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40歳問題
監督:中江 裕司
出演:浜崎 貴司
大沢 伸一
桜井 秀俊
他
2008 .12.20より全国順次
ロードショー |
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映 画
公式HP http://www.40sai-problem.com/
あらすじ
空前のバンドブームに沸いた1980年代にデビューしたミュージシャンたちも今や40代。時代は変わり、結婚や離婚、育児、親の介護といった中で、彼らはいかに音楽と人生を両立させているのか? 当時デビューした浜崎貴司、大沢伸一、桜井秀俊の3人が楽曲「LOST
CONTROL」を作る過程を通し、それぞれの今を生きる思いに迫る。
(シネマトゥデイ)
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バンドやってる人、音楽好きなひと、まずは見てくれ。
急げ!シアターキノで3月13日(金)までだ。しっかし上映期間2週間って
短ぇーなおい。まぁ、キノだからな(笑)よくあることだ。
上記公式HP見たり、あらすじの感じでは、なんだかおもしろそうだろ?
特にバンドやってる30代40代、いやバンドやってなくったって
40歳前後、そうアラフォー(笑)の人たちは興味持つだろ?
なんせタイトルが「40歳問題」だ。
この歳になってバンドなんかやってていいのだろうか・・・
オレもよく思う(笑)
で、この映画に出てくるミュージシャンたちは、どんな思いで音楽を
やっているのだろう?なにか「40歳問題」について、ある種の答えが、
いや、「答え」までいかなくとも何か「ヒント」を映画の中に見いつけることが
できるのだろうか?
そう思って見に行くと、きっと肩すかしをくらう(笑)
映画としては、おもしろくなかった。
主人公の3人のミュージシャン以外にも40代のタレントや作家なんかが
出てきて「40歳」について語るが、何かそれはむりやり「40歳問題」という
タイトルにあわせるように、とってつけたようなシーンになっている。
だから、その40代の人々のインタビューシーンのみ
あ、オレは「40歳問題」って映画を観てるんだな、と自覚するのだが
本編の3人のミュージシャンが、困難の末に曲をつくりレコーディングして
ライブをやるという流れの中に「40歳問題」はほとんど見えない。
だけども、だ。
それとは違う、なんだろ、ミュージシャンの生き様のようなものは見えて
おもしろい。
少なくともバンドなりなんなり音楽活動をしている人は
なにか胸にグッとくるものを感じるのではないだろうか。
特に交流のないプロのミュージシャンが、しかも曲をつくる目的も
なんだかよくわからない状況で、互いの心を探りながら進行する
その作業の模様は息苦しいほどだ。特に大沢伸一。
なんだか、とても難しい人間なんだ。でもミュージシャンとしては
そうあるべきなのかもしれないし。
互いにプロだから譲れない部分と、でも、単になんか映画の企画だし
妥協して作り上げるのもプロとしての仕事なのかもしれないし、
そういったジレンマが随所に見られて、なんつーか、
これ何のためにやってんの?って思ってしまう(笑)
きっと、こういった無理っくりな状況にをつくることで
「40歳問題」の何かが浮き出てくるんじゃないか?と思って
とりあえずカメラを回してみた、そんな感じなんじゃないだろうか?
失敗に終ったと思う。いや、オレに見る目がないだけかもしれないが。
形態としては、ドキュメンタリータッチのノンフィクション作品なのかも
しれないが、最初に意図的な状況をつくってからの撮影なので
結局フィクションだろ、って感じがする。
最初にも書いたが、映画としてはおもしろくないと思う。
でも、そこからいろいろ考えてみるのはおもしろい。
そんなんでオススメしてみた。
誰か見たら語り合おうぜ(笑)
2009.
3. 8
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