あいとせいしゅんのひび
2015年06月分

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 2015/06/30(火)                              『上半期』
 

上半期が終ったわけだが。

早くね?ウソみたいだな。今年の半分が終ったとかって。
オレの上半期の印象は

「なんか寒い」

って感じかな。深い意味はまったくなくて
気温が寒い、って話だ。

オレの上半期での重大な出来事といえば
もちろんアレだ。わかってるよな?
そうだよ。その通り。

「サブ4達成」だ(笑)

今年は、けっこう早くから走り始めたと思う。
雪解けが早かったからね。
3月から外に出て走ってたと思う。

まぁ、もちろんその頃は外に出ると寒いわけだが
4月になっても5月になってもずっと寒かった印象だ。
結果それがよかったんだけど。たぶん。
少しくらい寒い方が走るの楽だから。

ホント、全然違うからね。気温によって。
ちょっと暑くなるとすぐバテるから。

でも今度は逆に寒いと「走る気」がしないんだ。
ポカポカ陽気の方が「なんか走りてーな」て思える。
困ったもんだ。

だから6月頭のレースに向けてのトレーニングは
いっつも「いや、寒みーなおい」とかって
嫌々家を出てたものだよ。

平日は仕事終わってから夜に走ってたからさ。
くっそ寒い日ばっかりだったな。

で、この頃も、もう7月になるってのに、なんか寒いでしょ。
実は今週末もマラソン大会あるんだけどさ。小樽で。
まぁ、つっても、10キロだから。

サブ4ランナーのオレにしてみれば

大したことねーけどな!
って、こともなくて、なんか山の中走るレースでさ。
つっても、思いっきり山の中走るトレイルランってわけでもなくて     
舗装道路を走るんだけど、けっこうな高低差なんだ。

前にその辺でキャンプしたことあるんだけど
(そのキャンプ場がスタート地点)
車で走ってて、すげー登りだな、とか思ったくらいだから
けっこうアレだろうな。

疲れるだろうな。

次の日、太ももパンパンパターンだよ、きっと。
で、最近全然走れてなくて。

だって、寒いから。

ホント寒くね?
日曜日もライブ終わって、打ち上げで飲んで帰る時、
くっそ寒くて凍えそうになったもん。

なんか、マラソンとか天気とか
つまらない話でごめんね(笑)
天気の話しか話題なくなったら終りだね。

そんな上半期でした。

アルバム完成まで残された時間はあと半年。
けっこうやべーな(笑)

 

 2015/06/26(金)                               『泥棒』
 

なぜだろう、オレたちの前の人がいっつも時間を守らないんだ。
スタジオの話だ。バンド練習の。

今までも何度かその時間泥棒のことを書いたと思う。
時間泥棒と言っても、そいつらの盗むものは「時間」だけではない。

だってスタジオを使用している人は
スタジオレンタル料金を払って使用しているんだ。
だから「時間」をお金で買っているということだ。
その時間を盗むんだから、要するにお金も盗んでいることになる。

ただの泥棒だ。

コソ泥だ。

昨日もコソ泥が現れた。
オレはそのシーンを見ていなかったのだが
牧野メンバーの目撃談によると
オレたちの前に使っていたやつらの一人が
終了時間ぎりぎりにスタジオから出てきたという。
そして受付の人にこう言った。

「すいましぇ〜ん、時間延長してもらえませんくゎ〜」
(牧野のモノマネを再現)

いい加減にしてくれ。

次に使う人がいなければ、もちろん時間延長は可能だ。
しかし、その確認はもっと早い時間にしなければダメだろう。
そんな時間ぎりぎりに確認して、延長できません、ってことになって
で、そこから後かたづけかい?

時間過ぎちゃうよね?
次の人に迷惑かかるよね?
小学生でもわかるよね?

でも、こいつらはわからない。
なぜなら、コソ泥だからだ。

いつだったかも、こんなコソ泥がいた。

やっぱり時間が過ぎてからスタジオから出てきたんだ。
つうか、スタジオの人に「もう時間ですよ」って
注意されてから出てきたんだけど。

したら、オレたちに向かって
「すみましぇ〜ん」って。

男女二人でスタジオにインしてたみたいなんだけど
その女性の方が言ってきたんだ。
まぁ、二十歳前後だろうな。

自分はモテる、って思っちゃってるタイプだ。
全然違うけど、木村カエラ的な小さめ個性的な女の子だ。
そんなにかわいくはないんだけど、いや、もしかしたらブスかも
しれないけど、八方美人でみんなから愛されキャラだ。
(そう思い込んでいるはずだ。)

そいつが「すみましぇ〜ん」って。
スタジオから急いで出てきたしぐさ全開で。

で、入れ替わりでオレらがスタジオに入る間際、
オレたちにも聞こえるように、でっかい声でスタジオの人に
「スタジオの中の時計がなんかー遅れててー」

だって。

うるせーコソ泥。
その時計見たけど、全然遅れてねーわ。
っつーか、むしろ進んでたわ。

きっと、クソみてーな音楽やってんだろうな。
だってコソ泥だもん。
聴く人の心も盗みます、ってか。

やかましいわ。

明後日6月28日(日)はライブです。
コソ泥に邪魔されながらも、がんばって練習しました(ウソ)       
見に来てね!

