あいとせいしゅんのひび
2012年02月分

            
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 2012/02/29(水)                             『フーファイ』
 

フーファイターズって「フーファイ」って呼ばれてるの?
ウソだよね?
なんか、ほら、来日公演が中止になったとかって
ニュースで「フーファイ」でおなじみの、みたいなこと
書いてあったからさ。

そんな呼び方してるやつ見たことねーぞ。

若者はそう呼んでるのかな。
いや、でも別に若者に人気のバンドってわけでもないだろ。
どっちかっつったら、おっさんどもの方が好きなんじゃないか。

だっておかしくない?
「どんなバンド好きなの?」とか聞かれて

「フーファイ」

とかってか?おかしいーだろ。なんかおかしーだろ。
もしかして、そういう使い方じゃねーのか?

「今度のライブどこでやるの?」
「フーファイ」

そんな感じか?いや、意味はわかんねーけど(笑)

それとも、コンビニ行った時使うのか?
「お弁当温めますか?」
「フーファイ」

野球もいいかもしれないな。
「4番 サード フーファイ」

冗談はさておき、明日から3月だってよ。
いや、それの方が冗談だろって話だけどさ。                

やっつけ日記でした。
 


 2012/02/26(日)                             『キャンセル』
 

ギターアンプ修理の続報だ。
まだ修理は終わっていない。

とりあえず、この前某楽器屋を窓口に依頼した修理は
キャンセルした。

とにかく「修理高いですよー」ってオレを脅してきた(笑)
あの楽器屋だ。
東京の山野楽器で修理するということだったんだけど。
とりあえず見積もりするってことで。
見積もりも有料なんだけど、ま、それはいい。
送料とかもかかるだろうから。

で、先日、窓口の楽器屋から見積もり終わりました、って
電話があったんだ。

4万6千円だという。

前も書いたが、オレのアンプは定価で10万ちょっと。
今新品で買うと、たぶん8万円くらいだと思う。

高いな、そう思った。
いや、やっぱりその辺できたか、そう思った。

即キャンセルするまで高くない、だから、なんとか
その金額だったらギリギリ修理するんじゃyないか、って
金額だ。

って、まぁ、修理・交換の部品の金額は決まってるし
インチキできるものではないかもしれない。
でも、思ったんだ。そうきたか、って(笑)

で、聞いてみたんだ。
「なんでそんなに高いんですかね。」って。

したらさ、オレが修理依頼していない箇所まで
修理することになってんだ。

あまり詳しく書いても、よくわからない人もいると思うけど
オレのアンプは真空管を使ってるやつで、その真空管は
確かに消耗品なんだ。定期的に交換が必要になる
部品だ。

でも、特に気になる劣化はなかったと思う。
なのに交換するという。
で、聞いた。

「真空管ダメになってるってことですかね?」

楽器屋は言った。
「いや、どうなんですかね」

バカこら(笑)ガキの使いか。
いくら窓口になってるだけっつたって、楽器屋だろオマエ?
で、見積もりだけでも金とるんだろ?

「いや、どうなんですかね」って、笑わしてくれるわ。

でも、ま、あんまりバカにはしたくないけど
どうせ楽器屋だしな。どうせバンドマンの兄ちゃんだもんな。
なんも考えてないよな。文句言ってもムダだよな。

だからやさしく言ったよ。
「とりあえず修理が必要な状態なのか、消耗品だから
交換をお勧めしますよ、ってことなのか確認してもらえます?」
って。

で、「交換をお勧めしますよ、って話なら交換しない場合の
金額も聞いてもらえます?」って。

したら

「はぁ」

だって(笑)クソこら。

で、次の日さっそく電話があったんだ。
結局、交換をお勧めしますってことで。
真空管を交換しない場合は3万円かからないって。

オレは修理をキャンセルした。
なんかその、テキトーな対応が気に入らなかったからだ。
山野楽器が悪いのか、窓口の楽器屋が悪いのかは知らない。
ま、窓口の楽器屋が悪いんだけどね(笑)

山野楽器がテキトーな対応でも、窓口になってる以上
詳細を確認するべきだろ。
だって楽器屋なんだぜ?
別にオレ、なんでも窓口になりますよ、って
クリーニング屋に依頼してるわけじゃないんだぜ?

