これはどうだろ?ってやつ 2


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1Q84

村上 春樹(著)

2009.05.29 発売
  小 説


クソつまんねー、わけではない。

村上春樹の「1Q84」、今ごろ読んでみたよ。
発売当時、本屋に買い求める人の行列がうんたらかんたらの
ニュース見て「バカじゃねーの」と思ったものだ(笑)

そんな、並んでまで買って読むべき「小説」がこの世にあるわけねーだろ、と。
この「1Q84」はハードカバーで全3巻、文庫本では全6巻と、
なかなかのボリュームだ。

なんでも、トータル100万部以上売れたとか。
トータル100万部といわれてもよくわからないが
そうだな、1巻を50万人の人が手にとったとしようか。

40万人は途中で読むのやめたんじゃないかな(笑)

まぁ、この小説に限らず、村上春樹作品は難解なものが多い。
と思う。
だから、村上春樹は好き嫌いがはっきりと分かれる作家だ。
ダメな人は、もうまったくダメ。好きな人はとことんハマる、みたいな。

オレはそのどちらでもない。

いや、どちらかといえば「好き」な方だが
でも途中で読むのやめた作品もある。
もちろん、どハマリした作品もある。
村上春樹作品は「これどういうこと?」とかっつって
理解しようとしたらダメだと思うよ。
その「世界観」を楽しめばいいと思っている。

そんなオレが話題の「1Q84」を読んでみた。
いや、もう全然「話題の」じゃねーけど。
調べてみると、あのフィーバーはなんと5年も前じゃないか!
けっこう「読もう読もう」思ってたのに5年経ってるとは。
光陰矢のごとし、ですね!

で、感想。
いろんなとこのレビューがイマイチだった割にはおもしろかったと思う。
村上春樹の「世界観」は健在だった。
でも、なんだろう、なんか物語がけっこう「普通」なんだ。

だから逆に今まで村上春樹の「世界観」に入り込めなかった人には
読みやすいかもしれない。
いや、その辺のクソ小説にくらべたら随分とおもしろいよ。

ただ、如何せん文庫本にして全6巻だ。長い。
そしてあの「話題だった」小説だ。満足のハードルは上がっていた。

結果、「う〜ん、この物語に6巻もいるか?」そう思った。
これが1、2巻で終わっていれば、「おもしろかった!」って
なったかもしれないけど、とにかく物語のわりに長げーな、って。

かるーく内容を書いてみれば
死体の口から小人が出てきて空気から糸つくって、その糸でサナギつくって
そのサナギからなんか生まれてくる、みたいな。

そんな話で全6巻。

どう?読みたい?(笑)

                                             2014.03.24


ウィルゲート

小島 梨揮(著)

2012.4.6 発売
  ビジネス書

ビジネス書っていうか、まぁ、ベンチャー社長のサクセスストーリー的な。

若くして企業した社長が帯にもあるように22歳で借金1億円。倒産寸前。
そこから立ち直っていく物語。

物語っていうか実際にあった話。ま、物語っていえば物語だけど。
おもしろくなくもないんだけど、オレは割とこういう類の本も
よく読むので、言ってしまえばありふれた話で。

ありふれた話つっても、一般人からしたらとんでもない苦境を
乗り越えるわけなんだけどさ(笑)

22歳で借金1億円で仲間の裏切りあり家族の不幸ありと
若くして波乱万丈な人生を歩んでいることには間違いない。
でも、もっとすんごい波乱万丈な社長の本はいっぱいあるわけで。

「もっとすんごい波乱万丈」って表現なんとかならんか、オレ(笑)

いや、なにがダメかって、某ネットショッピングサイトのトップページで
オススメされてたから買ってみたんだけどさ。
レビューが高評価だったからさ。感動しただなんだ。ほとんどみんな5つ星評価で。

そこからのこれかい、ってことでno good。

やっぱあれだなレビューを盲目に信用するのもあれだな。
レビューしたのみんな関係者なんじゃねーか、って思うくらいに。
期待し過ぎたオレが悪いのか。

まぁ、読んで損はないと思うけど、もっとおもしろいサクセスストーリーは
そこらへんにゴロゴロあるから。
読むなら、とりあえず有名どころから読んでもいいんじゃないかな。

この本の内容を簡単にまとめると、がんばれば報われるってことです。
みんな、がんばれよ(笑)

                                             2012.04.23


嫉妬事件

乾 くるみ(著)

2011.11 発売
  小 説

クソすぎ。

ホントにクソなんだ。クソつっても罵倒する意味はもちろんのこと
話の中に本当にクソが出てくる。うんこだ。
プロの作家が書いたとは思えないほど、クソのオンパレードだ。

たぶん誰も読むことないだろうから、ネタばれ関係なく書いちゃうけど
っつうか時間の無駄だから絶対に読まない方がいいと思うんだけど
なんかさ、本棚の一番上の段に並べられている本の上に
クソが置いてあったんだ。

それは下から見えない位置だから、誰かが手を伸ばして
その本を取ろうとすると、のっかてるクソが落ちてくるって寸法だ。

誰がクソ爆弾を仕掛けたのか?

それを解き明かしていく推理小説だ。

一瞬、読みたくなるだろ?(笑)やめておけ。クソおもしろくない。
クソだけに。やかましいわ。

この「乾くるみ」って作家は、なんつーかな、読んでいることを人に
知られたくない側にいる作家なんだけど(もちろん個人的な感想です)
だってこの名前(ペンネーム)にして男なんだぜ?
本人の写真見たことあるけど、「うわーこいつがくるみ?」って感じの。
ペンネームにどんな意味が込められているのかとかはまったく知らない。

なんだけど、過去の作品で「リピート」ってのと「イニシエーションラブ」って小説が
いろんな意味でおもしろかったもんだからさ、他の小説もまぁまぁ
読んでみてるわけ。でも、どれもイマイチで。

で、この小説。イマイチどころかクソです。

もう、クソとしか言いようがありません(笑)

                                             2012.04.09