 

 2015/06/24(水)                               『戦争』
 

オレは昔から歴史というものが嫌いだった。
ここでいう歴史とは、教科としての「歴史」だ。

だから学校で学ぶ「社会」の中の歴史のことだ。
お勉強だ。
ついでに地理もあまり好きではなかった。

要するに「社会」というものがが苦手だった。

嫌いだから成績が悪かったのか
成績が悪いから嫌いだったのかわからないが、
まぁ、その両方だと思うが、とにかく社会はダメだった。
いや、他の教科もダメだったよ(笑)

なんだけど、今はけっこう歴史に興味がある。
しかし、時すでに遅し。
きっとオレは一般レベルよりもそれに関する知識が
著しく乏しいだろう。きっとそれは恥ずかしいレベルで。

歴史に興味あるといっても、国内の戦国時代みたいなのには
相変わらず興味はない。
思い切って言ってしまえば、サムライなんていなかったんじゃないか、 
そう思っている。宇宙人レベルで。
だって、おかしいだろ、いきなり刀で人を斬りつけるなんて。
いや、いきなりかどうかはわからないが。

「戦国武将で誰が一番好き?」

なんて質問は
「サッカーJ2のギラヴァンツ北九州の選手で誰が一番好き?」
って聞かれるのと同じくらい答えを探すのが難しい。

てきとーに答えるとしても、だ。
要するに誰一人思いつかない。

じゃあ、どんな歴史に興味があるのかっていうと
戦争の歴史だ。
近代史ってことでいいのかな。違うかな。

なんか第一次世界大戦とか第二次のそれとか
その辺。たぶん。

っていうのも、このところ、戦争についていろいろアレでしょ。
韓国がどったらこたら沖縄がどったらこったら。
集団的自衛権がどったらこったら。

それぞれオレなりに意見はあるのだが、如何せん
戦争に関する知識が恥ずかしいくらいにない。
だから、もしかして頓珍漢な意見を持っていたら
嫌だな、そう思ってもう少し詳しくなりたいな、
とか思っているんだ。

まぁ、そんなでもないけど(笑)
もちろん、そう思っているだけで終わるのだが。

しっかし、なんで戦争って起きるんだろうね。
けっこう不思議なんだよな。

領土を広げたい?資源?食料のため?
ってことは、結局、金?
それだったら貧乏な国が戦争仕掛けてきても
いいような気がするけど(戦力ないだろ、とかは置いといて)
そうじゃないよね。
どっちかっていったら、金持ちの国から仕掛けてるよね。

もっと、なんか違うものかな。
民族のプライドのようなものとか(なんだそれ)
宗教的ななにかとか。

それとも、人間っていう動物は戦わなきゃ
なんかダメなアレなんだろうか。
本能的にというか。

他の動物って、例えばライオンとかって
食べるため以外に他の動物を殺すことってあるのかな。
なんとなくムカつくから殺す、みたいな(笑)

よくわからない。

ギラヴァンツ北九州にどんな選手がいるのかくらいわからない。

 

 2015/06/22(月)                              『12人目』
 

日常生活を送る上で、だからネットやらテレビやらの情報が
洪水のごとく流れ込む現代日本社会において、ここまでまったく
1ミリもその情報を目にしなかった自分に驚いた。

この週末(土曜日?)J1リーグの1stステージにおいて浦和レッズが
史上初の無敗で優勝したというニュースを見た時だ。

わからないことだらけのニュースだった。
まず、「1stステージ」ということだが
一体、今、何ステージまであるのか。
イメージとしては、やっぱり前期後期みたいな感じで
2ndステージまでだろうか。

なんか、いっつも優勝を決めるシステムが変わっている気が
するのだがそうでもない?
だからここでいう史上初の「史上」とはどこから始まった
歴史なのだろうか。

システムどうのこうの関係なく、だからキングカズが真っ赤なスーツで
風船から現れたあの時からの「史上」なのだろうか?
それとも今のシステムになってからの話だろうか。
そもそも今のシステムはいつから始まったものなのか。

ところで、Jリーグって1年中やってるの?
J1って何チームあるんだろう。もちろんJ2だってわからない。

とにかく、Jリーグがまったくわからない。

もちろん、それほど興味はないので(笑)調べる気もしないが。
コンサドーレがJ2だってことは知っている。

なんでも、シーズン初め、浦和レッズは調子が悪かったらしい。
もしかして野球でいうところのオープン戦的ななにかかもしれないが
とにかく勝てなかったらしい。

で、サポーターとか呼ばれる人たちが応援スタンドの前に出てきて
選手や監督に罵声を浴びせる。それはもう、ヤ○ザみたいな物言いだ。
それに対して選手も熱く叫ぶ。

「わかってる!もっと行かなきゃないのわかってる!
見ててくれ!やってやるよ!だから一緒に戦ってくれよ!」

とにかく熱い。
しかしなぜにそこまで熱くなるのかわからない。
一体そこで何が行われているのだろうか。

バカにしているわけではない。いや、ホントに。
ホントにホント。
うらやましいとさえ思う。ホントに。
あれだけ熱く応援できたら
楽しいんじゃないかな、スポーツ観戦。そう思う。

しかしわからない。
サポーターとやらが、どうしてあそこまで
上から物を言うのかわからない。

まるでオーナーか何かのような高飛車具合だ。
たいした金も出してねーくせに。

いや、そういったサポーターとか言われる人たちの
入場チケット代もバカにならない収入源なのだろうか。
だから「まぁ、言わせておけ」的なスタンスなんだろうか。

それとも、本気で「12人目の選手」なんてことになってるのだろうか。  
お前たちが一緒に戦ってくれなかったら、俺たちは勝てないんだ、
とかって。

マジでわからない。

そのサポーターって人たちが、どの程度どうなのか。
いや、サポーターどころか、ホントにJリーグというものが
よくわからない。

とか言って、じゃあ、プロ野球には詳しいのか、ってなれば
とんでもない、それもよくわからなくなっている。
これは単に年をとった云々ではないだろう。

だって、昔からオヤジといえばプロ野球だろ。
年をとったらよりプロ野球が好きになるんじゃないのか。

なんだろ、もちろんJリーグよりは幾分わかっていると思うが、
例えばセ・パ両リーグで12球団あるとか。
なんかクライマックスシリーズなるものがあって
各リーグ上位3チームがそれに出場できるとか。

