あいとせいしゅんのひび
2016年08月分

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    2016/08/30(火)                          『未来』 
    
そんなことできるの?なんて思っている人も少なくないと
思うが、近頃テレビCMなんかでよく目にするのが
車の「自動運転システム」みたなやつだ。  

矢沢の永ちゃんが「やっちゃえニッサン!」とか
やってるやつだ。

今、市販されている車でできることは
自動ブレーキとか高速道路で一定速度で走る
クルーズコントロール程度の技術だと思うが
最終的には全自動を目指すのだろう。

だから、たとえばカーナビ的なものに行き先を入力したら   
ドライバーが寝ていてもそこに到着するようなシステムだ。

そう聞くと、なんとなくいろいろ無理だろ、
う思うかもしれない。
なんか知らないけど、いきなり猫が飛び出してきたら
自動ブレーキでも止まれないんじゃない?とか(笑)

オレもなんとなく無理じゃね?と思うんだけど
だって、こんな複雑な交通システムのなかで
寝てるだけで目的地に着くなんてあり得るのか?
どんな未来の話だよ、と思う。

なんか、ほら、昔よくあった未来予想図でさ、
透明なパイプの中を車みたいなもので移動する、とかなら
できそうな気もするけど。

でもさ、よくよく考え見れば十分可能だよね。
現代のテクノロジーで自動運転システム。

もちろんそれらはコンピュータ制御によるシステムに
なるんだけど、それができないって考えるってことは
コンピュータが人間の脳の処理能力より劣っている、
ってことになっちゃうよね?

それはないわ。

すでに将棋も囲碁も人間はコンピューターに勝てない。
ディープラーニングだかなんだかがものすごいことに
なっていて、アレだ、とにかくコンピューターは
すごいことになっている(笑)

自動運転って、要するにレーダーみたいものだと思うんだ。
例えばミサイル迎撃システムとかあるじゃない?
飛んできたミサイルに標準定めてミサイルで
撃ち落とすやつ。

それできるなら(成功の確率は知らないけど)
まわりの車を避けながら走るのなんて簡単だろ。
人間の脳と手と足で運転できるんだよ?
コンピューターでできるよ。

逆にミサイル飛んできたときに人間の頭だけで
計算して方向決めて撃ち落とせる?って無理だよね。

とにかく、できるんだよ。どう考えても近い未来に
自動運転システム。

問題は、それが必要か?って話なんだ。

オレはいらないと思うな。

いや、運転嫌いのオレにはうれしい未来かもしれないけど、
って、オレが生きているうちは、そこまで全自動には
ならないか。

ま、なったとして、でもやっぱり、目的地まで
寝てる度胸はないな(笑)なんか怖い。

あと、やっぱり猫が飛び出してきたら
止まれないと思うし(笑)

 

    2016/08/28(日)                      『結果発表〜』 
    
これは北海道マラソン終了後、テレビ塔の下でやっている  
ビアガーデンで打上げをした模様だ。
ジンギスカンを食べた。
紙エプロンの位置が風でなびいておかしいけど(笑)
なおす気力もないところです。

って、何回ビアガーデン行くんだよ(笑)

北海道マラソンは大通り公園がスタート、ゴールだから
結構な人数のマラソンランナーが、ここに集って
「かんぱ〜い!」つって。
このために走ってんじゃねーか、ってくらい
みんな楽しそうで。

だけど、オレ、楽しそうじゃないでしょ?
それどころか、なんか、アホみたいに放心状態でしょ?

これを見たら、オレの結果がどうだったか
おわかりだと思う。

クソレースでした。

どの口で「サブ4」言ってたのかお恥ずかしい限りです。
  記録 4時間16分00秒
  順位 5068位

オレのこの夏のがんばりは何だったのか。
原因はいろいろあるんだけど、でもだから
これ以上どうせってのよ、ってくらい自分なりに
ベストな状態で挑んだんだけど。
辛い辛いレースとなりました。

サブ4して北海道マラソンは引退したかったんだけど
ダメでした。

つっても、来年も挑戦すんのか、って聞かれたら
やりたくないです(笑)

ホント苦しいレースだった。いいとこ一つもなかったわ。
もう、最後の方「やめたい、やめたい、歩きたい」
ばっか考えて。

あと、この日記的なブログみたいなやつのことも
けっこう考えたな。
「あーあ、調子こけないな」って(笑)

そんなこと考えてるから、クソレースなんだよ、ってね。

でも、まぁ、なんとか最後まで歩かないで走り続ける
ことはできたんだけど。
つっても、もう、最後はすごく遅くて無様だったな。

いや、来年も挑戦するってか。もう、嫌だよ。
やっぱり暑さナメてたな。
後半、脚が全然動かなくなったよ。

牧野も手書きの紙持って応援に来てくれたんだけどな。
  いいとこ見せられなかったわ。

オレはクソです。クソランナーです。

  あー疲れた。

走っても、なんもいいことないから(笑)
みんなもマラソンなんてやらない方がいいよ!

 

    2016/08/27(土)                          『野球』 
    
アレ、やめない?
北海道のローカル番組でさ、なにがなんでも
無理っくりプロ野球の日ハム応援すんの。

今ほら、ソフトバンクと首位攻防戦やってるでしょ。
勝った負けたで1位だ2位だって。

「やりました!日ハムが首位に立ちました!」
なんつってさ。みんなで拍手しちゃって。
いや、ホントにファンで喜んでる人もいると思うよ。
でも、テレビに出てる北海道のローカルタレントとか
アナウンサーが全員が全員ファンなわけないでしょ。

無理っくり喜んでいる感の人が多いんだよ。
いろいろなしがらみでしょうがないとは思うけどさ。
なんか見てて恥ずかしい。ウソつけ!って。

もう時代が違うんじゃない?
そりゃあ、昔は全国区のテレビでも
巨人だ阪神だプロ野球のどこそこのファンだってのが
話題の中心になる時代もあったけどさ。

巨人が優勝逃して頭ボウズにしたりさ。
もうそういう時代じゃないでしょ。

なんか北海道民で日ハムファンじゃなかったら「悪」だ、
みたいな空気。嫌だねー。

でも、まぁ、社交辞令的な会話のネタにはいいのかもね。
天気の話題みたいに。
「いやー日ハム優勝しますかね?」なんつって。
「どうっすかねー」なんつって。
「ゆうちゃんどしてんのかね」なんつって。
「大谷、あいつはすごい」なんつって。

似たようなので、甲子園ね。
今回の夏の甲子園、札幌の北海高校が決勝いったからさ、
負けたけど。
北海道民は全員喜んでるだろう、みたいな。
「北海優勝するかな!」なんつって。

まぁ、今回は札幌だったからまだアレだけど
北海道は北海道でも、どっか離れた地域の高校だと
遠すぎて「地元」って感じしないよね。
他の県はどうなのかな、そのへん。
北海道までは広くないけど、同じ県ってだけで
応援する気持ち生まれるものなのかね。

そもそもオレにとっては、いまだに地元っていったら
函館って感じだから、いや、札幌の方が住んでるの長いけど 
高校は函館だからさ。函館の高校が甲子園行かない限り
あんまり「地元」って感じしないんだよね。

ま、函館の高校が甲子園出ても、
たぶんそんな応援しないけど(笑)

つうか、卒業した高校が地方で優勝して全道大会に
来ても知らなかったりするからね(笑)
誰かに「渋谷さんの高校全道大会でしょ」なんて言われて
「そうなんですよー(そうなんだ)」って。

