ジョイアラ』
 

なんやかんやで、明日は岩見沢の音楽フェスだ。
ジョインアライブってやつだ。

なんかあっという間だな。

このジョインアライブが始まる前は
8月のライジングが年イチのビッグイベントで
すごく待ち遠しかったり終わるとがっかりだったり
ある種の興奮状態にあったわけだが(笑)
今はジョインがあるおかげで、なんだろう、
いい意味でフェスがどうでもよくなった(笑)

またフェスかよ、的な。

いや、楽しみなのは間違いないんだけど。

音楽フェスに参加する回を重ねたことによって
慣れてしまった部分もあるし、単に年をとって
音楽に対する興味が薄れてきたってこともあるし(笑)
好きなミュージシャンもだんだん人気がなくなって?
来なくなるしで、なんかこう、どうでもよくなってきた。
いや、いい意味で。

いい意味の「どうでもいい」があるのかは知らない。

ジョインアライブもテント張ってキャンプするんだけど
バーベキュー的な用意もするから荷物がすんげー多い。
できれば手ぶらで行きたい。

荷物が多くなるのはフェスに関係なく、いまだキャンプがヘタクソな 
証しだ。もっとシンプルなキャンプをしたいんだけど
なんかアレもいるコレもいるで。
食べ物飲み物も、どうしても多めに持って行ってしまう。
で、いつも残る。

なんとかしたい。

それはそうと、昔にくらべて知らないバンドの割合が増えたな。
知らない、ってのは、ホント見たことも聞いたこともない、って
レベルで。

ほんとうは、そういう知らないバンドを見て、新しい発見を
したいところなんだけど、だって、それがフェスの
おもしろさでもあるだろ?
なんだけど、オジさんどうしても知ってるのばかり
見ちゃうんだよね。

いっつも、毎回、よし、今回は知らないの見てみよう、って
思うんだけど、結局、何回も見たことあるバンドばかり
見てしまうんだ。

なんか、今思ったんだけど、今日書いてるこの文章
クソつまんねーな(笑)
毎年同じことばかり書いてんじゃねーか、フェスについて。

まぁ、とりあえず、終わったらまた報告しますね。
このフェスは毎年毎年、仕事のできねークソスタッフの話
ばかりだったような気がするな。

たぶん、今年もクソスタッフ健在だろうな。
いや、もう、クソっぷりが恒例すぎて
笑えるレベルなんだけどさ。その辺も楽しみだわ(笑)
今年のクソっぷり。

天気予報、雨マーク出てんな。
まぁ、どでもいいんだけど(いい意味で)

とりあえず、行ってきます。

 

 2015/07/16(木)                               『茶番』
 

日本は歴史的な転換期を迎えているいるという。

ぼ〜っとしていられないぞ!
今日の晩飯なにかな〜とか言ってる場合じゃないぞ!

安保法案とかいうアレだ。
しかし、いずれにしても逆効果だと思うんだ。

辻元清美。

昨日の特別委員会のアレ。ふざけてるだろう(笑)
オレが仮に安保法案に反対だったとしても
アレ見たら、やっぱ賛成するわ、ってなるんじゃないかな。

だって、ふざけてるから(笑)

オレは正直に言うと、いわゆる安保法案についてこう思っている。

「知らねーわ」

大人としてどうかと思うが、いい感じになるように決めてくれ、
そう思っている。
オレのやるべきことは、いつだったかの選挙で1票入れたときに
終わっている。(誰に入れたかは憶えていない)

あとは、頭のいい、世界情勢をよく知った人たちで
いい感じに決めてくれ、そう思っている。

だって、オレ、世界情勢のことよく知らないから。
日本国憲法のこともよく知らないし。ちゃんと読んだことないから。

テレビのニュースでやっている程度のことは多少知っているけど
それが全てじゃないでしょ。つうか、たぶん、本当に重要なことは
報道されていないと思うし。なんとなく。

その少ない知識の中で、どうしても賛成か反対か決めろ、
って言われたらオレは賛成、かな。
もちろん、戦争は反対で。爆弾落とされたら困るから。

オレの理解の中では、そもそも自衛隊は戦力であり違憲だと思うから、
自衛隊は、まぁ、それはアレでしょ、とりあえず、なんか、必要でしょ。
って認めておいて、今さら集団的自衛権が違憲だー、っつうのも
なんかアレかな、って。