ダメだなー、あの店員。っつーかちゃんと指導できない
上の人も。ま、みんなダメなのかな(笑)
だってさ、商売も下手なんだよ。
今日さ、山野楽器からアンプもどってきたってことで
その楽器屋に行ったんだよね。

ま、文句言う気もないので「お手数かけました」つって(笑)
「やっぱり高かったですかね?」とか言ってきて。
「あ、いや、ま、なんか、だったらお金足して違うアンプ
買ったほうがいいかな、とか思って」
とか言ってさ。

「あー」

とか言ってた(笑)

オレだったらね、例えば5、6万くらいで買えるアンプとか
用意しとくよね。ま、5、6万くらいじゃ同レベルのアンプは
買えないかもしれないけど、中古とかって選択肢もあるだろうし。

修理するのもいいですけど、この辺のアンプ使ってみませんか、
とか言って売り込むけどね。

だって、すんげーめんどくせーけど修理しようとしてる客だよ?     
しかも4万6千円でも修理迷ってる客だよ?
売り込むチャンスでしょ。

ま、どーでもいいんだろうね(笑)

で、修理をキャンセルしたのは、そのグズグズっぷりだけが
理由じゃないんだ。
他のいーところを見つけたんだ(笑)

その辺の話は、修理が終わったときにでも報告するよ。
山野楽器のボッタクリっぷりが暴かれるか?!(笑)

 

 2012/02/22(水)                             『終わり』
 

とても悲しいことがあったんだ。

その話の前に、クソみてーな男と女の話をしたい。
クソみてーっつうか、クソそのものだ。
もう、セックスのことしか考えていないような男と女だ。

いつだったかな、2週間くらい前か。
バンドの練習でスタジオにいったときだ。

オレたちが使っているスタジオはいつも空いている。
グーたらバンドのオレたちにしてみれば
予約も取りやすいし、居心地もよく、とてもいいスタジオだ。
しかし、そのことが悲しい話へとつながる。

ま、それはおいといて。

ご存知かと思うが、こういうスタジオは「時間」で料金を払う。
1時間いくら、とかって感じで。
時間を買っている、と言ってもいいだろう。

たいていのスタジオは次から次へとバンドが予約入れてるから
次のバンドに迷惑をかけないように楽器や機材を片付ける
時間も考えてスタジオを使用しなくてはならない。
いや、次のバンドがいなくても時間を守らなければいけない。
時間でお金を払うんだから。

だが、しかし、耳から脳みそ垂れ流してるようなバカな若者は
他人のことを思いやることはできない。
もう、ギリッギリまで使って時間オーバーして
アホみてーな顔して、汗垂れ流して片付ける光景は
別に珍しくもない。
ま、バカな若者だ。大目に見てやりたいものだ。
一生懸命、練習してるんだしね。

とはいえ、最近はそんな光景を目にすることはまずない。
そこのスタジオは客が全然いないからだ。
だから、そのことが悲しい話へとつながる。

ま、それはおいといて。

その日、珍しくオレたちの前にスタジオに入ってるバンドが
いたんだ。
で、なかなかスタジオから出てこなくて。
時間ギリッギリで男二人が「すんません」とかつって
でてきたんだ。

さ、入れ替わりで入ろうかな、と思ったら
まだ男と女がいたんだ。

なんか駄弁ってんだ。スタジオに二人っきりになって
興奮してるんじゃないだろうか。
たぶん、セックスのことで頭いっぱいだ。
デレデレなんか話してる。

いや、バカ、クソやろう。
もう、時間過ぎてんだって。
上にも書いたけど、まだバンドの練習ギリギリまで
やってんなら大目にみるよ。

なんだよ、おまえら。デレデレ話しながら、もう、今晩のセックスの
こと考えて興奮してんだろ?クソが。
とにかく、出ろ。そこを出ろ。
オレらは金を払ってそこを借りてるんだ。
とても安い料金だが、それは関係ない。

いや、ホント理解できないんだ。その行動を。その思考を。
なんで、人の迷惑考えれらない?
なんだよ、おまえら。まず出て来い。出てからセックスのこと
話し合え。

そんな若くもねーのに異性を意識しあって気持ち悪りーな、おまえら。
結局、スタジオのオッサンに「早く出て」とか言われてんの。
はずかしい。
シブシブ出てきたら案の定、変な顔してんの。男も女も。
クソだよ、クソ。クソ同士、とにかくセックスのこと考えてんの。