オレが野球やってたのなんて、遠い遠い昔の話だからね。

で、4年後の東京オリンピックで野球復活とか。
やめてほしかったな。
今回のリオオリンピック見てさらに思った。

やっぱりね、オリンピックは団体スポーツ
あんまりおもしろくねーわ。
陸上とか水泳とか、なんか個人の戦いの方がおもしろい。

そんなこんなで明日、北海道マラソンがんばります。

完全に仕上がってるよ、オレの脚。
間違いなくサブ4達成するわ。絶対にできる。
オレはできる。できないわけがない。
オレは走った。すんごく走った。できる。オレはできる。

でも、なんか信じられないんだ。毎回だけど。
明日、オレ、ホントに42.195キロ走るの?って(笑)

まぁまぁ暑くなりそうだから、オレが走っている間、
みんなはアチーアチー言ってガリガリくんでも食べててくれ。

 

    2016/08/26(金)                   『ちょっとしたこと』 
    
コンビニでも飲食店でもなんでもいいんだけど
店員のちょっとした言動によって
その店の印象がガラリと変わることはよくあることだ。

だから大したことのない店でも、たとえば笑顔のステキな
店員さんがいれば、また来たいと思うかもしれないし
その逆もまた然り。

しかし、残念ながらダメな店にステキな店員さんが
いることはない。
なぜなら店員がダメだからダメな店になっているに
違いないからだ。

今回ご紹介するビアガーデンは
豊平区にあります北海道立総合体育センター、
通称「きたえーる」の敷地内で開催されている
「豊平の森ビアガーデン」です。

この夏オレは、なぜかいろいろなビアガーデンに
足を運んでみたんだけど、ここは断トツでクソです(笑)   

まず、活気がない。いつ見てもほとんど客がいない。
でも、それはいいんだ。どちらかと言えば
プラス要素だ(笑)オレの家からも近いし。

設備はショボいし、バイトもやる気がない(全員)
でも、それもわかって行ってるから(去年も行ったから)
特に問題なし。

じゃあなんで断トツでクソかっていったら
たまたま行った日にクッソうるせー集団が
オレ達のすぐ後ろに陣取ったもんだからさ。
なんか社会人のバスケチームだったと思う。7、8人で。

その中にマネージャーらしき女性がいて
かわいくねーのに、みんなにチヤホヤされて
ピーチクパーチクうるせーの。

それが不快で。

だって、客が少ないのが唯一の(笑)おすすめポイント
なのに、うるせーってどういうことだよ。
その時、オレら合わせて3組しかいなかったのに
なんで、オレらのすぐ後ろに陣取るかね。

ま、雨降ってきたからなんだけど。

そこ、屋根がある場所が(運動会のテントみてーな)
一箇所しかないから、そこに集まったってわけ。

だから、断トツでクソの理由は
うるせーバスケチームと雨のせいってことで
「豊平の森ビアガーデン」に罪はないです(笑)

とは言っても店員は無気力この上ない。

こんな出来事があったんだ。
そこはジンギスカンができるんだけど。
注文するとテーブルにカセットガスコンロをセットしてくれて。

で、点火のところ何回カチカチやっても火が点かなくて。
かなりカチカチやったんだけどダメで。

受付みたいなところに持っていったんだ。
「これ、火が点かないんですけど」つって。

見ると受付のところに、山のようにカセットガスコンロが
積んであって。マジで山のように。
客少ないのにこんなにいらねーだろ(笑)ってくらい。

そこで女の子バイトがとった行動を見て、
「あーオレならそうしないな」って思ったことがあって。
多くの人がやってしまいがちなことなんだけど。

オレが持っていったコンロをカチカチやりだしたんだ。

無意識で確かめたんだと思うけど、要は
「本当に火が点かねーのか?」とオレを疑ったことになる。  

別に山のように代わりのコンロはあるんだ。
一言「すみません」つって、別の1つを
渡せばいい話だ。もちろんそっちの点火は確かめて。

いや、ちょっとしたことなんだけどね。
そういうところに差がでるものだよね。

でも、そこのビアガーデンも一ついいところあったわ。
その日も用事あったからノンアルコールビールを
飲んだけど、それがさ、すっごく冷えてた。

当たり前だけど、なんかやればできるんでしょ、
って思った(笑)

 

    2016/08/25(木)                         『道マラ』 
    
エントリーカードにこんなことが書いてある。
誓約書
「北海道マラソンは、炎天下で行われる非常に過酷な   
大会です。下記内容をよく読み、同意の上、ご参加を
お願いいたします。」

要約すると、こうだ。

「死んでもしらねーよ」

恐ろしい(笑)

今週末28日(日)は北海道マラソンだ。
ついにきたか。

なんとしても、サブ4を達成したい。
みんなにはもう説明の必要はないと思うが
おさらいしておくぞ。

フルマラソンを4時間未満で走ることをサブ4という。
へなちょこ市民ランナーにとってこの4時間の壁ってのが
なかなか大変だ。

サブ4するとしないじゃ、例えば
オリンピック4連覇がかかったときの
金メダルと銀メダルほどの違いがある。

例えばの話ね。

まぁ、なんとか去年、千歳JALマラソンってので
初サブ4を達成して、今年の函館マラソンでも
サブ4を達成してはいるんだけど、この
北海道マラソンはちょっと難易度が高い。

なんせ「炎天下で行われる非常に過酷な大会」だ(笑)
オレは過去2013年と2014年に出場しているのだが
どちらも撃沈した。

特に2014年は半分くらいから、ほとんど
歩いてのゴールだ。なんとか制限時間には
間に合ったんだけど。
でも、ずっと「やめたい、やめたい」思って
走って(歩いて)いたんだ。

途中棄権のランナーを収容するバスが
後ろから制限時間に合わせて追っかけてくるんだけど
「バス早く来い!」って思ってたもん。
「オレを早く収容してくれ!」って(笑)

とにかく、暑さは大敵だ。
でも、暑い夏に走るからこそ北海道マラソン。
なんとか、このレースでサブ4を達成して
真のサブ4ランナーになりたいものだ。

そして、北海道マラソンを本気で走るのを
今年でやめたい(笑)
遊びでは走りたいけど。お祭り気分で。

そんなんで、今回走るにあたって、オレが
いろんなところで見聞きしたり、自分なりに
導き出した提言などを覚書。

・とにかく体力温存。調子がよくても決して飛ばさない。
 「温存」「温存」唱えて走る。

・坂でがんばるやつはバカ。

・上り坂がきたら「辛れー」と思わないで、逆に
 「やった、休める」と思ってペースダウン。

・ウエアをビシッとキメたきれいなお姉さん系ランナーには
 絶対負けない。強そうなブスには負けてもいい。

・オレの前を走るジジィとババァはぶっ殺す勢いで走る。

・本当のスタートラインは30キロ地点。
 それまではただの移動。30キロまでは寝て行け。

・苦しくなった時からレースが始まる。

・30キロ地点でオレのまわりにいるやつらより
 確実にオレの方が速い(根拠なし)

・苦しい時は笑え。

・ラスト100メートルはケンブリッジ飛鳥ばりにスパート。

・オレは手と足を一定のリズムで動かすだけのロボットだ。
 暑いとか寒いとか風強えーとか雨嫌だとか
 調子いいとか苦しいとか一切感情を持たない。
 なぜなら、ロボットだから。

こんなところかな。

目標は楽勝でサブ4だ。
最悪、苦しんでサブ4だ。

今日、軽く5キロほど走って練習を終わろう。
はぁ、早く解放されたい(笑)

そういえば、昨日夜の11時過ぎに車で走ってたら
そんな時間でも走ってる人けっこういたな。
豊平川沿い。みんな追い込みかけてんな。
オレもがんばろう。

しっかし、なんのために走っているのかは、
いまだ謎のままです(笑)

 