で、オレらが攻撃されたら助けろよ、って言っておいて
おめーらが攻撃されても知らねーわ、っつうのもなんか
ダメだろ、っつうことで。

いや、どうしても賛成か反対か決めろ、って言われたら、って話だよ。
基本的に「いい感じで決めてくれ」のスタンスです。
だって知らねーもん、中国がどのくらいヤバい、とか。

それにしても反対派の人たちは、なんかこう、
もっとうまくできないものか。

辻元清美もそうだし全国各地でデモをやっている人たちも
そうなんだけど。
その行動が、見た目が、なんか嫌なんだ。
キテレツでヒステリックで応援したいと思えない。

デモしてる若者たちが、なんかラップみたいので
世界平和を叫んでいたよ。

YO!YO!っていうアレだ。いや、YO!YO!とは言っていなかったが(笑)
指3本立てたあの感じでなんか叫んでいたよ。

なぜラップなのか。
よくわからない。

「戦争反対!」って。

ま、みんな戦争は反対だと思うよ。基本。
「子供を殺すなー」って物騒なこと叫んでいるお母さんもいたな。

なんかいちいちキテレツでヒステリックなんだ。
嫌だなー。もし友人知人があんな感じで叫んでいたら。
もっと他にやり方はないのか。

あと、なんかバカっぽい若者が多いように見えるが
あ、デモに参加してる若者ね。
本当に世界情勢や過去の歴史、そして安全保障関連法案について
勉強しているのだろうか。

なんかツイッターで拡散されてたから、とかってだけで
「デモやってるから行ってみるべ、どうせ暇だし。」
そんなレベルなんじゃねーのかな。大半は。
みんなと「戦争はんたーい」とか叫んでいるけど
実は具体的に何に反対しているのかわかっていないとか(笑)

もちろん、選挙で自分が1票入れた議員が集団的自衛権に
賛成してるのか反対してるのか知ってるよな?

で、気づかなきゃなんないのが
全国各地でデモやってるけど、すごい人数参加してるみたいだけど   
でも、有権者の数からいえば、それはごく少数だってことだ。

実は有権者のほとんどが賛成しているのかもしれない。
少なくとも、よくわからないけど、ま、反対ではないかな、
って人たちが大多数かもしれない。
いつだって大きな声出すのは「反対」している人たちに
決まっているからね。

少々熱く語ってしまったかな。
ま、歴史的な転換期らしいからさ。

それにしても、昨日の辻元清美。
すごく嫌だったなー(笑)

 

 2015/07/14(火)                              『世にも』
 

マルチエンディングなるものを御存じだろうか。
御存じもなにも読んで字のごとくなんだけど
複数のエンディングがあるということだ。

たとえばRPGゲームなんかで主人公(プレーヤー)の
取った行動でその結末がハッピーエンドだったりバッドエンドだったり
いくつかのエンディングが用意されているという手法は
よく知られているだろう。

映画でもいくつかのエンディングを撮っておいて、もちろん
公開するのは一つのエンディングだけど、特典映像として
パッケージしてDVDに収めたり、ってのは見たことあると思う。

オレは先日、そのマルチエンディングを体験した。
と言っても、ゲームや映画の話ではない。
ラーメンの話だ。

週末の日曜日。ここにも別のゴールがあったか、
ある意味うれしくなった出来事だ。

まずいラーメン屋を探す旅のゴールだ。

数年前、オレはとある友人と会うたびにまだ見ぬラーメン屋を
探してススキノ界隈を歩き回っていたものだ。
まずいラーメン屋を探すために。

なぜそんな事をしていたのかはわからない。

その目的を果たすのは簡単なことではなかったんだ。
考えてもみてくれ。
この全国でも屈指の(たぶん)ラーメン激戦区札幌において
まずいラーメン屋なんかあるわけないじゃないか。
人によって好みは分かれるところだろうが、大抵ふつうに美味い。