ま、たぶんだけど。

オレは時間にうるせーんだ。
時間を守らないやつが一番許せない。
クソみてーなやつに、オレの時間を奪われることが許せない。
クソやろーが。

で、その日、練習を終えて帰ろうとしたとき
スタジオのオヤジがボソッと言ったんだ。

「3月いっぱいでここ閉めるから。」

「え?」

とても悲しかった。なぜだかとても悲しかった。
あー、またどっかホームにするスタジオ探さなきゃねーな、っつー
めんどくせー思いもあったが、なんだろう、長く続いたものが
終わる悲しさなのか。
なにかを長く続けている人たちを、どこかで仲間だと
思ってるんだろうな。その人がそこから去ってしまう悲しさなのか。

オヤジは言っていた。
「もう昔みたくバンドで上目指す若者いなくなったんだよ」

確かにそうかもしれない。
バンド人口は減っているのだろう。
でも、混んでるスタジオは混んでるんだぜ?オヤジ(笑)
でも、ま、言ってることはわかる。

たいして儲けるわけでもない。オヤジもいい歳だ。
そして、そのスタジオ周辺の街が再開発の影響で駐車場が
なくなったりなんだり、ま、いろんな辞める理由が
一気に押し寄せたんだろう。

仕方のないことだ。
なんだっていつかは終わる。
エロチカもそのうち終わる(笑)

しかし、でも、悲しい話っていうのはそのことじゃないんだ。
いや、それも悲しいし、それ関連の話なんだけど。

昨日、松岡くんとスタジオ入ったんだけど。
したら、松岡くんがスタジオ内にドボドボ飲み物を
こぼしてしまったんだ。
床はじゅうたん敷きだ。

やべーやべーってことで
オヤジをよんできたんだ。
オヤジが雑巾でそれを拭きながらこんなことを言ったんだ。

半分冗談なのはわかる。でもそれ言っちゃーダメだオヤジ。
オレもそう思ったけど、口に出したらダメだ。
オレらが「すんません」って言ったらオヤジはこう言ったんだ。      

「いーよいーよ、どうせもうなくなるから(笑)」

って、オヤジ、こら。悲しいこと言うな(笑)

ま、オヤジ呼びに行く前、やべー!って言ってる松岡くんに
オレも言ったんだけどね。

「いーべや、どうせなくなるんだし」

ってね(笑)

でもさー、ホントなんか残念なんだ。

 


 2012/02/19(日)                           『普通にして』
 

会社ではインスタントコーヒーを飲んでいるんだ。
ネスカフェエクセラとかって、ま、たぶんインスタントコーヒーの中では
一番メジャーなものなんじゃないだろうか。

コーヒーにこだわりを持つ人は、インスタントなんてマズイよ、
そう言うかもしれない。
オレだって、まぁそうだな、やっぱりゃんと淹れるコーヒーの方が
おいしいと思うよ。家で飲むときはそうしてるし。
でも、ま、ちゃちゃっと飲むならインスタントでもいいと思っている。

って言ってみたものの、そこまであれこれ考えてコーヒーを
飲んでいるわけではない(笑)
そこに山があるから登山するように、そこにインスタントが
あるからそれを飲む。それだけの話だ。

ところで、今は味がどーのこーのってのは問題じゃない。
詰め替えについてだ。

このネスカフェエクセラの詰め替え用のやつは
袋のやつをザザーって空き瓶に入れるんじゃなくて
なんか筒状のやつをビンの口にあてて
ガスってはめ込むと、一気にズサって詰め替えられるやつなんだけど。

こういうやつね

なんか、こぼさずに一瞬で詰め替えられる、とかっていう
詰め替えシステムなわけなんだが。

何回やっても少しこぼれるんだ。

いや、初めてやったときは、慣れてないせいかな、と
思ったよ。おもいっきりが足りなかったかな、とかって。
それから数回、やっぱり毎回こぼれるんだ。
なかなかコツつかめないな、なんて、どちらかといえば
自分を責めたよ(笑)

でも、回を重ねて、どう考えても俺はベストを尽くしている。
丁寧かつスピーディーに、そして時にはしなやかに。

でも毎回こぼれる。

なんか、あの、なんつーか普通の袋のやつにしてくれないかな。
つーか、まぁ、自分でそういうの買えばいいだろ、って話だが
でも、オレは詰め替えの中身を元々の中身と違うのに
するのが好きじゃないんだ。