    2016/08/23(火)                         『怪談』 
    
これ、ほんとにあった話なんだけど。
いわゆる怪談だ。オカルトだ。
まだ、ギリ夏だし、少し涼しくなろうか。

読んでもらえば、それが作り話じゃないことは
わかってもらえると思う。
それほどドラマチックな話ではないからだ。
っつうか、とても短い話だ。そして特にオチもない。

こういことが起きた、ってだけの話だ。
でも、怪談っていうからには不可解な話では、ある。
そして、その答えは謎のままだ。

今でもそれがなんだったのかは、わからないでいる。
その原因?を調べようと思えば、できないことも
ないが、でも、怖いからやらない。

もっと怖いことが起きたら嫌だからだ。

今月初め、一本の間違い電話がかかってきたんだ。
オレの携帯電話に。
かかってきた、といっても出てはいない。
仕事中だったのもあるけど、登録していない
見覚えのない電話番号が表示されていたからだ。

ブーン、ブーン、ブーンとオレのカバンの中で
携帯が鳴って(バイブして)

ディスプレイには知らない番号。
見たことのない市外局番だ。
でも、なんとなく北海道かな、とは思った。

知らない番号だから、間違い電話か、まぁ、
保険のセールスかなにかだと思って出なかったんだ。

ブーン、ブーン、ブーン

バイブが止まらない。

ブーン、ブーン、ブーン、ブーン、ブーン、
ブーン、ブーン、ブーン、ブーン、ブーン・・・・・

長い。
長すぎる。普通5回も鳴ったら切れるだろ?
切れない。1分くらい(気持ち的に)鳴っていたんじゃ
ないだろうか。

なんか怖かった。緊急事態だろうか。
でも、知らない番号だ。
折り返しかけるのは、なんか怖かった。

インターネッツでその電話番号を検索してみたんだ。   

すぐに出てきた。

その市外局番は北海道の「斜里町」だったんだ。
まず、それだけで怖かった。なんか怖かった。
オレはいままで斜里町に足を踏み入れたことはないし
なんの所縁もない土地だ。

そして、それに続く施設?の名前を見て
トリハダが立つほどの恐怖を覚えたんだ。

誰か知り合いの身に何かあったのか?って恐怖と
心霊的な何かなのか?って恐怖だ。

検索して出てきた名前は
北海道斜里町の

「やわらぎ斎場」

だったんだ。

すぐにかけなおすべきか、とも思ったが
怖くてできなかった。

斜里町で知り合いが葬儀をあげるとも考えにくいし
たとえばその日、休館日で電話しても誰も出ないとか、
出たとしても、そのような電話の履歴ありません、
とか言われたら怖すぎるだろ!
だから、そのままだ。

もし本当に何かあったら、もう一回かかってくると
思ったし。
結局かかってきていない。

ただの間違い電話だったのだろうか・・・

信じるか信じないかはアナタしだい!

 

    2016/08/22(月)                       『オカルト』 
    
やっぱりクッソつまんねかったな、
オリンピックの男子マラソン。

女子マラソンに続いて見せ場ゼロ。
今週末!の北海道マラソンに向けて             
何も得るものなかったわ(笑)

ところで、その北海道マラソンに関して
先週だったかな、ある出来事があって。

どちらかと言えばオカルトちっくな話なんだけど。
いや、普通に言えば、ただ単に運がよかった、って
話なんだけど(笑)

でも、捉え用によっては、神様がオレに味方した、
ってとれなくもないような出来事で。

と、もう一個、今月起きた、これは、もう、間違いなく
オカルトな、言ってみれば心霊現象?を
体験したんだけど、どっちの話聞きたい?

まぁ、両方書くんだけど。

まず、マラソンの方。
いや、危なかった。冷や汗ものだ。

時計が壊れたんだ。

なんだ、そんなことか、

って、ばかやろう!
オレがサブ4達成するにあたって
どんだけ重要なアイテムだと思ってんだ。

普通の時計に付いてるおまけ程度の
ストップウォッチだったら、まぁ、代替え品なんて
100円ショップでも買えるだろう。

今回壊れたのは違う。GPSウォッチだ。
GPSによって距離とかランニングペースとか
測ってくれる、マラソンにはなくては
ならないものだ。

練習はもちろん、大会もそれでペースを
測りながらレースを組み立てる重要アイテムだ。

オレみたいにサブ4ギリ、みたいなやつは
ペースを上げれば体力はもたないし、下げれば
時間が間に合わないし、みんなが思っている以上に
秒単位でペースを守らなければならない。

それに必要不可欠なアイテムなんだ。GPSウォッチ。

2年くらい使っていたそれが、先週壊れてさ。
ウソだろ、って。もうすぐ本番だぞ、って。

まぁ、別にすぐに買えばいい話なんだけど、
だから買ったんだけど、でもさ、
大会当日に壊れた、なんてことになったら
ウンコもらすわ。

大体の大会は1キロごとに看板立ってはいるんだけど。
でも、北海道マラソンは人多いし
疲れてくると見逃すこと多いんだ。

だから自分の時計で距離を確認できるのは
とても助かるし、走っているペース(スピード)も
リアルタイムでわかるから、とても助かるんだ。

助かるっつうか、なきゃ困る。

いや、今壊れて良かったな、って。
神様が大会に間に合う段階で壊してくれたんだな、って。 

っつうか、神様いるなら壊すなや、って話だけど(笑)

ま、とにかく今度の日曜日、北海道マラソン本番だ。
真剣にトレーニングするのも、今週末で終えた。
それがまずうれしい(笑)あとは、タラタラ調整するのみ。

この夏はけっこう、がんばったよ。
おまえらがクーラーつけて扇風機回して
片手に団扇でガリガリくん食ってる時
オレは走ってたんだ。

これで失敗レースだったら、ウンコもらすわ。

ところで、もう一個のオカルト現象。
心霊体験ね。

次回書くわ。
けっこう怖いよ。この前のライジングサンのとき
披露したら、みんな怖がってくれたわ(たぶん)

ほんとにビビった話。

 

    2016/08/20(土)                       『銀メダル』 
    
キター!リレー銀メダルすげー!               

いいもん見たわ。
これほど価値のある銀メダルがあるだろうか。

今日は時間ないからこれだけで。

 

    2016/08/19(金)                   『霊長類最強女子』 
    
あちゃー、これ一番マズいパターンでしょ。          
どうすんの吉田沙保里の銀メダル。

吉田が4連覇を逃しただけならまだしも
伊調馨が4連覇しちゃったからな。
あと、他の階級も金メダルラッシュでさ。

まいったね(笑)

いや、昨日の吉田の試合前にさ、テレビが
吉田特集的な感じで。
4連覇を亡き父に捧ぐ、みたいなさ。
他の選手をここまで取り上ることないよね。

これまた、伊調も何年か前に母親亡くしてたのに
それ程テレビはとりあげなかったくせに。

最近、お涙ちょうだい演出やりすぎだよね。
多少は必要だよ。その試合に臨む背景を
知っておくとより感動できるのはいい。

でも、やりすぎは、ね。

試合前のテレビの吉田の持ち上げっぷり見て
なんか嫌だなーと思ってたんだよ。
これ、金メダル獲れなかったらシャレになんねーよ、って。
たのむよ、って。

シャレになんねーわ(笑)

この後、テレビどうすんのかな。それでも吉田押しかな。
いや、オレはさ、伊調をもっとピックアップして
ほしくて。

いつも、そうなんだ。2連覇3連覇達成のときだって
階級の関係で伊調がいつも先に達成してんのに
あたかも吉田が最初に達成したようなテレビの
つくりがいやだった。「吉田が前人未到の・・・」って。

いやいや、伊調が先に到達してますよ、って。

絶対王者は伊調だったっつーことで。
霊長類最強女子、とかいう称号も伊調に譲ってください。

吉田に罪はないけどさ。泣きすぎだとは思うけど(笑)
そこはスポーツなんだから勝った者を
より称えようじゃないか。伊調が最強ってことで。

そんなことより、男子4×100mリレー。
予選見たか?速えーぞ!日本。
イケる、これはイケる。
いや、ジャマイカいるから金は難しいけど
銀(米国バトン落とせ!笑)とか銅とか狙えるんじゃない?