しかし、ある時オレたちは完璧なゴールを見つけることになる。

生ゴミが出てきたんだ。

これについては以前書いたから、ここでは詳しく触れないが
そのラーメンを見たとき、まず「なんか汚ねーな」そう思った。
「生ゴミだろ、これ」そう思った。完璧なゴールだった。

よく考えてみれば、味のことはよく憶えていない。
とにかく見た目が生ゴミだった。それだけだ。ウンコカレーのあれだ。
ラーメン味の生ゴミを食べるか生ゴミ味のラーメンを食べるか
究極の選択、ってやつだ。

普通の醤油ラーメンをたのんだのに、なぜかホタルイカのような
小さなイカがスープにプカ〜と浮いていたのを憶えている。
食べるのが怖かった。
これ以上まずいラーメン屋はこの世に存在しない、自信を持って
そう思えた。そして旅は終わった。

それから数年が経ち、そんな旅をしていたのも忘れた今、
あのとき一緒にゴールした友人と函館のラーメン屋に行ったんだ。
週末、用事があって函館に帰っててさ。

観光都市函館と言えども、まぁ、いなかの街だ。
日曜日の夜ともなると、営業していない店も多い。
ラーメン屋も例外ではなく、函館に住むその友人が
行こうとする店がことごとくやっていなかった。
その時、友人があるラーメン屋のことを口にしたんだ。

「おまえさ、地獄ラーメンって知ってる?」

オレはまったく知らなかった。
しかし、そのネーミング(店の名前ではないよ)から
オレは二つ返事でそこに行くことを了解した。

行く途中、まともそうなラーメン屋が2軒ほどあったが、
とにかく地獄ラーメンだ。そこしかないと思った。

その店は営業していた。暑い夜だったが、入口は開きっ放しだった。
クーラーはない、そういうことだ。
入口付近にはパっと見、「地獄」の文字は見えなかった。
いや、よく見てないからあったのかもしれないけど
オレにはわからなかった。友人も「あれ、ここかなー」って。

しかし、その店内をのぞくと、ここしかない、そう思えた。
うまく説明できないが、「あ、これはダメな店だ」そう直感した。

意外に奥に広い店内。カウンターの奥にはテーブル席もある。
信じられないくらい数のラーメンどんぶりが
調理場に山積みになっている。
整理整頓されているのだが、なんかきたねー感じがする。

オレたちが入っていったとき、店主は奥のテーブルを
ふきんで拭いていた。
今にも死にそうなジジィだった。
動物王国のムツゴロウさんみたいな風貌だ。
「いいですか?(まだ営業してます?)」その問いかけに
「うー」だか「あー」だか言ってうなずく店主。

醤油ラーメンと塩ラーメンをたのむ。

「はい、醤油と塩ね」そう言ったのに
店主は調理場にもどってこない。だまってテーブル掃除を続ける。
オレと友人は黙ってカウンターに座っている。
どうしてすぐにラーメンをつくり始めないのかわからない。

店内には何枚かサイン色紙が貼ってある。
一番目立つ所には相当古いであろろう、
北海道のローカル番組スタッフと一緒に写っている
田中義剛の写真とサイン。

そしてよく見ると「15丁目完食」とか「10丁目完食」とか書かれた色紙も
何枚か並んでいる。
どうやら、地獄ラーメンというのは激辛ラーメンのことで辛さによって
地獄の○丁目、とかなっているようだ。

テーブルの掃除が終わると、やっとラーメンを作り始める店主。
たまにビールジョッキで何か飲んでいる。ウーロンハイだろうか。
なにか酒を飲んでいるように見えた。ただのお茶かもしれないが。
でも、その鈍い動きから少々アルコールが入っているように見えたが
どうだろう。