で、ネスカフェエクセラの詰め替えは、このガスってやる
筒状のやつしかないみたいなんだ。

とにかく嫌なんだ。
粉っぽいものが、っつーか粉がこぼれるのが嫌なんだ。         
後始末がめんどくさい。
粉は嫌だ、粉の後始末は。

ところで今度の土曜日は弾き語りライブだな。
なに歌おっかな。
早く決めないとな。やばいな。

そうこうしてるうちに2月も終わるんだろうな。
早いな。こわいね。

 

 2012/02/15(水)                                『死』
 

「死」というものは、やはり、なかなかに難しいものだ。
当事者は大きな悲しみを伴うだろうが、係わりのない者にとっては
悲しみがないどころか、時には笑いを誘うことさえあるだろう。

ホイットニーヒューストンが死んだ。

全世界の人々が悲しんでいるという。
果たして、この死はオレの人生になにか影響を与えただろうか。
答えは否(いな)だ。

もちろん、悲しくもない。
仮にオレが、実はホイットニーヒューストンの歌から多大な影響を
うけていたとして、例えばライブのときMCで
「いやー、ホイットニーヒューストンが死にましたよね」
なんてオレが言おうものなら、まず間違いなく多くの人は

「あ、あいつふざけてる。」

そう思うことだろう。ふざけてないのに、だ。
しかし、それもしょうがいないことだ。
それ程にオレとホイットニーヒューストンの死とは
結びつきのない出来事だということだ。別世界の出来事と言っていい。

オレの口から「ホイットニーヒューストン」と発音された時点で、
いや、もっと前「ホイット」あたりで、多くの人が「あ、あいつふざけてる。」
有無を言わさず、そう決めつけられることは想像に難くない。

ましてや、どうだろう。オレが少々正確な発音で
「ウィットニー」なんて発音しようものなら
「あいつは人の死を冒涜しやがって、けしからんやつだ」
なんて罵声をあびるのも、そう現実味のない話しでもあるまい。

しかし、それはオレだけだろうか。
ウィットニーの死が別世界の出来事だと感じているのは
オレだけだろうか。

オレはウィットニーの訃報を聞いたあとで、何人かの人に
その話題をふってみた。

「いやー、アレだよね、ウィットニー死んだよね。」
って、ウィットニー言うわけねーだろ。

「いやー、アレだよね、ホイットニーヒューストン死んだよね。」
そう話しかけたとき、全員が全員、こう言ったんだ。

「ねー」

もしくは

「なー」

それ以上の会話には発展しなかったんだ。
どう絞り出してもそれ以上の会話には発展しなかったんだ。
スーパースターの死と言えば、キングオブポップ
マイケルジャクソンの死もまだ記憶に新しいだろう。

オレにとって、そしてたぶん多くの人にとって
ウィットニーの死よりもその衝撃は大きかったはずだ。
じゃあ、そん時の会話はどうだったのだろう。

「マイケル死んだよね」

「なー」

やっぱり「なー」とか「ねー」だったのではないか。
一人くらい「おしマイケルっ」と言ったやつもいたような気もするが
記憶が定かではない。

人の死を語る時、時にそれは不謹慎な方に脱線しがちだが
しかし、人の死とはそういうものだろう。知らんけど。
関係のない人にとっては、どこまでも関係のない出来事なのだ。

日本の芸能人だか歌手だか知らないが、その辺の人が
とってつけたようにウィットニーの死について「悲しい」とか語るのを
見るにつけ滑稽でしょうがない。おまえ別に悲しくねーだろ、って。
さらに、おまえウィットニーに影響受けたとか言うなよ、はずかしい。
その歌唱力で、とか思われちゃうんじゃないのかな。

だったら、もっと身近な、だから国内の「死」について語ったら
それは盛り上がる(という表現はアレだが)のか?
といえばそうでもないだろう。

たとえば、「いやー田子ノ浦親方死んだよね」そう言ったとしたら
十中八九、次のような言葉が返ってくると予想する。

「誰それ?」

「いや、元久島海さ。学生横綱から鳴り物入りで角界入りした久島海さ」

「知らねーよ、そんなやつ」

間違いなくそんな会話になるだろう。
しかし、それは不謹慎でもなんでもない、しょうがない話だ。
だって、誰だか知らない人が死んだところで、やっぱりそれは
別世界の話なのだから。

じゃあ、もっと身近な人だったらどうだ。

「昨日、裏の佐藤さんが死んだそうだよ」

ここで問題になるのは、昨今の住宅事情において
だからマンションなど集合住宅だらけの住宅事情において        
「裏」の佐藤さんなど存在するのだろうか?という問題だ。
「裏」だ。「裏」に住んでる佐藤さんだ。
昔、よく遊んでもらった裏の佐藤さんだ。