でも、例えば去年の日本一のチームはわからない。
よくよく考えれば、あるいは思い出せるかもしれないが
パっとは出てこない。

みんなもこんな感じなんだろうか。
それともオレだけだろうか。
みんなはJ1に何チームいるとか知っているのだろうか。

とにかく、1stステージは浦和レッズが
無敗で優勝したそうだ。史上初だそうだ。

すごいね。

ホントにホント。
 

 2015/06/19(金)                               『停滞』
 

そういえば、すっかりアルバム作りは停滞しております(笑)

いや、いろいろやることあってさ。
つっても、そんな大したことじゃないんだけど。

一時期集中してガーってやってたんだけど、最近はなんかアレで。
なんか知らんけど新曲できちゃって、それ完成させるのに
時間取られて。
ってほど作り込んでるわけでもないけど、でも、今度のライブに
間に合わせようと思ってつくってて。

とかやってると、一旦、アルバムつくりは置いといて、ってなるでしょ。
とかやってると、またアルバム完成は遠のいてしまうんだけど、
いや、今年中には完成するよ。

これからは、マラソンで時間取られることもそんなにないはず。
今年走る大会は、あと、7月の10キロと10月のハーフだけの予定だし
もう、この前のフルマラソンで燃え尽きてるから(笑)
それほど走り込んだりもしないだろう。
(いやー目標達成できてよかった。がんばらなくていいっていいね!)

しっかしさ、この前、ポロっと新曲できたんだけど
やっぱりできるときはポロっとできるもんだね。
メロディーまで一気にできたの久しぶりだな。

え?曲作るのって最初にメロディーあるんじゃねーの?
とか思うかもしれない。
うん、そうかもしれない。でも、オレは違う。

それがよくあることなのか違うのか知らないけど、
なんか伴奏だけが先にできる。
で、最後に、歌どうしようかな、ってなる。

伴奏だけが先にできる、ってなんかおかしいと思うだろ?
だって、伴奏って歌のためにあるものだからだ(たぶん)
歌メロが決まってないのに、いや、メロディーどころか
どこに歌が入るかも決まってないのに伴奏が先にできるって
どういことだよ、って話だ。

知らねーよ。

オレだって知らねーよ(笑)

そもそも、オレ、ドラム(リズム)からつくるからね。
なんかこのくらいのテンポで、って決めて。
いや、速いか遅いかくらいのアレだけど。

で、ギター入れて。で、完成!って。

で、最後に歌どうすっかな、って。
いや、なんとなくはあるよ。ララララーって。
でも、ホントなんとなくだから。

今回は少しポジティブな歌詞つけてみようと思ってる。
思ってるだけだけど。
でも、ポジティブな歌詞ってセンスないやつ書くと(オレ)
イモくさくなるから気をつけないとな。

夢は叶う、とかその類。

いや、もっと「今」を切り取った方がいいかな。
「Facebookでつながる未来」みたいな方向で。

なんだそれ、超イモくさいね。

つーか、オレっていつもなんのこと歌ってるんだろうね。
よくわからないです。

 

 2015/06/17(水)                               『予測』
 

ここ最近、日本列島で火山活動が活発になってきている、とか
地震が頻発している、なんて報道を目にしたことがあると思う。
報道っつうか、噂話のレベルに思えなくもないが。

で、それに伴って全国の、いや世界の火山学者だか地震学者だかが
「予測」をしているわけだ。
いついつどこどこで地震が起きる!とかっつって。
で、誰々の予測がすんげー当ってるとかなんとか。

まったく意味がないと思う。

仮に100%予測が当たっとしても。
って、ま、100%はないだろうから80%くらいに
精度が上がったとしようか。

例えば、オレは札幌に住んでいるわけだが
「1週間後、午前3時に釧路で震度5強の地震が起きます」
と予測されたとしよう。

どうしろってよ?
オレはどうしたらいいんだ?
なにもできないだろう。それが仮に100%当る予測だったとしても。

釧路じゃなくて札幌だって同じだ。
「来週札幌で震度6強レベルの地震が起きる確率80%です。」
そう予測されたとしてだよ?
会社にこう言うやつがいるだろうか。

「あの、なんか来週、大地震が起きるらしいんで
1週間会社休みます。」

オカルトの世界だ。あいつはアブないやつだ。
そう思われて即刻クビだろう。

意味ないんだよ。未来予測。

災害に備えての備蓄だってそうだ。
簡単なところでは、なんかほら、銀色のリュックに
水やらカンパンやらを入れて押し入れに置いとくやつ。
いや、押し入れじゃなくてもいいんだけど。
せいぜい1日分の食料とか水だろ?

ぜってー意味ねぇよ。

3.11レベルの災害になれば、そんなもん持ち出す余裕ないだろうし
そもそも家ごと津波に流されているわけで。

家がなんともないレベルの災害なら、その辺のコンビニとか店だって
なんともないだろうし。そこで買えばいいし。

いずれ自衛隊やらなんやらが助けてくれるんだ。
家に置いてある銀色リュックの中身レベルの
食料や水はすぐに配給してくれるだろう。

あとさ、例えば家飛び出して避難所に行ったとして、
で、そこで友人知人に会ったときにさ、
銀色のリュック背負ってら、恥ずかしくね?
「なに、お前、それにカンパンでも入ってんのか(笑)」
ってならない?