銀色のデカイ冷蔵庫をカサカサカサと何かが横切った。
ゴキブリだった。北海道でも飲食店なんかには小さなゴキブリはいる。

その時、開け放った入口からブンブンブンブンと
暴走族(って言うんだっけ?)のバイクの爆音が聞こえてきた。

すると店主はその方向をじっと見つめる。目が死んでいる。
その目にはそこはかとない虚無感が漂っている。
なにを思って爆音の方向を見つめているのかわからない。

なんか怖い。

ラーメンが出てきた。
オレは初めてラーメンを見て笑いそうになった。

誰かの食べ残しかと思ったんだ。

生ゴミラーメンがフラッシュバックした。

具がほとんどない。
見えているのは小さなチャーシューにゴミかすみたいな刻みネギ。
たっぷりのドス黒いスープに麺も隠れてしまっている。
スープが多すぎね?そう思った。

オレは気付かなかったが、友人の塩ラーメンは逆にスープが
とても少なかったそうだ。

味はマズかった。なんかすっぱくて。
こんなところにもゴールがあったか、そう思った。
まずいラーメン屋を探す旅のゴールだ。

今思えば、夢だったような気がしなくもない。
本当に実在しているだろうか、あのラーメン屋。

今度また行ってみると、シャッターが閉まっていて
朽ち果てた店があって。
となりの店の人に聞いてみると、「あー3年前に御主人死んだよ」
そんなことを言われても、またく不思議じゃない感じがする。
タモさんがデレッデデレッデデレデデレデ、デーレデーレデーレデーレ、
って登場するアレだ。

3年前に店主は暴走族に轢かれて死んでたっていう。

ある意味、地獄ラーメンだった。
 

 2015/07/10(金)                                 『旅』
 

オレが尊敬する人種のひとつに
「車の長距離運転をなんとも思わない人」ってのがある。

いるでしょ、札幌-函館間くらい日帰り普通、みたいな人。
すげーな、と思う。
ま、けっこういるけどさ、札幌-函館間くらいなら楽勝って人。

オレは無理だ。

オレにとって片道300キロなんていったら
もう旅だタビ。ちょっくら行ってくるわ、の範疇では決してない。
オレの「ちょっくら」は、そうだな片道車で30分以内だな。
我慢できて1時間くらい。

それ以上は、もう、旅だ。

その昔、友人と車で札幌から函館に向かう途中、時間は夜。
途中っていうか、出発したばかりで、だからまだ札幌市内。
とりあえず腹減ったな、つってどっかの店で晩飯を食べてたら
これから4時間も5時間も車運転するとか無理だわ、とか
思って「今日、函館行くのやめるべ」つって
そのまま家に帰った過去を持つオレだ。

ほんと、車の運転、長距離苦手なんだよ。
だってさ、ず〜っと同じ体勢だよ?動かなすぎて体痛くなるわ。

函館までの道のりは、もうまったく新鮮味もないから
「まだ、ここか」「まだ、ここか」そればっかり考える。
気が狂いそうになる(笑)

「走る」ことを目的としたドライブなんつー趣味?の
楽しさをわかることは一生ないだろうな。

いや、この週末さ、ちょっと用事あって函館に帰るもんだからさ
嫌だなー運転嫌だなーこわいなー、とか思ってさ(笑)
5月の連休に帰ったばかりなんだよな。
いや、函館に帰るのはいいんだけど、運転がさ。憂鬱だ。

函館着けば着いたで、もう、帰りのこと考えてるからね。
「また、この道帰るのかー」って。

オレくらいなのかな、こんなに運転嫌いなの。
あんまり聞かないもんな。運転嫌いな男。

やっぱりJRの方が楽かな。
まぁ、移動自体はもちろん楽だけど、ちょっとした荷物とかあったらさ。 
やっぱり車の方が楽だもんね。出発の時間とかてきとーでいいし。

JRだったらちゃんと用意しなきゃなんないもんね。
バックに荷物詰め込んで。
車だったら、なんかドサって積みこんで走ればいいだけだし。

どっちもめんどくせ(笑)