時には「魚釣ってきたんだけど食べないかーい?」
そう言ってクーラーボックスを抱えて裏口から
入ってきたこともあるだろう。
なんせ裏の佐藤さんだ。
裏口から入ってくるに決まっている。

そんな裏の佐藤さんが死んだら、少し悲しいかもしれないね。
ウィットニーの死よりはさ。

 

 2012/02/13(月)                         『そんな高いの?』
 

とにかく楽器屋がオレを脅すんだ。
ものすっごい高いと思いますよ、って。

ギターアンプを修理に出したんだ。
とりあえず、まずは見積もりってことで。
完璧にぶっ壊れたわけじゃないんだけど
ちょい前からチャンネル切り替えとリバーブが
ちょっと調子悪くて、騙しだまし使ってたんだけど
ここいらで、ま、ビシッとしとこうかと思って。

この前のライブ終わりで楽器屋に直行してさ。

したら、脅すわけ。「修理高いっすよー」って
若造の店員だかバイトだか知らないけど。

オレはだから「あ、そうですか、ま、とりあえず見積もりして
みるかな」とか言えば言ったで

「見積もりだけでもお金かかりますんで」

とかってさ。見積もりだけで5000円くらいかかるんだってさ。
で、さらに脅しかけてくるんだ。
オレのアンプはフェンダーってメーカーのやつで
定価で10万ちょいくらいのやつなんだけど、ま、今なら
新品8万くらいで買えると思うんだけど、その若造の話に
よると、オレのよりちょいグレード上の、まぁ、定価で13、4万
くらいのアンプだと思うんだけど、先月だったか、それを
修理に出したやつがいたんだって。

修理代、9万くらいかかったんだってさ(笑)

そんなことある?(笑)
もちろん、修理内容にもよるだろうけど高すぎない?
ま、ちゃんとしたところに修理に出すってことで、
山野楽器つってたかな、正規代理店みたいな感じなんだろうけど
とにかく「工賃」が高くて高くて、って言うんだ。

で、オレ、冗談で
「いや、でもまさか新品より修理代高くなることないっすよね」
つったら、
「うん、まぁ、でも工賃がとにかく高くて」って言うんだ。

いや、まず否定してくれよ。笑って言ってくれよ。
「新品より高くなることはないっすよ〜」ってさ。

でも、どうする、「15万円です」とか言われたら。
新品2個買えるよ〜ってなったらよ。
笑えるからいいけどさ。もちろんそんな修理はしないよ(笑)

まぁ、でも、このアンプとも長い付き合いでさ。
もう12、3年使ってんのかな。
けっこう買ってすぐの時、161倉庫のライブで
ビールかけてぶっ壊しちゃってね。

ちゃんと修理したんだけど、たぶんそれが原因でそのあと
2回くらい修理してんだよね。
すでに、アレだよ。買った値段以上修理代かかってんだけどさ(笑)

それだけに、けっこう愛着あるんだ。
苦楽を共にしてる感じで(笑)
だから、今回もよっぽどアホみてーな金額じゃなかったら         
修理すんだろなー。
音もすごく気に入ってるから。
違うアンプ買うっつったって、探すのめんどくせーし。

ところで、あの楽器屋。
修理の手続きすんのめんどくせーだけなんじゃねーか(笑)
あんなにマイナス情報ばっかりならべて。

でも、それならそれで、違うアンプ買わせようとか
営業してきてもいいようなもんだけど、それもないんだ。
閉店間際の時間だったから、もう帰りたかったのかな。
修理の窓口なっても、そんな儲けないだろうしね。

っつーか、儲けもなにもどーどもいいんだろうな。
たぶんバイトくんなんだろうし。

それにしてもさー、な態度だったんだけど
ま、楽器屋はそれくらいがちょうどいいのか。
たぶん彼もバンドマンなんだろうし、
バンドやってる人はてきとーがお似合いだ(笑)

 

 2012/02/08(水)                              『粉々』
 

佐藤鉄平は去年の春に大学を卒業して地元札幌の
広告代理店に就職した。
決して大きな会社ではなかったけれど、何年も続く就職氷河期の中で
それ程苦労もなく正社員になれたのは運がよかった、
と、思えなくもない、ような気がしないでもない、そう思うこの頃だ。