日本時間、明日20日午前10時35分からだぞ。たしか。
燃えるね(笑)

いやー、オリンピックテレビ観戦、疲れる、眠い。

 

    2016/08/18(木)                 『ライジングサン?』 
    
こら、オリンピック見るのに、こっちの方がかわいいとか
顔で優劣を判断するんじゃない。女子競技で。

オリンピックおもしろいね、いろいろと。

女子レスリングも金メダルラッシュですごい。
けど、こうなるとやっぱり思うのは
世界で真剣に女子レスリングやってんの
日本だけなんじゃね?という疑念だ。
各階級で競技人口10人くらいしか
いねーんじゃねーか、って。

卓球とかバドミントンも盛り上がってるけど
この辺って、やっぱりアジア人しか
やってねーんじゃねーか、って。

まぁ、そんなこと言い出したら、競技人口少ない
競技は他にもあるんだろうけど。

いや、すごいとは思うんだよ。
卓球とかおもしろいよね。

でも、やっぱり陸上競技がかわいそうで。

日本人、完敗続きで。

もう、アフリカ勢とかクロンボたち(差別用語?)が
ケタ違いの強さだもんね。
それにボロ負けする日本人選手がクソ呼ばわりされて。

おまえ、誰がボルトに勝てるっていうんだよ(笑)
ボルトじゃなくたって、トラック競技のクロンボたち
もうホント、ケタ違いの強さだよ。

でも、そこで勝ってほしい。

やっぱり、オリンピックは陸上競技だよ。
そこで勝って意味がある。
いや、だから、他の競技も意味なくはないよ。

陸上競技、なんとか一つでもメダル獲ってほしい。
男子4×100mリレーとか、なんとかなんねーかな。

ところで、ライジングサンの話。
そろそろ締めておこうかな。もう、すっかり過去の話に
なっているんだけど(笑)

まー毎年毎年飽きることなく楽しいね。
いろんなことあったんだけど、忘れたな(笑)

おもしろかったことが、けっこうあったような
気がするんだけど。
ラーメンと薪割りの話しか書いてないもんな。        

なんか思い出したらまた書くわ。
オリンピック観戦に忙しくてさ(笑)

 

    2016/08/17(水)            『ライジングサン2016 その3』 
    
軽い気持ちで行ってしまったんだ。
通りがかりで、と言ってもいい。
だから別に特別やってみたかったわけじゃない。

「薪割り」の話だ。

それは今年初めての試みなのか、それとも毎年
やっていたのかは知らないけど、会場のとある一角に
「薪割り体験コーナー」的なところがあったんだ。

思い起こせば、そのとき一緒にいたやつが
「あれ、やってみよう」っつったから行っただけで
オレはまったく興味はなかったんだ。

結果、後悔することになる。
「うわ、やらなきゃよかった」って。

しかも最初に「やってみよう」って言ったやつが
オレがやっているのを見て「やっぱいいわ」って
やらなかったんだ(笑)

いい加減にしろ。

たかが薪割りをするのに、こんなめんどくさいことに
なるとは夢にも思わなくてさ。

「これやってみたいんすけど」って
気軽に参加してみたんだけど。

「はいどーぞー」
とかって簡単にやらせてくれると思ったら

違ったんだ。

「ちょっとこちらに来てください」
って仮設テントみてーなやつの奥の方に
連れていかれて。

あれ?っと思った。
なんか雲行きが怪しいぞ、って(笑)

程なくして公務員みたいな雰囲気の男性が
小脇にバインダーをかかえてやってきて
こう言ったんだ。

「お酒飲んでませんか?」

いきなり尋問される。
「え、あ、いや、飲んでますね。」
っつうか、オレはその時、片手に酒を持っていたし(笑)

「あー、そうですか。本来、飲酒している方は
できないんですよ。」
なんて言いながら、バインダーに挟まれた
プリントを見せてくる。

そこには飲酒運転を注意するような感じの事が
書かれていて、だからたとえば
呼気に何パーセントアルコールが含まれていたら
危険なのでできません、みたいなことが書かれている。

「とりあえずアルコール検査しますので、こちらに
息を吹きかけてください。」

とか言って、携帯用の簡易的な?体温計のような
アルコール検知器をオレの口元に差し出してきて。

オレは「ハァ〜」つって息吹きかけて。

って、バカやろう、なんでロックフェスティバルに来て
昼間っからアルコール検査されんだよ(笑)

よくわからないけど、数値は「0.00」で
アルコールは検知されなかったんだ。

それを見た公務員みてーなやつはこう言ったんだ。

「まぁ、今回はお酒を飲んでないってことにしますので
どうぞご参加ください。」

なにかがおかしい、そう思ったんだ。

なぜにコイツは上からモノを言っているんだ?
おかしいな、どちらかと言えば
こっちが参加「してやってる」んだぞ?

せっかくなんか体験会やってんのに
あまり人が集まっていなかったから
「しょうがねーな、やってやるか」くらいの
気持ちだったんだよ、こっちは。

それがどうだ。完全に立場が逆転してるじゃないか。
「しょうがねーから、やらせてやるよ、酔っ払いオヤジ」
みたいになってねーか?(笑)

まぁ、いいや、さっさと薪割ってこの場から
逃げよう(笑)そう思ったが、
ことはそう簡単なことではなかったんだ。

「それでは、そちらにお進みください」

公務員はオレをさらにテントの奥の方に
進ませたんだ。

そこに芸人の鉄拳みたいにテロップを持った男がいて。  
いや、メイクしてるわけじゃないよ。

「はい、それじゃ、いくつかクイズだしますんで
答えてください」
そう言いながら男はテロップをめくる。
なんか手書きのイラストが描いてあって。
日本列島とか山とかそんな絵が。

「日本の国土の何パーセントが森林でしょうか?!」

なんつって。

うるせーバカ。
ま、アレだ。自然環境保護の大切さを
訴えたいんだな。たぶんNPO法人みてーな
なんかだろ、コイツら。

厄介なところに足を踏み入れてしまったよ(笑)

助けて、誰か助けて。
いやだ、オレこういうやつ嫌だ。助けてくれ。
そう思うも、もう、後に引けない状態で。

なぜなら、次に待っている人がいたからだ。
さっさとクイズに答えて次に進まないと
迷惑がかかってしまう。

大変なところに来てしまった。

後悔の念しかなかった。
ただでさえ、見たいライブがたくさんあって
スケジュールがパンパンなのに
オレは何をやているんだ。

クイズは3問くらいあったかな。
なんとかそれを終えて、いよいよ、やっと薪割りだ、     
と思ったら、今度は大学生らしき女子二人が
テロップを持って現れた。

ホントいい加減にしろよ。

薪割りの仕方についてのレクチャーだ。
薪に対しての立ち位置やらなんやらを
写真で説明される。

そして、その場で素振りをするというんだ。
実際には斧を持たないで。
架空の斧を両手で持って頭上に振り上げて
そして、しゃがみながら降り下ろすんだ。

オレはその動作を女子大生二人の前で
2、3回繰り返す。

バカでしょ。

その後、やっとテントから外に出られたんだ。

で、貸し出された長靴と軍手を身に付ける。
そして、やっと、やっと薪割りだ。

  頭上に振り上げて

  しゃがみながら降り下ろす。


何やってんの、オレ。

 

