ユーラシアの双子
大崎善生(著)
2010年11月 発売 |
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小 説
大崎善生ファンでなければこのタイトル、表紙、そして上下巻というボリュームに
手を出す人は少ないだろう(笑)
ストーリーは19歳の娘を自殺で亡くした主人公がユーラシア大陸横断の旅に出て。
んで、旅先で自殺を決意した同じく19歳の日本人女性の存在をたまたま知って。
その女性は主人公と同じルート同じ移動手段で旅をしてて、主人公の5日先を
旅してる感じ。行く先々のホテルや飲食店でその痕跡を見つけるわけ。
ブログも書いてるからけっこうピンポイントで行き先を想定できて。
で、なんとしても自殺をとめようとして追いかける、そんなようなお話。
まぁまぁおもしろそうでしょ?(笑)
いや、とてもおもしろかったんだけど、そのメインの話とは別に、
主人公がとにかく鉄道の中でもホテルでもレストランでも
酒を飲みまくるわけ。ビールだワインだって。
もうね、読んでると酒飲みたくなるのさ(笑)
で、ドイツだかどっかのレーベンブロイってビールあるでしょ?
日本でも売ってるから知ってる人も多いと思うけど。
なんか青いライオンのロゴマーク付いてるやつ。
主人公が旅先で知り合ったドイツに住んでる日本人と
そのレーベンブロイ飲みながら「ところでレーベンブロイってどんな意味なの?」
って聞いて「ライオンビールです」つって
主人公が「そんなことも知らないで飲んでたのかー」って爆笑するシーンが
あるんだけど、オレも爆笑したわ。
ライオンビールって。そのままやんって(笑)
たぶん誰も読まねーと思うけど、おもしーよ。
2012.
04. 20
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