2016/05/31(火) 『東京こぼれ話』 |
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一つ書くの忘れてた。
旅の想い出としては、なかなかのハプニングだったと思う。
ちょうど昼くらいだったかな、アメ横歩いてたの。
天気も良くてね。日差し強くて。
でさ、いいな、と思ったのが昼間っから営業してる
居酒屋がたくさんあったんだ。日曜日の昼間だよ?
アメ横に限ったことじゃないのかな。
花の都大東京ではあたりまえのことなんだろうか。
札幌ってそんなとこない気がするんだけど。
昼間っから営業してる居酒屋とか。
で、暑い中人ごみ歩いてると飲みたくなるんだよ、ビール。
いいよね、昼間っからビール。旅先だからいっか、とか
思って。
とある焼鳥屋に入ったんだ。
客はオレら以外誰もいない。
ビールをグイっとね。
オレ、昼間っから堕落してんなーって感じがいいよね(笑)
入口付近のカウンターに席を構えたんだが
だから外から丸見え席だ。
しばらくすると、ジリジリジリジリーって。
火災報知機?の音が店内に鳴り響く。
焼鳥を焼いてた店長らしき人が「チッ」と舌打ちして
「ちょっと上見てきて」と誰かに指示をだす。
どうやら2階にスタッフの休憩所的なのがあるらしい。
「タバコ吸ってんじゃねーか、あいつら」的なことを
言ってたから。
タバコの煙かなんかに反応したのだろうか。
建物自体は確か3階か4階建ての古いビルだったと思う。
上の方はやってんだかやってないんだかわからない
スナック的な看板がかかっていたような。
誰かが2階に行き、そして音は止んだ。
店長が「お騒がせしてすみませんね」と
言い終わるか終わらないかのうちに、また鳴ったんだ。
ジリジリジリジリーって。
誰かが上に行って止める。
店長が「何回もすみません」って 言い終わるか終わらないかのうちに、また鳴ったんだ。
ジリジリジリジリー
誰かが上に行って止める。
以下、同じ工程を3回くらい繰り返す(笑)
店はオープンな入口だったから、当然外にも
音は聞こえていて人が立ち止まるようになる。
昼間っからビール飲んで焼鳥食ってるオレ。
ちょっと恥ずかしい。
また鳴る。
この辺で「もしや」という雰囲気になる。
もしや、本当に火事なんじゃねーかこのビル、って。
火災報知機の誤作動じゃないのに、勝手に音を
止めてるんじゃねーのか、って(笑)
しばらくすると、誰が通報したのかわからないが
消防車がやってくる(笑)
店の前はやじ馬の人だかりだ。
店の中では店長が焼鳥を焼いていて、そして
オレがビールを飲んでいる。
たぶん、思われただろうな。
火事なのにバカじゃねーのかあいつら、って(笑)
客もバカなら店長もバカだな、って。
いや、結局、なんでもなかったようなんだけど。
旅先のエピソードとしては、なかなかでしょ(笑)
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