BORN TO RUN
走るために生まれた
クリストファー・マクドゥーガル(著)
近藤隆文(翻訳)
2010年02月 発行 |
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ノンフィクション
また「走る」関係の本になってしまうんだけど。
いや、だってさ、走るモチベーション維持するために必要なのよ、
なんか、こう、オレを奮い立たせてくれるなんかが。
この本はマラソンやってる人の中では有名な本で。バイブル的なさ。
まぁ、マラソンっていうか山の中走るトレイルランニングの話が主かな。
前から読もうと思ってたんだけど、なかなか分厚い本でさ。
ちょっと躊躇してたんだ(笑)
おもしろかったわ。
マラソンをやらない人が読んでもおもしろい、とか。
読んだらすぐにでも走りたくなる、なんてレビューを見るけど
オレはそこまで思わない(笑)
だからマラソンやってない人が読んでも、っつうか、
そういう人はたぶん最後まで読めないと思う(笑)走ることに興味ない人は。
小説ではないからね。分厚いし。
内容を簡単に説明すると、タイトル通り、人間は走るために生まれてきたんだよ、って。
ま、それはもちろん誇張で、人間は走ることに恵まれた動物だよ、くらいかな。
足の仕組みとか呼吸方法とかその他いろいろアレで。
もちろん、走る速さでは他の動物に勝てないんだけど
こと持久力に関しては人間以上の動物はいないらしい。
とかなんかそういう話。
どっかの民族の話が中心だ。原住民みたいな感じだと思う。
山の中に住んでいて、ずーと走り続けている民族がいるんだ。どっかに。
どこだったっけな、忘れた。
もちろん、ランニングシューズなんて履いていない。
古タイヤのゴムの切れ端で作ったサンダル的なものを履いている。
だから基本、裸足に近い。それでガンガン走る。
その辺から、ランニングフォームやクッションの効いたランニングシューズの
話が出てきて。
高機能のランニングシューズがが走りをおかしくしてんじゃねーか?って。
その民族の人たちは足痛めないのに、なんで俺達は年がら年中足痛いんだ?って。
結論的には
「値段の高いシューズを履いている人の方が足を故障する確率が高い」
とかいう話になって。
ナイキのランニングシューズはクソだな、って話になって(笑)
で、その走る民族と世界的に有名なウルトラマラソンのランナーたちが
レースするんだけど。
その辺は小説的で、単純に読み物としておもしろかったかな。
で、上にも書いた通り、オレは走るモチベーション維持するために
こういう「走る」関連の本を読むんだけど。
だから、その中にオレを奮い立たせる「名言」を見つけることも必要になる。
いいのがあったよ。
「人は老いるから走れなくなるのではない。走るのをやめるから老いるんだ。」
どうだい、これ。いいでしょ(笑)
それを実証?するデータとしてこんなことも書かれていた。
多くのマラソンランナーを見た時、こんなことが言えるそうだ。
19歳からマラソンを始めたとしてピークを迎えるのは26歳のとき。
そこからタイムは下り坂になる。
そして再び19歳の時と同レベルになるのは何歳だと思う?
けっこうビックリだよ。
64歳だって!
それを聞いたからには、アレだ。
まだまだがんばらなきゃなんないみたい。
ランニングに少しでも興味ある人は読んで損なし!
やっぱり、マラソンとかウルトラマラソンとかやる人は
基本的にバカなんだな、とわかる本(笑)
2016.04.12
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