    2016/08/16(火)            『ライジングサン2016 その2』 
    
ライジングサンが終わって大通りビアガーデンも終わって
もう、夏は終わりって感じだね。北海道は。
気温もヒリヒリするような暑さはないし。

でも、オレにはまだ一つ「夏」が残っているんだ。
今月末28日の北海道マラソンだ。
それまで夏は終わらない。

気温はどうかなー、今の感じだとそれほど
暑くなるような気はしないけど、アレかな、
その日に限ってクソ暑い、とかかな(笑)

マラソンといえば、なんなのアレ。
女子マラソン。リオ五輪の。

クッソつまんねーレースだったわ。
とても楽しみにしていただけに、残念すぎる。

いーんだよ、別にメダル獲れなくたって。
トップ集団に必死に食らいついて行って
で、力尽きて落ちていったっていい。

とにかくオレを感動させろ(笑)

見せ場なさすぎだろ。三人とも。

金メダル狙ってたのに、とか言ってるやついたけど     
そうは見えなかったな。
途中棄権しないように無理はしないで
でも一応がんばってるように見せてた、
って感じがする。

まったく必死さが伝わってこなかった。

今までオレが見たマラソンレースで
過去最高につまんねーレースだったわ。

こっちはさ、日曜日の朝に寝不足状態でどっぷり疲れて
ライジングサンから帰ってきたわけ。

ま、遊んでただけなんだけど。

で、その夜にレースだ。
寝たいのをがまんしてテレビの前で応援してたわけ。

なのに、なんだよ、アレ。
最後の方、寝たわ(笑)
だって画面に映りもしねーじゃねーか。

オレはね、このマラソンで感動とか勇気を
もらいたかったのさ。
北海道マラソンでサブ4を達成するために(またでたよ)
そんとき、苦しい時思い出してがんばれるような感動を。

そういう場面、ひとっつもなかったわ。

一体、あの代表選考時のいざこざはなんだったんだ。
もう、抽選とかでいいんじゃない?代表選考。
ジャンケンで決めてもいいかもしれない。
誰が出ても同じって意味で。

全然ライジングサンの話じゃないな。

あっちゃこっちゃのステージを見て歩くと
けっこうな距離を歩くことになるのは、いつものことだ。

その時オレが考えていたのは
「マラソンのトレーニングになるな」だ。

もう歩きたくねーなー、と思った時に考えたのは
「マラソンの30キロ過ぎはこれの100倍苦しいはず、
だからもっと歩く」だ。

石ころ踏んで、足首がグキってなった時は
「やべ、捻挫してねーよな」だ。

二日間とも雲ひとつないくらいの快晴で
暑かったんだけど
「これで暑いと思ったら、フルマラソン走れるわけねー」だ。

朝方寒くなると
「今、風邪ひいたらマラソンに影響でる。厚着しよう」だ。

これがマラソンの嫌なところなんだ。

いつも頭の片隅でマラソンンのことを考えてしまう。
いや、この夏もけっこうがんばって走ってるからさ。
それを無駄にしたくなくて。

だって、あと2週間で本番だから。
しっかし、女子マラソン。つまんねかった。

で、次回はちゃんとライジングネタを書こうと思います。

   薪割りの話とか。

  はみがきの話とか。

  レジ袋の話とか。

  ジャンプの話とか。

  やっぱり朝ビールの話とか。

  ライジングサンの話とか。

めずらしく写真多めです(笑)

 

    2016/08/14(日)                『ライジングサン2016』 
    
もしキミがライジングサンロックフィスティバルを
より楽しみたいのなら、できるだけ多くの人に
話かけるといい。

そこにいるのは、皆、音楽好きで気のいい仲間に
決まっているから。
きっとその会話は弾むはずだ。

無視されたらどうしよう、なんて心配はいらないよ。
普段少々気難しい性格の人だって、あのピースフルな
空間にいけば笑顔が絶えない時間を過ごしているずだ。

最近では一人で参加している人も多いようだが
そんな人はもちろんのこと、
グループで参加している人も、その仲間うちだけで
盛り上がるのはもったいない。
是非、多くの人に話しかけてみよう。

その日その時間に偶然居合わせた人と
会話してみるのも非日常を楽しむ一つの方法だ。
きっと思い出深い出来事になることだろう。

前置きが長くなったが、この週末は
ライジングサンロックフィスティバル2016に行ってきた。

毎年のことだが、しっかし楽しいイベントだね。

今年は天気が崩れることもなく、過去と比べても
最高と呼べる2日間だったのではないだろうか。

あの開放的な空間は人の気持ちをおおらかにする。
普段知らない人と気軽に話すことが
あまりないオレでも(笑)ちょっとしたことで
そんな人達と会話する機会があるものだ。

今回もオレたちのテントのすぐ後ろに陣取った人が
たぶん目印なんだろう、コンサドーレの旗を立てて
いたので「サポーターなんですか」なんて
気軽に話しかけてみたり。

もちろん
「オレ、サッカーのサポーターの気持ちとか
よくわからないけど、あれ、本気で応援してるの?
バカじゃね?」
なんて思いが顔に出ないように、
細心の注意を払ってね(笑)

その相手も「素人がサッカー語るんじゃねー」って
気持ちを出さないよう細心の注意を払いながら(たぶん)
笑顔で「札幌ドーム来てくださいよー」なんて言ってくる。  

そうやって、まるで意味のない会話は終わる。

ま、いいじゃない、お互い笑顔になったから(笑)

だけど、知らない人と会話を楽しみたいのなら
それ相応の言葉遣いや最低限の身だしなみは
整える必要があるだろう。
話しかけるタイミングだって重要だ。

こんなことがあったんだ。

今回のライジングでのいくつかの出来事の中で
後に語り継がれることになるだろう一コマを
紹介したい。

多くある屋台の一つで
ラーメンを食べた時に起きた出来事だ。

そのラーメン店はすごい行列だったんだ。
まぁ、札幌では有名な店らしいし、時間帯も
ちょうど寒い夜中だったこともあるだろう。

レジ付近や奥で調理している人たちを見て
その行列の意味が瞬時にわかったんだ。

クソ手際が悪い。

スタッフの人数は多い。
なのにただ棒立ちしているスタッフが少なくない。
パっとみただけで、お前とお前とお前はいらない、
てスタッフがすぐにピックアップできるほどだ。

ふと壁に貼ってあるポップを見ると
こんなキャッチフレーズを見つけた。

「行列の絶えない店」

ここ近年、オレはここまで納得できる
キッチフレーズを見たことがない。

もちろん、別の意味で、だ。
これは行列絶えないわ、って(笑)

ま、それはいい。

他の店だって似たりよったりのところが多い。
まぁね、客がライブ見て楽しんでる中
それを横目に夜中まで働くのも大変なんだろう。
意識の低い若者のバイトだ。大目に見るべきだろう。