要はこの会社に就職して正解だったのかよくわからない状態だ。
仕事内容もまだよくわからないし。

ただ、「広告代理店」という職業は気にいっている。
この不景気なご時世、昔ほどブイブイ言わす職業でもないが
それでも、なんだかかっこいい感じがするからだ。

友人にどんな仕事してるの?なんて聞かれたときには
「まぁ、電通みたいなアレで、テレビCMとかやったりさ」
なんて答えているが、もちろん鉄平はそんな仕事に
携わったことはない。

今やっているのは、個人経営のクリーニング屋のチラシ作りだ。
もっとかっこいいデカイ仕事をしたいが、しかし、まだまだ
駆け出しの身だ。
結果を出して成りあがっていくしかない、そう自分に言い聞かせて
がんばる日々が続いている。

自己投資も忘れない。よりスマートに仕事をしたいと思い
自前のiPadを購入した。

ただ、時代は思ったより最先端を求めていないらしい。
先日もクリーニング屋のおやじにチラシの案をiPadで
見せてやったら、「なんだ、見づらいな。紙に印刷して見せてくよ」
なんて時代遅れなことを言われてがっかりした。

「ほんとわかってねーな」と悪態つく鉄平であったが
わかってないのは鉄平のほうなのであった。

入社して半年が過ぎて、仕事にもだいぶ慣れたころ
同じ部署で働く鈴木加奈子が「今日ちょっと飲みにいかない?」
と鉄平を誘ってきた。なんでもプライベートなことで
相談があるということだ。季節は秋だ。もう、いつ雪が降っても
おかしくないような寒い日だった。

鉄平は有頂天だった。だって、会社のマドンナ加奈子先輩に
プライベートなことで、と、飲みに誘われたのだから。
歳は確か今年30才になったはずだが、若々しくて25歳くらいに見える
かわいらしい女性だ。仕事もできる。あこがれの先輩だ。

その相談には驚いた。いくらあこがれの加奈子先輩の頼みでも
正直、気の進まない内容だった。

札幌雪まつりで市民雪像をつくるのを手伝ってくれという相談だ。
もちろん、仕事ではない。休日を使っての手伝いだ。
仕事ではないといっても、得意先のかまぼこ屋の社員に
たのまれた話だ。
「遊び」ともまた違うのだろう。めんどくせーな。

なんでもかまぼこ屋の社長が強引に参加を決めたというのだ。
わが社も社員同士の絆をもっと深めて業績アップを目指そう、と
いうことらしい。社員は困惑した。かまぼこ屋がなぜ雪像を?
なにを作ればいいんだ?困り果てて加奈子に相談してきたという。

震災の影響だ。ある種、ここの社員も震災被災者
といえるだろう。

嫌だった。だってかっこ悪ぃーもん。雪像つくってるとこ
地元の友達に見られたら恥ずかしいもん。そう思うと同時に
でも、加奈子先輩も参加するんだし、仲良くるチャンスだな、
そう思った。

雪像をつくったあと「疲れたね鉄平、ホテルで休もっか」なんつって
加奈子先輩とセックスできるかもしれないしな。
なんて、いろいろと妄想し天秤にかけ迷ったが、結局、参加を決めて
「いーですよ、先輩のためにがんばります!」
ビールジョッキを頭上高く突き上げて宣言する鉄平であった。

やってみると意外な発見があった。
普段おとなしいかまぼこ屋の社員たちからは想像できない
少々荒っぽい「普段の顔」を見ることができたのだ。
自分の友人たちとなんら変わりのない、ノリのいい同年代の
若者だった。
休日に会社行事ということで愚痴交じりではあったが
みんな鉄平に積極的に話しかけてきて、話は弾んだ。

かまぼこ屋業界の話もたくさん聞けた。
聞いて行くうちに、鉄平の頭の中で
「こうすれば、もっとかまぼこ売れるのに」
といったアイデアが自然と湧いて出た。

そうか、そうなんだ!鉄平は気付いた。
仕事とプライベートはきっちり分けるべきものじゃないんだ。
日常の中から、いろいろなアイデアが生まれることだってある。
そう思うと、雪像を作っているだけでなにやら自分が仕事のできる
男になった気分だった。
ちなみに雪像のモデルは鉄平の意見で決まったもので

ダルビッシュだった。

広告代理店の社員が考えたとは思えない、なんのヒネリもない雪像だ。
とにかく、こうなると恥ずかしがってた雪像作りも
友人に自慢したくなる。
「市民の側に立ってイベントに参加してると、また違うものが
見えてくるんだよね。それを仕事に活かすってわけ」
なんつって。