いやー、まじかー、運転かー、旅かー。
天気もよさそうだし道路混んでんじゃねーかなー。

ちなみに、一回試しにバスで帰った時は地獄だったな。
あれも、ずーっと同じ体勢で体痛くなったもんなー。
なぜだろう、けっこう座席のスペースはゆとりあったんだけど。

遠いな、函館。

って、思ってるのはオレだけなのかな。

 

 2015/07/09(木)                               『予定』
 

時間の有り余っていた学生の頃の話。

極度のさみしがり屋だったのか無趣味だったのか
知らないが「やべー、週末なんも予定入ってねー」
とかって騒いでるやつがいた。

とにかく毎日予定が入っていないと気が気じゃない、と。
特に週末に予定が入ってないとか信じられない、と。

オレは気持ちわりーやつだな、と思ったものだが
なぜなら、オレは予定が入っていない方が嬉しかったからだ。

いや、まぁ、もちろん楽しみな予定があれば
嬉しいことは嬉しいのだが、だが、どうしても
「めんどくせ」と思ってしまう。
飲み会なんかも、行けば楽しいことはわかっていても
行く前は「めんどくせ」と思ってしまう。

なにも予定のない日曜日の朝とかは嬉しかったな。
特に雨なんか降っていると
「今日はコーヒーでも飲みながらゆっくり本でも読むか」
ってちっぽけな幸福を感じたものだ。

そして、それは今も同じで、予定のない週末は
どこか嬉しい。
だけど、あまりない。予定のない週末が。

この先も、なんやかんやずーっと予定が入っている。
土日びっちりって程でもないけど、なんかいろいろある。
フェスなんかの楽しみな予定もあるわけだが、そうじゃないのもあったり
なんか、めんどくせーな、そう思ってしまう(笑)

少なくとも、8月末の北海道マラソンは回避してよかった。
心底そう思う。
走り込みなんてできねーわ。
って弱い気持ちを払拭するために大会にエントリーするって
話なんだけど、案の定、エントリーないと走る気しない。

ところでそういえば、今年まだキャンプやってないな。
来週末の岩見沢のフェスが初キャンプか。
って、来週か。なんも用意してないな。
いまさら別に用意するものもないけど(笑)

でも、出演するアーティストくらいは押さえておかないとな。
なんせ、ほら、年々誰が出てもどうでもいいわ感が強くなるのに     
加えてジョインとライジング2つあるから
もう、どっちがどっちだかわからなくなってて(笑)

酒の用意も、夏フェスは主にビールになるかな、
以前なら、サーバー用意した方がいいかなとか
(用意したことはもちろんない)
一人何リットル(笑)飲むかな、とか考えていたものだが
最近はめっきりビールを飲まなくなって、まぁ、乾杯のビールくらい
あればいいかな、って。

飲みたくなったら現地で買えばいいし、ま、なくてもいいわ別に、
とかって、感じだ。コーラでも飲んでればいいべ、って。

ある意味、楽になったのかもね。

人によってはフェスに対して、あんな人ごみにキャンプ道具とか持って
朝から並んで、それだけですげーわ、よくやるな、とか
思う人もいるかもしれないけど、フルマラソンに比べたら
100倍楽だわ(笑)

だって荷物持って1キロも歩かないでしょ。時間にして10分20分くらい
だらだら移動するだけだし。
で、ビール飲んでテントで、ぐたーって寝てるだけだから。

フルマラソン、4時間走りっぱなしです。

とは言っても、やっぱりいろいろめんどくせ(笑)楽しみだけど。

 