今後そいつのあだ名は「カンパンマン」に決定だ。

今の日本で災害起きても、まず餓死することはねーだろ。
食料も水も備蓄する必要はないと思うがどうだろう。
家の地下に核シェルターレベルのもの作れるなら
それはそれで意味あるかもしれないけど。(あるかな?)
なにかあっても1年分の食料は備蓄してあります、とかなら。

まぁ、オレは核シェルターに入ってまで生き延びたとは
思わないけどね。人類がほとんど死滅した世界に生き残っても
なんかいろいろ大変そうだし。

でも、オレはアレだよ。どんな災害起きても
けっこう生き延びる自信あるんだ。
いつだったかの、いわゆる「秋キャンプ」よりは
環境いいだろうし、(秋キャンプの説明は省きます)
少なくとも、いろんなことがフルマラソンよりは苦しくないだろ?(笑)

あとさ、結局、実際に大きめの地震起きても、なんにもしないよね。
大きいって言っても、経験したことあるっていったら
せいぜい震度2とか3レベルだけど、
「あれ、なんか揺れてね?」「おーけっこう揺れてるぞ、これ(笑)」
とかつって、まったく危機感ないよね。
「なんだ、もっと揺れればよかったのに」って
思ったことあるやつもいるだろ?オレはないけど。

で、その時、窓開けるとかガスの元栓閉めるとか
(何が正解かは知らないけど)   
まったくなにもやらないよね。

たぶんないと思うけど、地震で地面パッカ〜んて割れて
そこに落ちて死んだら笑うよね。
死んだら笑えないけど。

そういえば、最後に急にシリアスな話するのもなんだけど
奥尻島の地震災害でジィさんバァさん死んで
今年の夏で22年が経つ。23回忌ということだ。

阪神大震災とか東北の3.11のインパクトがデカすぎて
もうみんなの記憶にはないと思うけどね。奥尻島のやつ。

それらの災害で銀色リュックで命拾いした人はいただろうか。

 

 2015/06/15(月)                               『集団』
 

あれから1週間。

それぶりにランニング。サブ4の報告も兼ねて。
言ってみれば凱旋ランだ。
誰に報告するって、そりゃ、豊平川にだ。
オレのホームグラウンド、豊平川河川敷。
オレやったよ、って。ここ走ってサブ4達成したよ、って。

その日も多くの市民ランナーが豊平川河川敷を
走っていたのだが、全員おれより遅いランナーみ見える(笑)
絶対にそんなことはないのだが。

そんなことより、河川敷にはやっぱりあいつらがいた。
6月に集団で踊るあの人たちだ。
本番前、最後の練習なのだろう。
リーダーらしき女性が熱のこもった指導をしていた。

「ほら!時間ないんだから!」

とかつって(笑)
大変だなーとか思って見るオレ。

言っておくけど、オレはその踊る集団を忌み嫌っているわけではない。
ウソつけ、といわれるかもしれないが、もちろん、好きなわけでもない。
好きか嫌いかってなれば、まぁ、嫌いなのかもしれないが(笑)
最近はそれを見ても「へーがんばってるなー」くらいに思っている。

そんで、その河川敷で練習していた集団が、その衣装を見ても
なにをモチーフにしているのか、いまいちわからなかったんだ。
いや、けっこう、衣装がバラバラでさ。

そしたら、熱血女性リーダーがこう叫んだんだ。

「ほら!そこ!ルパンもっと前に出て!」

どうやら怪盗ルパンがいるらしい(笑)

河川敷で青空の下「ルパン!」とか大声で叫ぶその姿を見て
オレはこう思ったよ。

「アホだ、こいつら」

いや、いい意味で(いい意味の「アホ」があるかは知らない)
そのルパンを演じる?やつが自らルパンに立候補したのか
無理やりルパンになったのかは知らない。

でも、嫌だなー。
仮に(絶対ないが)それに参加することになって
「おまえルパンな」とか言われたら。
ルパンにはなりたくないな。

まぁ、この祭だかコンテストだかも、以前ほどテレビなんかで
取り上げられなくなったし(たぶん)
自らそこに見に行かない限り、それほど見かけなくなったよね。
そうでもない?

集団っていえば、時同じころ豊平川河川敷を集団で
ランニングしている人たちがいたんだけど、ものすごい数でさ。
2、30人の集団が3つくらい走ってて。

たぶん、全部同じチームなんだろうけど
私たちイケてるオーラがハンパなくて(笑)
まさかFacebookにあげてないだろうな。
いや、いいけどさ。

やっぱりオレ集団でやるやつはできないな。
踊りだろうとランニングだろうと。

まぁ、今まで誰にも一回も誘われたことないけどね!

 

 2015/06/11(木)                           『初体験その2』
 

いい加減にしろよ

そう思ったのは10月に開催される札幌マラソンのエントリーが
今日から始まるってことに対してだ。

ちょっと待てよ。
オレ、まだ太もも筋肉痛なんだよ。いい加減にしろよ。
早いだろ。もうちょっと後でいいだろ。
なんかまだ肌寒くて夏も来てねーつうのに
なんで秋の話なんだよ。

っつーか、まだ走る気起きねーわ(笑)
つっても、猶予はない。
ここ何年か、2、3日で定員いっぱいになって
エントリー終了が終了してしまう人気の大会だ。

ま、エントリーするよ。すればいいんでしょ。
ハーフだし。
ハーフマラソンってなんだっけ?
ああ、フルマラソンの半分ね、半分。
20キロちょい走ればいいわけね。はいはい。

ハーフなんかちょちょいのちょい、
なわけねーよ。
それはそれで簡単ではない距離だ。
ま、てきとーにがんばるわ。

話は変わって、不思議な体験をしたんだ。

また不思議体験かよ、そんな声が聞こえてきそうだ。
前回も書いたからね、不思議体験。
しかも、あんまり不思議じゃねーやつ。

にしても、この前書いたのは誰でも体験できることじゃない。
だって、まず、フルマラソン走らなきゃならないからね(笑)