オレたちは、そこの目玉メニューかどうか知らないけど
「辛シビ」ラーメンというのを食べるために行ったんだ。

なんでも辛くて舌がシビれるから「辛シビ」とのことだ。

オレは普段、辛いラーメンを食べることは皆無に近いから
その呼び名が一般的なものなのかどうかは
知っらなかったんだけど。「辛シビ」が。

とにかく、長く並んだあと、
やっと「辛シビ」にありついたわけだが。

各屋台は店の前にテーブルと椅子を並べて
食べる場所を用意してくれているんだけど
店の前だけに、テーブルのすぐ横にずらーっと
行列ができてるわけで。

要するに、その行列の人々は
これから自分が食べるであろうメニューを食べている
人々をみながら並んでいる状態だ。

4人で「辛シビ」を食べていたから、オレたちも
少々はしゃいでいたのかもしれない。
「辛れーっ!」とか言ったり。
ボフボフ何度も咳き込んだり。

するとそのとき横に並んでいた人がいきなり
話しかけてきたんだ。

まず、タイミングがアウトだ。

オレたちは仲間内で盛り上がっていたんだ。
今話しかけないでくれよ。そういうタイミングだ。

だからオレたちは「え?」って驚いて会話が止まった。

そしてその見た目。
年の頃はどうだろう。30歳前後って感じかな。
目がちょっとギョロっとしていて石原元都知事ほどでは
ないが、多めの瞬きがその神経質な性格を
表している。

たぶん、その周りには仲間はいなかったと思う。

で、その口調。
口調を文章で説明するのは難しいが
多少大げさだが、「矢沢永吉」風だと思ってくれ。

「それってさぁ」

いきなりオレたちのラーメンを指差して
話しかけてきたんだ。

オレたちは「えっ?!」ってなって。

いや、おまえ、文章冒頭でいろんな人に
話しかけてみろ、って言ってんじゃん、そういうことだろ?
笑顔で対応しろよ、そう思う人もいるかもしれない。

確かにそうだ。
だけどタイミングとか口調とかいろいろ考えないと。

「それってさぁ」の後、こう続いたんだ。
あ、ぜひ、矢沢の口調で脳内再生してみてくれ。
唇をひん曲げて言ってる感じで

「それってさぁ」

「鬼シビ?」

いやね、あとで調べたところ(調べたのかい!)
「辛シビ(カラシビ)」とか「鬼シビ(オニシビ)」とか
辛いラーメンではよくある呼び名らしいんだが。

でも、オレは知らなかったし、知らないだけに
「辛シビ」って言葉が印象付いたし
そこにきて、とても悪いタイミングで
ちょっとイキがった口調で

それって「鬼シビ?」

って言われたもんだから、「えっ?」ってなって。

で、黙っていればいいものを、友人が一瞬の間をおいて
「え、これ辛シビ」って訂正したもんだから
まったく会話は弾まなくて(笑)

でも、永吉は怯むことなく、こう続けたんだ。

「それって、ウマい?」

戸惑うオレらは誰も言葉を発しない。
すると、その間を埋めるように、続けざまに

「辛い?」

「ウマい?」

「辛い?」

「ウマい?」

永吉は2度ほど繰り返しただろうか。
やっと返したオレらが言った言葉は

「うーん、ウマいっつーか、辛い?」
「うん辛い」
「辛い辛い」

それがオレたちの精一杯だった。

永吉はこう言った。

「よーし、辛いのね。よーし」

ひとっつも盛り上がることなくそれで会話は終了した。

ごめん永吉。
できればその場を盛り上げたかったけど
うまく言葉を返せなくてごめん。

そんなピースフル空間、ライジングサンの話を
あと1、2回はレポートします。

八代亜紀見たんだけど、さすがオーラあるね。
って話とか。

 

    2016/08/09(火)                   『言葉が足りない』 
    
オリンピック見てて気になるのは
銅メダル獲ってがっかりしてる選手いるでしょ。
柔道なんかによくいるけど。
金メダル目指してたからって。
で、悔しがるくらいだから、その実力もあるんだろう。

だから素直に「情けないです」とか「申し訳ないです」
とかインタビューで言っちゃうんだけど。

で、そう言うと決まって「いや、銅メダルでも立派ですよ」
とか言うでしょ。インタビュアーとかスタジオにいる
タレントとかが。

うるせー、って思うんだ。

本人が満足してねー、って言ってんだからさ。
立派もクソもねーと思うんだ。がっかりしてんだから。
だったら「残念でしたね」って言ってやればいいと思って。
「次のオリンピックで金メダル獲ってください!」とかって。

なんかさ、アホみたいな顔して競技見てるだけの
クソ野郎どもが、どうして上から目線で
「銅メダルだって大したもんですよ〜」とか
言ってんのかな、って。

いつもその辺が気になってさ。
喜ばないやつは非国民だ、的な。
選手もはっきり言っていいと思うんだ。

「金メダル以外クソですから」って。

いや、そう思ってる人は、だよ。
銅でも嬉しい人は喜べばいい。
重量挙げ女子の三宅の銅メダルは感動したしね。

2008年北京五輪、男子4×100mリレーの
銅メダルなんて他の競技の金メダル以上の
価値あったしね。

いや、それはオレが勝手に思ってるだけで
銅は銅なんだけど(笑)

話は変わるけど、またビアガーデンの話していい?(笑)
また行ったんだ。ちょっと違うビアガーデン。

この話さ、オレが読解力っていうか聞解力が
ないだけの話かもしれないんだけど。

バイトの女の子が言う意味が全然わからなくてさ。
なんで、もっとちゃんと説明できないのかな、って。
そこのビアガーデンのシステムがよくわからなかった
からバイトの女の子に聞いたんだよ。

チケットを先に買わなきゃないのか席でも買えるのか、
ってことを。
したら、なんかゴニョゴニョ言って
よくわからなかったんだけど、ま、どうやら席でも
買えるみたいだったから、先に席について。

で、そのバイトさんが近くにいたから
そのまま注文しようとしたんだ。
一応確認するために
「席で買えますよね?」って聞いたらさ、
「レシートいりますか?」って言うわけ。

ここで、意味の分かる人がいるかもしれないけど
オレはなんのことだかよくわからなかったわけ。

だって、まず「買えるか?」って聞いてんだから
それに対して「イエス」か「ノー」だろう。
なのに「レシートいりますか?」って。
しかも周りざわついてて、なんかよく聞こえないんだ。

だから「え?」つって。

したら「レシートいりますか?」って。

「え?」つって。
「レシートいりますか?」って。

「え?」
「レシートいりますか?」

「どういうこと?」
「レシートいりますか?」

同じ問答を4、5回繰り返したよね。
だまってたら、この問答、永久に続くんじゃねーかと
思ったよ。
「どういうこと?」言わせんなよ。

要はこうだ。

席で注文して買うことは可能だけど
レジの機械を通さないので
領収書としての紙のレシートは発行できないけどいいか?
ってことだったんだけど。

いや、オレの中でビアガーデンの席で
注文してレシートをもらう、って発想がなかったから
よくわからなかったんだとは思うよ。

でも、なぜだろう、伝わってないんだから
説明の仕方変えろよ、って思うんだ。
そもそも言葉が足りないだろう。

レジの機械を通さないってのは、どうかと思うけど
とにかく同じ言葉を繰り返すだけで
説明の仕方を変えないのがわからない。

金髪ぎみの女の子だったんだけど
ちょっと不機嫌な顔してたしさ。

いやいやいや、こっちが不機嫌になるわ(笑)

体操団体、金メダル。すごいね。

 

    2016/08/08(月)                      『モロ映り』 
    
いや、テレビ見るのに忙しいね。リオ五輪。

いろんなチャンネルでいろんな競技やってて
なにがなんだか。

で、得意のアレさ。
画面の右上とかに「いよいよ○○登場!」とか
テロップ入ってんのに、いつまで経っても登場しねーの。
いい加減にしてほしい。

で、競技時間をネットで調べても
なんかよくわかんねーんだよ。
どっかにないのか?
何月何日何時から何チャンネルで何の競技、って。     

ま、言うほど真剣に調べてないから(笑)
あるのかもしれない。

で、ただでさえ、五輪の「いいとこ」追っかけて
チャンネルあっちゃこっちゃして忙しいとこに
さらに追い打ちをかけてきたのが

チンポコだ。

いきなりの下ネタに何かの間違いか?
そう驚いた人もいるかもしれないが

いいえ、文字通り男の性器であるチンポコの話です。

テレビ画面にチンポコが映っていたんだ。

チャンネルをNHKに合わせた時だ。
「アマゾンの奥地に住む原住民」的な
ドキュメント番組をやっていたんだ。
なんでも、ほとんど現代文明とは係わりを持っていない
部族ということだ。