 2015/07/06(月)                               『敗北』
 

そのレースでオレは人として敗北した。

ある女子ランナーに、だ。
レースでは勝った。先にゴールしたのはオレだ。
しかし、負けた。人として負けた。完敗だった。

昨日、マラソン大会に参加してきた。
場所は小樽の天狗山(たぶん)だ。

距離は10キロ。
サブ4ランナーのオレクラスになると(笑)
10キロくらいだったら、それほどたいしたアレじゃない距離だ。

なんだけど、昨日はかなり苦しいレースだった。
なぜなら、コースが坂ばかりだったからだ。
常に登ってるか下ってるか、もう坂オンリーだ。
まぁ、山だからね。

もう、ハンパないんだ。けっこう急な坂を3キロくらい
登りっぱで走ると、折り返して3キロ下りっぱ、とかだ。

事件はその下りっぱの時に起きた。
けっこうな高速で下っていたと思う。なのに途中で追い抜かれたんだ。
しかも女子ランナーに抜かれたんだ。
割とがっちりしたその体躯から、日ごろから体を鍛えている
スポーツウーマンであることは容易に想像できる。
年の頃20代後半といったところか。

かなり力強い走りだ。
といっても、レース中盤でオレと同じポジションを走って
いるのだから、まぁ、同レベルなはずだ。

自分なりに「いい走りしてるよオレ」とか思っているときに
女子に抜かれたもんだから「てめーこのやろう」そう思ったんだ。
このサブ4ランナーのオレ様を抜いていくとはいい度胸だな、って(笑)
いや、その人もサブ4ランナーかもしれないんだけど。

越された後はぴったり付いて行ったんだ。
周りには他のランナーはあまりいなくて、だから二人だけで
下っているような感じだ。
相手にもオレの存在はわかっている状況だろう。

オレはこう思って走っていた。
「おまえ、そのうち追い越してぶっちぎってやっからな」
って。

これが人として敗北した原因だ。
マラソンは他人との戦いじゃないんだ。
自分との戦いだ。
一緒に走っているランナーは敵ではなく戦友なんだ。

確かにサブ4を達成したあのレース。
オレは誰とも戦っていなかったじゃないか。
常に自分と向き合って、何度も走るのをやめたくなる
弱い自分と戦っていたはずだ。
あの真摯な気持ちはどこへ行っていまったのか。

「ぶっ殺す」

そう思って(笑)追走していた。
そして、その時がやってきた。
長い下り坂が終わって、目の前にはまた上り坂が現れた。
「うわ、また登りかよ」そう思った時、前を走るその女子ランナーが
スピードダウンした。

どうやら力尽きてしまったようだ。
わかるよ、わかる。目の前の登り坂みたら気持ち折れるよ。
「ふっ、たしたことない野郎だぜ(野郎じゃないけど)」
そう思って追い越そうとしたその刹那、
思いもしなかったことが起きたんだ。

女子ランナーが素敵な笑顔でオレに声をかけてきたんだ。
「この坂、勝負どこです。ガンバです!」

オレは
「あ、はぁ、はい。がんばります(小声)」
そう返すことしかできなかった・・・。

完全なる敗北だろう。人としてオレは負けた。
「ぶっ殺す」と思っていた人に「ガンバです!」と
声をかけられた。

やられた(笑)

やはり戦友だったのだ。彼女は一緒に戦っていてくれたんだ。
死ぬまでに一度は口にしたい言葉ランキングでは
常に上位にランキングされる

「オレのことは気にするな、先に行け!」だ。

そんな戦友を、オレは卑怯にも後ろから撃ち殺そうとしていたんだ。
オレは人として恥じた。
そして、そうなったからには、もう、この後、その女子ランナーに
追い越されることはできないだろう。

がんばって走りましたよ。

しっかし、あせったね。いきなり声かけられて。
いや、あるみたいなんだ。
つらいレースでは、最後のほうでみんなで
「がんばりましょう」って声かけあってゴール目指す、
とかって青春物語(バカにしているわけではありません)

オレも、もう少し人間として、サブ4ランナーとして(あんま関係ない)   
成長しなきゃな、なんて思ったとか思わなかったとか。

あと、最後につまんない話になるんだけど
普通、マラソン大会ってゴール後にいろいろもらえるんだけど
例えば、スポドリとかTシャツとかタオルとか。

もちろん、参加費にそのお金含まれてはいるんだろうけど
楽しみの一つではあるんだ。

で、今回はフード引換券ってのがあってさ(けっこうめずらしい)
ゴールしたらドリンク、おにぎりセット、焼きそば、ザンギ、
フライドポテトの中から好きなの一つもらえるってのがあって。
お祭りレベルのたいしたもんじゃないよ。