今日のは違う。誰でも体験できる。たぶん。
それを体験したのは2、3週間前だったかな。

理由を説明するのはめんどくさいんだが、
まぁ、いろいろアレがアレして札幌はススキノにある
ビジネスホテルに宿泊したんだ。

札幌でビジネスホテルに宿泊したのは初めてだ。

あたりまえだろう。札幌に住んでるんだから。
まぁ、終電なくなるまで飲んでホテルに泊まる、
なんつーパターンもあるかもしれないけど(ねーかな)
あるいは、ちょっと人には言えないチョメチョメな
アレで利用するパターンもあるかもしれない。

いずれにしても、オレはそういう経験はない。

次の日も普通に仕事だったから、その用意をしてまずチェックイン。
もう、出張のそれだ。
ホテルに入った瞬間に、そこは札幌じゃなくなったんだ。
いや、オレの中の感覚が。

どっかに出張できた感覚になったんだ。

で、荷物置いてススキノに繰り出したわけだが。
そこは、ススキノじゃなかったんだ。
いや、間違いなくススキノなんだけど。

感覚がどっかの知らない土地に来た、って感じなんだ。
なんかいい店ねーかなー、なんてその辺歩いてみたり。
いつも歩いてる道なんだが(いや、そんないつもじゃねーけど)
なんか違う。いや、同じなんだけど、なんか違う。

不思議な感じなんだ。

なぜだろう、そこは知らない街なんだ。

ビジネスホテルから出てきただけでさ。
あんまりホテルから離れないほうがいいかな、なんて思ったり。
なんでかは知らない(笑)

ラーメン食べちゃったりしてね。
コンビニ寄ってホテル帰って。

そこは知らない土地のホテル。
次の日は朝食食べて。
もう、もろ出張パターンだ。

で、豊水ススキノから地下鉄乗ったんだけど、
ホテルから駅までの道もなんか初めて歩いたような感覚なんだ。  
清々しい晴れた朝の空気がそう感じさせたのかもしれない。

で、駅も初めて来たような感じで。
昔は毎日使っていた駅なのに。
あれ、大通り行きのホームこっちだっけ?って
なんか自信なくなったり(笑)
大通りでの乗り換えも、なんか自信ないんだ。
アレ?こっちだっけ?って。

なんだろう、あの感覚。

でも、なんとなくわからない?その感覚。
ビジネスホテルに宿泊しただけで
知らない土地に来たような感覚。

これ、おもしろいよ。

 

 2015/06/09(火)                              『初体験』
 

マラソンの話の続き。

といっても、レースの話ではないよ。

だって、おまえらド素人にフルマラソンを3時間台で走る
エリートランナーのオレが高度なマラソンテクニックについて
語ったところで馬の耳に念仏状態だろう?

不思議な体験をしたんだ。

といっても、それほど不思議でもないけど。
世界が変わった、というか。

といっても、それほど大袈裟な話でもないけど。

走り終わって帰り道。
車で札幌まで帰ったんだけど。
昨日も書いたけど、サブ4達成した!って喜びより
あー、もう走らなくていい、って安堵感の方が大きい感じで。

今までに味わったことのないような開放感(笑)
まぁ、それだけ苦しかったんだよ。特にラスト3キロなんか。

たぶんみんなそんな経験したことないと思うけど、
ゴールして気力でなんとか自分のテントにたどり着いて
あ、マラソン大会ってけっこうみんな自前のテント張って
本拠地にするんだけど、そんで、テントに入って
横になったら、ほんとに体が動かなくなったんだ。

いや、ちょっとは動くよ(笑)
でも、ほんと立ち上がれなくなって。
立ち上がるどころか、上半身起き上がることも
できなくなって。

オレ、そんな状態でちょっと笑ったもんね。
あー、老人になって寝たきりってこんな感じかな、って(笑)

で、1時間くらい休んでなんとかこんとか動けるようになって
帰路に就いたわけなんだけど。

ラジオを聴きながら帰ったんだ。FMラジオ。
最近は車でCD聴くのもなんかめんどくさくて(笑)
ラジオを聴くことが多いんだ。

FMつっても、しゃべりの多い番組で。
なんかラジオドラマみたいなのもやってたな。
くっだらない内容だったんだけど。

それがさ、

なんか知らないけど、ものすごくおもしろかったんだ(笑)
オレ、何回も笑っちゃって。
今までラジオ聴いて笑うことなんて、そうそうなかったと思う。

これって、やっぱり開放感からくるなんかかな?

いや、よくわからないけど、おもしろかったんだ。
大したことない内容だったんだけどな。今思うと。
でも、笑ったんだ。

オレの中でなにかがどうにかなってたと思う。

そんな不思議な体験でした。

といっても、あまりその「不思議さ」は
みんなに伝わっていないと思う。

いや、ほんと、なんか世界が変わったような気がしたんだよなー。  
大袈裟に言えばね。
疲れすぎてバカになっていただけかもしれないけど。

今はもう、普通です。

 

 2015/06/08(月)                               『結果』
 

「やっぱダメだったわ(笑)」

この言葉から始まることを誰もが思っていることだろう。

昨日、千歳JAL国際マラソンという大会でフルマラソンを
走ってきた。42.195キロだ。

当然、サブ4を目指して。

スタートまでは完璧な流れだった。
千歳までは車で行くわけだが、駐車場がそれほど多く
用意されていない。
会場近くの小学校のグランドなんかを解放しているわけだが。

3年前この大会に出た時も満車だらけでウロウロした経験がある。
だから今回は早めに出発して、会場から一番近い小学校に
難なく駐車することができた。
もう、この辺からレースは始まっているといってもいいかもしれない。