毎日ぶらぶらしながらフリーターで食いつないでいる友人のタケシにも
メールした。
「オレの仕事っぷりみてくれよ、かまぼこ屋のダルビッシュ」
なんつって。

札幌雪まつりが開幕して二日目にさっそくタケシからメールがあった。

「なんか、ダルビッシュねーんだけど、おまえが言ってた場所に。
粉々になった雪のかたまりはあるんだけどさ。
誰かにぶっ壊されたんじゃね?wwww」

・・・・・・・・


オレは昨日、ニュースを見た時こんな悲劇があったのではないか、
そう少し不安になったんだ。
日中の気温が高ったために、札幌雪まつりで初音ミクだったかの雪像が
倒壊して近くにいたババぁが怪我したとかってニュースだ。

壊れてしまった雪像は、ま、しょうがないとして
オレが気になったのは、その他、壊れる危険性があると思われる
市民雪像3体も解体してしまった、というところだ。

テレビに粉々になった雪の塊の映像が映し出されていたんだ。
誰かが一生懸命作った雪像が粉々だ。

鉄平が仕事のなんたるやを知るきっかけとなった
雪像が粉々だ。

つーか、誰だよ、佐藤鉄平って。

そんなことより、今週の11日土曜日はベッシーでライブです。
来てね!

 

 2012/02/05(日)                          『英語ってかい』
 

昨日「oto to tabi」っていう音楽イベントに行ってきたんだけどね。
去年に続いて第二回目なんだって。

そんなイベントあることまったく知らなかったんだけどさ。

金曜日にmoleで前夜祭があって土曜日にプラニスホールで本祭って
感じで。プラニスホールに方にいったみたわけ。
向井秀徳が弾き語りできてたもんだからさ。

その日は4組出てたんだけど、Predawn(プリドーン)とかっていう
女性シンガーと向井の二つ見て。
Predawnも向井もギター弾き語りだったんだけど
ものすっごいよかったわ。どっちも。

Predawnって、まだ、「女の子」って感じの女性シンガーだったんだけど
ギターうまいし、(ミスタッチはけっこうあるんだけどなんかうまい)
歌もウィスパーボイス的な、だけどしっかりした透き通った
心地いい歌声で、英語(だと思うんだけど・笑)の歌詞も
すごいマッチしてて。

1曲だけ日本語の歌もあったんだけど、それはそれで、
なんつーかやさしい感じで心洗われたわ(笑)
なんかうまく、その音楽ジャンルを言葉で表現できないんだけど
ほら、オサレ女子が好きそうなやつさ。

実際、オサレ女子多かったな、会場。

で、向井。いつもどおり、おもしれかったわ。
しっかしギターうまいな。ま、プロだからあたりまえなんだけど
なんか惹きこまれるんだよな。
ナンバーガール時代の曲も何曲かやってたけど
いいアレンジで、すごくよかったわ。

で、なんかお客さんは地べたに(じゅうた敷いてあるけど)座って
見るスタイルだったんだけど、みんなおとなしいのな。
まぁ、騒げる雰囲気ではなかったけど、も少し、なんつーか
みんななんらかのアクションとってもいいと思うんだけどね(笑)
いや、楽しんでる雰囲気はアーティストにも伝わっては
いると思うけど、なんかもう少しさ。

ま、普段そんなに音楽音楽してないようなオサレさんも
多かったからかな。でも、何目当てなんだろ、オサレさんたち。
Predawnなのかな。でも、向井もみんな見てたしな。

で、音楽音楽ってなんだよ。

お客さんはけっこうたくさんいたよ。
イベントとしては成功なんじゃないかな、あれだけ集まれば。
誰がどんなアレでやっているイベントなのかは、いまいち
わからないけど。

それにしてもさ、こんなイベントあるってみんな、どこで
情報仕入れてんだろ。不思議だ(笑)
だって全然宣伝してなかったように思うんだけど。

いや、おめーはどうなんだよ、って話だけど、
オレは、まぁ、ほら、いろいろあって、偶然っていえば偶然だし      
アンテナおっ立ててたからっていえばそうなんだろうし。
まぁ、オサレイベントだから、ツイッターだなんだ
その辺で広がっていくのかな、イマドキは。

ほんと油断ならねーな(笑)