でも、走り終わったらやっぱり腹減ってるからさ。
楽しみにしてたんだ。何食べようかなーって。
並んだ時はけっこうな行列できてて。
並びながら「何食べようかなー」って。

しょっぱいもの食べたいから、焼きそばにしようかな、
それともザンギにしようかなーって。
いや、どっちにしようかなーって。腹減ったー、って。

もうすぐオレの番、ってところでオレの何人か前から、
なんか雲行きが変わったんだ。
みんな楽しみにしてたはずなのに、なんか不機嫌な
空気が漂ってきたんだ。

で、オレの番。

ポテトしかなかった。

他品切れです、だって。
おまえ、オレ、そんな遅い方じゃなかっただろ。
いや、ポテトって、おまえ。

焼きそばとザンギで迷ってたオレの時間返せ
ばかやろう(笑)

 

 2015/07/02(木)                               『進化』
 

Apple musictとかってサービスが始まり
いよいよ日本でも定額制ストリーミングサービスで
音楽を聴くのがあたりまえな時代がやってきたのかもしれない。

海外では数年前から定額制のそれが主流になっているらしいが
日本でもそうなるだろうか。

CDが売れなくなった、チャートがクソみたいな音楽ばっかりだ、とか
言いつつも、「音楽」はまだまだ巨大ビジネスに成りう得る
コンテンツみたいだ。
聴く手段は変わっていっても、音楽はみんな好きなんだね。
結局NO MUSIC NO LIFEってことなんだろうか。

しかし、すごい時代だ。
Apple musicに関しては(他は知らない)まだ邦楽の充実度に難あり、
って感じらしいが
(この曲あったー、と思ったらオルゴールバージョンだったとか)
それでも世界中の音楽が数百万曲、安い金額で聴き放題だ。
今なら3ヶ月間無料らしいし。

まぁ、これは今に始まったことじゃなくて、たとえばYouTubeが
出てきたあたりから無料で音楽を聴ける時代は始っていたんだけど。

そりゃあCD買わなくなるよな(笑)
そこらじゅうに無料の音楽が転がってるんだ。
途方もない数の曲たちが。
しかも、若い世代には「アルバム」単位で聴く、なんて
発想(習慣)はない。
いわゆる「捨て曲」が入ったものをわざわざ購入して
聴く必要はないんだ。

オレら世代は言う。
「いや、最初捨て曲だって思ってたのが何回も聴いてるうちに
好きになったりするんだよ」って。

現代の若者にそんな暇はないだろう。

なんで嫌いな曲をわざわざ何回も聴くんだよ、だったら新しい好きな曲
探したほうがよっぽどいいわ、って。
ってことなのかな。

まぁ、なんか知らんけど、時代はものすごいスピードで進化している。
オレは完全に乗り遅れている。
なんか、もう、そんな数百万曲聴き放題とか言われても、
「いや、けっこうです」ってなっちゃうわ(笑)
20年前に買ったCDとか普通に聴いてるもんね。
20年前だよ?20年!

もうね、ついていけねーわ。
今年もライジングとかフェスには行くんだけど、
だいぶわからなくなってきたもんね、出演バンド。
それでもライジングはまだ年寄りに優しいフェスだと思うから
見たいバンド多いけど、聞いたことねーまったく知らないバンドも
多くなったな。それはそれで楽しみだけど。

いつの間にか7月だね。

そういえば、昨日、とても7月とは思えない小雨降る寒い夜に
週末のマラソン大会に向けて軽くランニングしたんだけど
(ちょっと、最近走らなすぎでやべーな、って。)
何人もいたわ、同じようなバカが。小雨降る中走っているバカが(笑)

早く暑くならねーかな。7月なんだし。
オレは寒いより暑い方がいい派です。