早く着いてしまったから受付開始時間までけっこうあったのだが
しかし、この大会運営はすばらしい。

準備ができたからといって、予定より早い時間から受付が
始まったんだ。
オレが到着してすぐのタイミング。
並ぶことなく受付完了。

普通ないよね、そういうこと。
準備できててもわざわざ時計見て
カウントダウン方式で「はい、今から受付開始です」みたいな。
決まりだから、つって。アホだよね。誰も得しないのに。

そんなんで、ここまで無駄な体力を使わないで済んだ。いい流れだ。
しばらくして、朝食を食べる。時間は7時20分。
スタートが10時20分だから3時間前。
本にそう書いてあったから。食べる量も本に書いてあるのを
参考に。おにぎりやら餅なんかを。

こんなに食べて大丈夫か?って量。
でも、後半のエネルギー切れを防ぐために食えという。

これがオレを苦しめることになる。

10時20分スタート。

積極的に前の方に整列したからスタートラインまでのロスは
40秒程度。

走り始めてすぐ「腹きっつい」と感じる。
食いすぎだ(笑)

いや、もう、吐き気がすごい。腹いっぱいで。
普段、練習前にあまり食べないからな。慣れてない。
そういえば本に書いてあったな。
食べて走る練習を、って。それはやっていなかった。

15キロくらいまでは、とにかく「腹きっつい。吐きそう」って。
脚がどうのこうの走りについて考えることはなかった(笑)

その後なんとか腹も落ち着いて(よかったー)
30キロくらいまで快調に思い通りのペースで走る。
30キロ過ぎに脚が動かなくなる
いわゆる「30キロの壁」はなかった。
いーぞオレ。練習の成果だ。

でもやっぱり35キロ地点くらいかな。
残り7キロってとこで脚が重くなる。
それまで1キロ5分30秒ペースできていたのが
6分くらいまで落ちる。マズいな。
でも、なんとかイケる。はずだ。

残り5キロ。

だいぶ脚が動かなくなる。苦しい。
それまでこまめに時計を見てペースを調整しながら走っていたが
どうでもよくなってくる。
余裕あってもなくても、もうこれ以上ペース上げられねーわ、って。

歩きたくなる。

でも、ここまで(たぶん)計画通りにきている。
今までの苦しい練習を思う。
今あきらめたら、あの時間はなんだったんだろう、って。

練習によって得るものは、もちろん体力的なことが一番だが
「思い」にも大きな影響をあたえる。
あんなに走ったんだからイケるだろ、っていう自信もそうだ。

ここまで来たんだ。残り5キロだぞ?
練習なら楽勝な距離だろ。
ぜってーやるぞオレ、と決意新たに。

でも、どんどん苦しくなる。
何回もやめてー、歩きてー、そう思う。

ぜってーやる。やめてー。の繰り返し。

残り3キロ。

そこに公式の時計が置いてあった。
経過時間じゃなくて、時刻を表示していた。

時刻は14時00分08秒。
サブ4まで残り20分を切ったところだ。
1キロ6分で走れば、まぁ、なんとかサブ4を達成できる。
しかし、キツい。脚が動かなくなってきている。
幸い脚が攣るとか靴ずれで痛いとかはない。

あとは気力の問題だ。

そこからだ。
オレのまわりにいた集団が、チラッチラ自分の腕時計を
気にする回数が増え出したんだ。

オレのまわりで走っているんだから、実力はサブ4ギリギリの
人たちだろう。
中にはオレのように初サブ4を目指している人もいるはずだ。       
その人たちがチラッチラ時間を気にし始めたんだ。

現時点でサブ4ギリっつうことだ。

オレはもう疲れすぎて、あまり時計を見なくなっていた。
そしてその集団はグワーってペースアップし始めたんだ。
みんなから「ここで踏ん張るしかねーべ」そんな気持ちが
伝わってくる。
集団でグワーって。

4時間を切る切らないには雲泥の差がある。天と地だ。
ウンコとカレーだ。ジョガーとランナーだ。
その瀬戸際に立たされた集団。オレもそこにいた。

おめーらすげーわ、そう思った。
なんでこっからペース上げられんのよ?って。
どうするオレ?付いていかなきゃサブ4無理なのか?
でもきっつい。でも、行くしかねーだろ。
みんなチラッチラ時計見てるし(笑)

なんとか付いていく。

残り3キロはダラダラ登りだ。きっつい。
その3キロの長いこと長いこと。

残り1キロ。

もう、よく憶えていない(笑)
最後の曲がり角が見える。
やっとだ、やっと。

ゴール!

こんな嬉しかったことはない。
その瞬間はタイムとかどうでもよくて
とにかく終わったことが嬉しかった。

「もう、がんばらなくていい」って(笑)

これに似た話をなんかのコラムで読んだことがある。
教育に関するコラムだ。

ある女子小学生が鉄棒の逆上がりができなかったという。
それで毎日放課後に一生懸命練習したという。
担任の先生も一緒に。
先生は「努力は報われる」みたいなことを
教えたかったのだろう。

そしてある日、逆上がりに成功する。
その時女子小学生は笑顔でこう言った。

「やったー、もう練習しなくていいんだね!」

教育とはなにか、というコラムだ。

ま、そんな話はどうでもいい。
結果だ、結果。オレのフルマラソンの結果。

パンパカパーン!3時間56分13秒!

サブ4達成!!!