で、今、雪祭りの影響もあると思うんだけど、街には
外国人がたくさんいるでしょ。白人系もいれば
たぶん中国人が多いんだろうけどアジア系の方が多いかな。

プラニスホールに行くときもさ(知ってると思うけどエスタの11階ね)
エレベーターに乗ってたら、中国人らしきババァ4人組みが
途中の階から乗り込んできたんだけど、ドア閉まりかけで
走ってきたから、開くボタン押して待っててやったら、
そのババァ日本語話せないんだろうな、で、中国語より
そっちが伝わると思ったのか知らないけど
「センキュー」って英語言いやがったんだよね。

なんかムカついた(笑)

 

 2012/02/04(土)                          『インタビュー』
 

ノリ巻きくわえて豆まきしたか?
ちゃんとやれよ、そういうイベントごとは。
オレはやらないけどさ。

2月だってよ、2月。早えーよ、早すぎる。

ところで、今年はエロチカ結成20周年YEARってことなんだけど、
でも細かいこと言うと、ライブデビュー20周年って感じなのかな。
っていうのは、結成はもうちょい前だったんだ。
それがいつなのかっつーのは、ま、いまいちはっきりしないけれど。

なんとなく始まったしね(笑)

だって宣言するわけねーだろ。
「今日から、オレ、エロチカ始めます」とかっつって。

でも、やっぱり、なんか始まりをはっきりさせた方がいーんじゃねーか
っつーことで、いつだったか忘れたけど、とにかく始まりは1992年な!
ってことに決めたんだ。
だから、ま、そういうことでよろしくお願いします。

で、今年はいろいろやろうと思ってる。
って事あるごとに宣言しているオレだが、ま、ほとんど
実現しないだろうな(笑)
だって時が経つの早すぎるだろ。さっき正月だと思ったら
豆まきしろとか。
いい加減にしろよコラ。

で、たぶん、このHP上でだと思うけど、20周年を迎える今を
メンバー3人が語る、みたいなインタビュー的な企画をやろうと
思ってるんだけど、あ、もちろん捏造インタビューだよ。
捏造っつうか、ま、勝手に自分らでおもしろおかしく
ふざけててきとーに作るそんなやつ。

考えてみたら、この捏造インタビュー的な、ま、行ってみれば「遊び」は
昔からやってて、今となっては本当に「昔」の話に
なってしまったんだけど、だって20年くらい前の話だからね(笑)

アルバム完成する度に、それに関するインタビュー的なものを
作ってたんだよね(笑)
ほら、音楽雑誌のインタビュー真似てさ。
バンドやってる人なら、そういう「遊び」やったことあるでしょ。

ふざけないで、本気で答えてるアマチュアのそんなの見ることも
あるけどね(笑)。それはそれで、オレはそういうの大好きだから
楽しませてもらうけど(笑)

とにかくくだらないインタビュー的なものつくってたんだよ。
アルバムのコンセプトはどったらこったら、とかってさ。
で、今考えると不思議に思うのが、それを誰に見せてたんだ?
ってことなんだ。

当時はもちろん、パソコンなんて一般的じゃなかったし
インターネッツだって一般的なものはなかった。
っつーか、その概念すら知らなかっただろう。

ワープロで作っていたんだ。そのインタビュー的なものを。
感熱紙でプリントアウトして(笑)
で、なんか、その感熱紙の原稿を切り貼りして
原稿つくって、たぶんコンビニとかでコピーしてたのは憶えてるんだけど、
それを誰に見せてたのかが、いまいちわからない。

アルバム自体は、カセットテープなんだけど、ライブとかで
配ってた憶えはあるんだけど。
そのインタビュー的なものは配った憶えはない。

なんのために作っていたのだろう?

わからない。まったくわからない(笑)

まさか、メンバーの中だけで見てたわけじゃねーよな?
それだったら、ただのキチガイだろ。ま、キチガイなのかな、オレら(笑)
そうじゃないことを願いたいが、しかし、考えてみれば
アルバム自体、なんで作ってたんだ?って話にも
なってしまうよね(笑)
別にライブなんかやってない時代から作ってたんだから。

で、驚くかもしれないけど、そのインタビュー的なものの
原稿とか、オレまだ持ってんだよね(笑)
機会があったら、このHPで公開しようかな。20年を振り返る企画か
なんかで。
でも、内容があまりにもアレだったらやめるけど。
きっと、はんかくせーことばっかり書いてると思うんだ。

まったく憶えてないけど。

そんなのを始めとして、過去をさらけ出していきたいと思ってます。
でも、時間ねーから、どうだろね。