それだけでもおもしろい番組だったのだが、
やっぱり基本裸に近いかっこうでさ。

「これ、チンポコ映ってんじゃね?」

とか思って見てたんだけど、さすが上手いね、
カメラワークとか影の使い方とかで
特にボカシ処理もしていないんだけど
なぜかチンポコは見えないんだ。

だけど、よく見たら、やっぱり
ポコチンがばっちり映っていたんだ。

よく見るなよ、って話だが(笑)

なんか腰にヒモが巻いてあって。
でポコチンの先っちょを、ま、皮ね、皮。
全員包茎なのかは知らないけど(笑)
皮をその紐で縛ってあって。

だから、ポコチンがロケットみたいに上向いてるわけ。

で、陰毛はどうだったかな、ちょっと見逃した(笑)
とにかくNHKでポコチンがモロに映ってるわけ。
女性のオッパイも。

まぁ、それは「猥褻」にはあたらないって判断だろう。
ドキュメンタリー映像としては正しい姿勢だとは
思うけど、じゃあ、その境界線は、ってなると
難しいよね。

なんか原住民的な人はいいけど、じゃあ文明社会で
裸で過ごしている人がいたとして
それを映せるかって言ったらダメな気がする。

女性の下着のCMはいいけど、じゃバラエティー番組で
女性が全員下着姿になったら問題ないかっつったら、
問題アリだろう。

ま、そんなことはどうでもいいんだけど
チンポコが途中からポコチンになってたわ。
マズい文章だね。

萩野、金メダル。すごいね。

 

    2016/08/04(木)                     『心穏やかに』
    
やっぱり、心穏やかにいないとダメだな、
そう思ったのは、先日ビアガーデンに行った時だ。
日曜日の午後の出来事だ。
ムシムシした日でね。途中雨も降っちゃって(笑)

大通り公園のやつじゃなくて、もっと東端の
創成川んとこでやってるやつあるでしょ。
狸小路と二条市場に挟まれたとこ。
つっても札幌人じゃなきゃわからないと思うけど。

別にわからなくてもいいんだ。
この話に場所は特に関係ないから。

で、そこって、なんか、たぶんだけど
「ドイツ」をイメージしたビアガーデンなんだよ。
メニューとか雰囲気から判断すると。
たぶんっていうか、絶対にそうなんだけど。

なんかあまり見かけないビールも何種類かあって。
食べ物も、なんか、ドイツのそういうやつあったりして。    
まぁ、ドイツの食べ物とかよく知らないけど。

だからなのかどうか知らないけど、ビールが
ぬるくてさ。

いや、ほら、ドイツってビールを常温で飲む、
みたいなことになってるでしょ。
どこまでホントか知らないけど。

仮にその話が本当だったとして、だからって
札幌でやってるドイツっぽいビアガーデンで
そこまでするか?って疑問は残るものの(笑)
とにかくぬるかったんだ。

ちなみに、オレ、ノンアルコールビール飲んだから
余計にそんなわけねーだろ、とも思うんだけど、
でも、その辺もこれから書く話に関係ないから
追求しないでおくよ。

オレが座ったテーブルのむこう側に
男女のカップルが座っていたんだ。
男性はオレに背中を向けるかたちで。
だから向かいに座る女性の顔がずっと見えてて。
年齢は20代から30代前半ってところだろう。

かなりの美人さんだったと思う。

しかし、ずっと怒っているんだ。
ものすごい形相で。眉間にシワよるなんてもんじゃ
ねーよ。鬼みたいな顔して怒ってんだ。

残念ながら周りがうるさくて、なんで怒っているのか
聞きとれなかったが、向かいの彼氏に怒りを
ぶちまけてるんだ。

どうやら彼氏のことを怒っているのではなく
仕事関係のことを怒っているようなんだが。
ま、よくわからないんだけど。

彼氏はうんうん終始うなずいてるだけで。
顔は見えないが、スマートな感じの人だと思う。
着てる服から判断するに。

そして、とても気になったのは
鬼みたいな顔でなにかをぶちまけながら
ずーっと枝豆を食ってるんだ。その女。

ホント、ずーっと枝豆食ってた。

なんでよ?
なんでそんなに怒りながら枝豆食べ続けるの?

それにしても、美人なんだけど醜いその顔。
人の怒る顔って醜いね。
もったいないね、せっかくの美人さんが。

って、ブスは怒ってもいいって話じゃないぞ。
ブスはもっと怒ったらダメだ。

ただでさえマイナス要素持ってんのに
さらに枝豆食いながら鬼みてーな顔したら
頭からビールかけるからな!

いやいや、オレも人のこと言えたもんじゃないから
だから心穏やかにいなきゃ、と思ったわけ。
ボルトみたいに。

毎朝見る、地下鉄に乗るサラリーマンの顔も
ひどいよね。ドイヒーだ。
みんなこれから処刑されるかのような顔だ。

やっぱり心穏やかに笑顔でいないとね。

って思うんだけど、もちろんオレもできてない。
ズボンの裾上げごときでムカついてしまう。
もういいか、その話(笑)

オレ、最近ビールあんま飲まねぇ、とか言ってるけど
この夏、ビアガーデンあちこち4、5回は
行っちゃってます(笑)

ま、それぞれ1杯くらいしか飲んでないけど。
しかもノンアルコールばっか。
いや、たまたま車ってことが多くて。

っていうのも、別にビアガーデン行こうと思って
なくて、でも、見かけると、なんか行かなきゃ損、
みたいな(笑)夏だし。

昼間っからビール飲んでる場合じゃねーんだよなー
今月だよ、北海道マラソン。

走らなきゃ。

 

    2016/08/03(水)                        『ルール』
    
まーた始まったよ、女性差別問題。
例の甲子園のやつ。

練習の時、女性マネージャーがグラウンドに立ったら
(ノックの手伝いだったかな)係員にダメだっつって
グラウンドから出された問題。

女性差別だー、って。

ここは元高校球児のオレの出番だろう(笑)

ダメだと思うよ。
だってそういうルールなんだから。
いや、もちろん、そんなルール知らなかったけど(笑)

なんでも、甲子園の大会規定にあるらしいよ。
危険防止のため、グラウンドに立つのは男子のみ、って。 

じゃ、ダメでしょ。
そんなルール時代錯誤だー、女性差別だーみたいに
やいのやいの騒いでるみたいだけど。

会社での待遇とかさ、社会一般的な生活においては
男女平等がいいとは思うよ。
って、実のところどうでもいいけど(笑)

だって、オレが見ている限り、男も女も関係なく
実力ある人は評価されていて、そうじゃない人は
それなり、って思うから。

差別だー、って言ってるやつに限って
仕事できないっていうのは、よく知られたことだ。

例えば、ズボンの裾上げ。

左足で決めたっつってんのに、右足に安全ピンを
付けようとする、自分はデキると思っている女店員。
そういうやつに限って、自分は女だから給料安い、
とか文句言ってんだろうな。

違うよ、左右間違えるからだよ。
人の話ちゃんと聞いてないからだよ。

ま、それは置いといて。

甲子園の問題。
甲子園に限らなくてもいいや。スポーツね、スポーツ。

そもそもスポーツってほとんどの競技が
男女で分かれているじゃない。
体が違うから当たり前だ。

例えばオリンピックがもうすぐだけど、
男女分けなかったら、女性のメダリストなんて皆無に
近いだろ。それは嫌なんだろ?