いやー疲れたね。
ゴールした後、脚痛いわ腹筋攣るわで
1時間くらい動けなかったから。マジで。
体力の限界、気力もなくなり、だ(笑)

オレは残り3キロからの自分に、あのマラソン女子
オリンピックメダリスト有森裕子の名言を送りたい。

「自分で自分をほめたいと思います」

よくがんばった、オレ。

もういいわ、サブ4挑戦(笑)

 

 2015/06/06(土)                              『本番』
 

ついに明日だ。
千歳JAL国際マラソンでフルマラソンを走る。

もちろん、アレだ。サブ4を目指す。
いい加減ご存知だと思うがフルマラソンを4時間未満で
走りきることをサブ4という。

簡単なことではない。
しかしそれ程無理な話でもない。
それがサブ4だ。

市民ランナーでサブ4ランナーかそうじゃないかは
大きなアレだ。なんかこう、アレだ。
全然違う。なんかが。

オレは今まで3回フルマラソンを走っているわけだが
ベストタイムは4時間32分だ。クソだ。
もう、どのレースも辛くて死にそうになった。
去年夏の北海道マラソンなんて
「二度と走るか、このクソ野郎」
そう思った。

でもまた走る。

それもなぜ、サブ4を目指すのか。
こんなデータがあるからだ。

毎年フルマラソンを完走している人の、
だから2時間台で走るトップランナーから、6時間も7時間も
かけて完走している人も全部含めた、とにかく
フルマラソンを完走した人の3割がサブ4ランナーだという。

オレはスポーツに関して上から3割に入っていないのが
納得いかない(笑)
だってジイさんからバアさんから、女性も含めて
(って、マラソンに関しては男も女もないが)
その中で3割に入れないってくやしいだろ。

あと、ま、単純にここまでやってきて、そのくらいできないで
どうすんだ、っていう。

とはいっても、30分以上タイムを縮めなければならない。
簡単な話ではない。

しかしながら、オレは今シーズンはがんばっている。気がする。
真冬に(1月だか2月)参加した札幌ドーム室内ランニングを
皮切りに、スポーツセンターみてーなところで(ちんぽタオルね)    
ランニングマシンその他でトレーニングは続けてきた。

雪解けも早かったから走り始めたのも早かった。
5月の10キロレースでは自己ベストタイムを更新した(1秒)

大会前の今日まで1ヶ月で170キロ走り込んだ。
ちょっと足りないけど。
(一般的にサブ4を達成するためには月200キロの走り込みが
必要とされる。)

まぁ、でも、本に書いてあるトレーニング方法で
けっこう自分を追い込んで走った。
その程度はアレだが、間違いなく今までで一番トレーニングっぽい
ことをしてきた。気がする。
けっこう時計とにらめっこしながらのランニングだ。
最適なペースを体で覚えるために。

ちょっと心残りは、最後2週間、仕事が忙しかったり
天気が悪かったりで思うように走り込めなかった。
つっても、それはただの言い訳にすぎない。

さぁ、明日だ。

正直、サブ4達成の可能性は五分五分とみている。
マオちゃん風に言えばハーフハーフだ。

いろんなことがビタビタビターってはまればイケるだろ。
でも、やっぱり簡単なことではないのもわかっている。
なんせ30分以上のタイム短縮が必要だ。
大雑把に言えば、1キロ1分の短縮だ。
それは無理な気もする。

でも、プラス材料として、その愛読している
マラソンメソッド本にあった、これができればサブ4ができる、
っていう、まぁ15キロ走なんだけど、それで
これこれこのくらいのタイムで走れたら、
たぶんサブ4いけるよ、っていう。
それはクリアした。

だったら、できるだろ!オレ。
本にそう書いてあるんだから。
そう思い込むしかない。

しかし、一方で容易に想像できる。
30キロ過ぎで「やっぱりダメだったか」そう苦笑いする
オレの姿が(笑)

でも、そろそろいっとかないと、一生無理かもしれない。
いや、いるよ。50歳なってからマラソン始めて
サブ4達成する人。
でもさ、オレはさ、今できないのに50歳すぎてできると思えない。

チャンスはあまりない。

マラソンは苦しいことが多いから、自分を奮い立たせるために
みんないろんなこと考えていろんな名言残してるんだ。

有名なのは金メダリストQちゃんの
レース前に思う「あと、たった42キロだ」とか。
これは普段ものすごい距離を何百キロ何千キロも
走ってトレーニングしているから
それに比べれば、あと「たったの」42キロというわけだ。

同じく金メダリスト野口みずきの「走った距離は裏切らない」

作家の村上春樹が100キロマラソンに出場して
後半走るのが辛くなったとき
「オレは機械だ。辛い苦しいという感情をもつ必要はない。
ただただ前に進む機械なんだ」そう自分に言い聞かせたとか。

誰かのブログ。
この人も後半辛くなった時に
「オレは走るためだけに生まれてきた生き物なんだ。
足を右左交互にだして進まないと死んでしまうんだ。」
そう思って走ったとか(笑)

あと誰だったかが言った
「勇気を持ってスタートに立った君。おめでとう、君はすでに勝者だ」
とか。(かっけーな、おい)

最後は、オレは今回これを思って走ろうと思うんだが
いつも読むマラソンメソッド本を書いてる、まぁ、前にも書いたと
思うが岩本能史っていう人の

「あなたは過去の自分がタスキをつないだアンカーである」

過去の自分が頑張って練習を積み上げながらタスキを
つないできて、レース当日に走る自分がアンカーとして
タスキをもらったのです。

だって。

そう、箱根駅伝のように、中継地点で制限時間ギリギリで
転んで転がりながら這いつくばりながら、過去のオレが
オレにタスキを渡したんだ。

去年の北海道マラソン。クソっ苦しい後半何度も歩いてしまったが
「ここから新たな気持ちでがんばって!次のレースにつなげるよ!」
そんな沿道の応援に背中を押されてなんとか時間内に
ゴールした。そしてタスキをオレに渡した。
オレは受け取った。

明日はアンカー勝負だ。負けるわけにはいかない。

っていう想定で走るわ(笑)

でも、とにかく、明日は無事にスタートラインには立てそうだよ。
風邪もひいてないし、脚もどこも痛くない。
万全の体制にもってこれた。

サブ4もらった!

ま、どうせおまえらは結果報告で「やっぱりダメでした」
ってくると思ってるだろ!

オレもそう思う(笑)

とりあえず、明日10時20分にスタートする。
14時20分前にはゴールだな。サブ4だから!

その時間におまえらはもしゃもしゃカツ丼とか食ってんだろ?
少しはオレを応援しろよ。
あー、今頃あのバカ走ってんな、って(笑)

そんじゃ行ってきます。

 

 2015/06/02(火)                               『異物』
 

「いろはす」のトマト味、くっそマズい。びっくりするほどマズい。

なんかいろいろ間違えてるだろ、この味。
消毒用のアルコールみてーな味。
もちろん消毒用のアルコールなんて飲んだことないけど。

絶対飲まない方がいい。
って、書くと飲んでみたくなるかな(笑)
とりあえず、報告しておきます。
ちなみに普通のトマトジュースは好きです。

以下、まったく別の話。

自分には理解できない世界をのぞいた時、
そこには恐怖心みたいなものがあった。
「うわ、なんかこえー」って。

たまたまノリでとあるアミューズメントビルをウロウロしてみたんだ。
普段あまり行かないビルだ。
あまりというか、まったく行かないと行っていい場所だ。
なぜなら、基本若者が集うビルだからだ。

とは言っても、地下にはレストランや居酒屋があるので
特に入りづらいといったビルではないが、でも、ま、行かない場所だ。

若者が遊ぶであろう施設がごちゃごちゃあるビルだ。
ネットカフェやらなんやら。

で、まずはいわゆる「おたく」の人々がたくさんいるんだろうなー、
と思いながら入ったてみたのが
「なんちゃらけ」みたいな店だ(ほぼそのままだろ)

オレは今まで一回もその店に入ったことはない。
なぜならそういうものにあまり興味がないからだ。

そういうものとは、ほら、フィギュアだったりカードだったり
マンガだったり、結局オレには「おたくが好きそうなもの」としか
表現できないんだが、なんかそういうやつ。

世間一般から気持ち悪い、と思われるような風貌のやつらが
集ってんだろうな、と期待して行った。

たくさんいた。
思ってた通りのやつらがたくさんいた。
小太りでリュック背負ったやつら。

やっぱりこんな感じなんだなー、と思って見ていたら
そういう感じの女の子も多いのに驚いた。
小太りでなんかもっさい服着て、決まって髪が
アブラっぽくテラテラしている。
シャワーとかフロとか嫌いなんだろうか。

そのほか特徴としては、きっと仲良し二人組なんだろうけど
面と向かって会話することはしないんだ。
斜め方向をうつむき加減で見て、口には手を当てて小声で会話する。
見た限り、これがスタンダードなスタイルのようだ。
そして、けっこう、うひゃうひゃ笑っていた。

とても楽しそうだ(笑)

たぶん、お母さんと中学生くらいの娘との親子もいた。
二人とも髪はテラテラしている。
なんかショーケースをのぞき込んで
「かっこいいねー」とか言っていた。
そこにはコンバトラーVみてーな合体ロボの
超合金みたいなやつが飾ってあった。

「同人誌」と書かれたコーナーに行ってみる。
ものすごく賑わっている。
だいたいが「エロ」関係だ。たぶん。
「二次元」と呼ばれる世界なのだろう。
なんかおっかない。

オレは、いわゆる「おたく」をバカにしているわけではない。

へー、やっぱりこういう世界があるんだー、って。
で、けっこう盛り上がってるんだな、って。

冒頭にも書いたとおり、なぜかオレは怖かったんだ。その世界が。
怖くてあまり近寄れなかった。
きっと、どんなことを考えて生きている人たちなのか
想像できないから怖いんだと思う。得体が知れない恐怖だ。

たとえばそこに宇宙人がいたら怖いだろ?
そんなイメージだ。

そして、オレはここにいてはいけない異物だ。そう思った。
誰かに見つかったら、いっせいに襲い掛かってくるのではないか。
まるでゾンビのように。
そんな恐怖があった。

早々に「なんちゃらけ」から脱出して、次にゲームコーナーに行った。
ゲームコーナーつうかゲーセン?なんて言うんだろう。
とにかくゲームがたくさん置いてあるコーナー。

中高生みたいのがたくさんいた。
なんか踊るゲーム?で一心不乱に踊っている女子高生がいた。
それに群がる男子。
見られるのが快感なのだろう。

音楽と画面に合わせてボタンを押すゲームにも
人だかりができている。簡単なところでは太鼓の達人みてーな。
レベルはまったく違うが。
「ボタンを押す」なんて生易しいものじゃない。

もう、なんかスポーツだ。かなり激しく腕を振り回して
連打連打、だ。北斗の拳のアタタタ状態だ。
画面の周りに円状に配置されたボタンを縦横無尽に、
まるで千手観音のようにアタタタタタター、って。

滑りがよくなるようになのか、痛くないようになのか
みんな軍手をはめてプレイしている。

異様な光景だ。

しかし、そこにおいても、異物はオレだ。
なにか物音をたてたら一斉にゾンビとなって襲ってくるのではないか。
そんな恐怖があった。

なんかもう、まったく時代についていっていないオレがいる。
(こんなのを「時代」とは呼びたくないが)

それが年をとるということなのかもしれない。
おじさん、家帰ってランニングしてるわ。

そう思った週末の夜でした。