だから、いいんだよ。
いろんなことが男女別で。特にスポーツは。

そもそも、甲子園なんてさ、登録メンバーに
選ばれなかったら男だってグラウンドに入れないだぜ?
きっとくやしい3年生もいるんじゃない?
スタンドで応援するしかなくて。

でも、ルールだから。

今後のルールは、まぁ、話し合って決めればいいけど
今回はルール守らなかったやつらが100%悪いだろ。
ただそれだけの話だよ。

その女子マネージャーが今までがんばってきたから、
どうしても甲子園のグラウンドに女子マネージャーを
立たせてやりたかったんだって。監督が。

なんかエロいよね。
違うもの立たせたかったんじゃねーのか。

って、コラ。やめなさい。

繰り返しになるけど、じゃあ部員が100人もいる
チームがあって、がんばってきたからって
そいつら全員グラウンドに立たせていいのか、て言ったら
やっぱりダメでしょ。

なぜなら、登録メンバーしかグラウンドに立てないって
ルールだから。
今回もそう言えばいいのにね。
危険だから、じゃなくて選手登録されていないから、って。

それだけの話だよね。

って、アレかな、マネージャーは立ってもいいのかな。
知らねーわ。

いやー、そんなことよりオリンピックもうすぐだよ。
超楽しみだね。
やっぱ男子100メートルかな。

ボルトが金メダル獲れるかってのと
日本人が9秒台出せるか、ってところ。
4×100mリレーも超期待。

あれなんだよな、100メートルやる日、
ライジングサンともろカブりなんだけど。
時間的なことはわからないけど。
インターネッツとかワンセグとかで見るしかねーな。

ただでさえ見たいバンドがカブって困ってるのに
そこにオリンピックがカブってくるとかオニだね。

でも、楽しいね。

あと今回甲子園で問題起こしたその高校。
一回戦で負ければいいのに、とまで
人でなしな発言はできないけど(してるだろ)
相手の高校、もんのすごくがんばってほしいです。

ルール守らないやつらはダメだよね。やっぱり。
スポーツマンヒップにモッコリだわ。
そのうち俺らの攻撃だけ5アウトにしてくれとか
言いだすよ、コイツら。

だから、相手の高校ものすごくがんばれ。

 

    2016/08/02(火)                         『左右』
    
この世の中には、オレの知らないことがまだ沢山ある、
なんてことは改めて言うまでもないことだ。 
知らないことだらけ、と言ってもいいくらいだ。         

だからこれから書くオレが驚いた話は
単に「おまえが無知なだけだよ」って話なのかもしれない。

一般的にはよく知られた常識的なことで
オレが驚いてしまっただけなのかもしれない。

でも、もし、この件がオレの無知によるものならば、
そのジャンルに関しては、もうお手上げだ。
そもそも得意なジャンルでもないんだが。

ファッションの話だ。

先週末、ズボンを買いに某アパレルショップに行ったんだ。
そう、オレはいまだにズボンをパンツと呼べない
その程度のファション感覚の男だ(笑)
パンツはチンポの上に履くやつだろ、的な。

そこで店員さんが言った言葉にひどく驚いたんだ。
ズボンの裾上げをお願いした時に店員が発した言葉だ。

考えてみれば、その店員に接客された瞬間に
「ダメだなこいつ」と思ったんだ。
具体的に何がダメなのか説明するのは難しいが
その口調や態度、要するに全てなんだが(笑)
とにかく「ダメだなこいつ」そう思ったんだ。

その店員は女性で年の頃30前後といったところか。
やっかいなことに、そいつは自分が「デキる」と
思っていることが態度の端々からありありとわかるんだ。

一番関わりたくないタイプの人間だ。

裾の長さは自分で決めたんだ。
しっかし、アレだよね。
ズボンの裾ってなっかなか思い通りの長さにならないよね。
家に帰って履いてみると、あれ、長かったな、とか
短かったな、とか。

だからそれを避けるべく、自分で慎重に裾の長さを
決めたんだ。
で、店員を呼ぶ。その女店員ががくる。
「裾上げですか〜?」
「あ、はい。左足で決めたんでそれで」
左足を指さしながら。

ま、別にどっちでもいいんだけどオレは左足で
裾の長さを決めていたんだ。
もちろん、右足の裾も適当に折ってはいたよ。

で、店員が安全ピン付けるのでむこう向いてください、
って言うから、オレは言われるまま店員に背中を向けて。

したらさ、その店員がさ、右足の適当に折った裾に
安全ピン付けようとしたわけ。
いやいやいやいや、バカかおまえ、左足っつったろ
って思いながら

「あ、いや、左足で」

って言ったんだ。

アレだろな「バカかおまえ」って気持ちが
伝わってしまったんだろうな(笑)

自分は「デキる」と思ってる女店員のプライドを傷つけて
しまったのかもしれない。

「あ、はい」って言った後、その女店員は
驚くべき言葉を口にしたんだ。

自分は別に間違えて右足に安全ピンを付けようと
したわけじゃないんだよ、って言いたいんだと思う。
なんせ「デキる」女だから。間違えるわけがない。

こう言ったんだ。

「左右同じ長さでいいですか?」

オレは驚いた。

この世の中にズボンの裾を左右違う長さにしている人が
いるのだろうか。
スーツとかじゃないぞ、カジュアルなズボンだぞ?

いや、わからないよ。上にも書いたとおり、オレが無知な
だけかもしれない。
でも、オレのそれほど短くもない人生経験において
そのような事案を耳にしたことがない。ただの一度も。

「俺のズボン、右足の方が2センチ短いんだ」

というような会話を過去にした覚えもないし
もちろん、過去に何度も裾上げをしているが
そんなことを聞かれたことがない。

だからオレは「左右同じ長さでいいですか?」と言われた
次の瞬間、素直にこう言ったんだ。

「え?左右違う長さにする人いるんですか?」

嫌みとかじゃないぞ(笑)
素直にビックリしてそう聞いたんだ。

したら、その女店員はこう言ったんだ。

「稀にいますよ」

ウソつけ!!

ウソだよな?そんなやついないよな?
いや、想像するとすれば、たとえば足に障害があったり、
思いっきり言ってしまえば、事故かなんかで
片足を切断した人とかなら、まぁ、アレだ、
左右の長さが違うかもしれない。

でも、そんな人が服屋で裾上げするだろうか?

そんなわけないだろ。

そりゃあ、もしかしたら裾の長さに超こだわってる人がいて
そうする人がいるかもしれないよ。

でも、だからといって、その女店員が
その人を接客する確率なんてほぼゼロだろ。
だって、そこ、服に超こだわった人が来るような
店じゃないし(笑)

口からデマカセに決まってる。

アレだろな。
私は左右間違えたわけじゃないんですよ、って
アピールだろうな。

両方ともズボンの裾を折っていたから
それぞれその長さに裾を上げると思って、だから
右足から安全ピンを付けようとしたんですよ、アピール
なんだろうな。

決して間違えたわけじゃないと。「デキる」女だから。

でも、オレ、はっきり言ったよね?
「左足で決めたから、それで」って。

おまえ間違えたんだよ。たった今言ったこと
間違えちゃったんだよ。デキない女なんだよ、おまえ。

なんて言いつつ、もし、左右の裾の長さをそれぞれ
決めるのが一般的なことだったら
早めに教えてね。オレ恥かくから(笑)

いや、、カジュアルなズボンでそれはないだろ。

ないよね?(ちょっと自信ない・笑)