あいとせいしゅんのひび
2012年03月分

                  
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  2012/03/29(木)                            『お別れ』
 

春だよね。

春は基本、お別れの季節、だと思う。
もちろん出会いもあるだろう。
でもやっぱり柏原よしえが「春なのにお別れですか」
って歌ってたんだから、お別れの季節だ。

何年前の話だ。柏原よしえ。

調べてみたら30年くらい前の歌でした。春なのに。
昔すぎ。

オレはそうだな、春はあまり好きな季節ではないかな。
冬が終わったーっていう喜びはあるものの
なんか道路きったねーでしょ。雪解けで。
あと、いろんなことが始まるから、めんどくさいし(笑)

お別れの季節だしね。

って、言ってみたものの、これまでの人生で
特に印象に残る「春のお別れ」エピソードはない(笑)
ところが昨日お別れがあった。
しかし、別に「春」には関係ない。と思う。

いつもバンド練習で使っていたスタジオとのお別れだ。
経営してたオヤジとも。
今月いっぱいで閉店っつーことで。昨日最後のスタジオイン。
そのスタジオは15年と数カ月やっていたということだ。

エロチカがお世話になっていたのは、ここ5年くらいだ、
と、オヤジが言っていた。オレの認識としては、まったくわからない(笑)
ドラムの松岡くんは他のバンドでオープン当初から
利用していたみたいだ。オヤジが言っていた。
マリナーズの開幕戦でイチローが4安打したみたいだ。
オヤジが言っていた。
昔の曲そのままのキーで歌える、キョンキョンが言っていた。

かなりお世話になったなー。
他のバンドみたいに毎週何曜日に練習、とか
決まってるわけじゃないから、っつーか「明日練習しね?」の
世界だったから、普通のスタジオだとなかなか予約とれないところ、
ま、ここは大丈夫で。

まぁ、そんな状態だから閉店、ってことになったと思うけど。
もちろん、理由はそれだけじゃないだろうが。
周辺の道路の拡張工事の影響でビル前の駐車場がなくなる、
とかもあって。

一昔前に比べて札幌はスタジオ増えたしねー。
でもバンドマンは減ってるんじゃないのか?どうだろね。
まぁ、そんなこんなでいろいろあって、「ま、このへんでいいかな」
ってオヤジが思ったのだろう。

最後ってことで、スタジオでは練習っていうよりは
ライブって感じで演奏したような気がするな、昨日は。
意外に「最後感」があったんだ。

最後にスタジオに鳴り響いたのは「ウンチ」だった(笑)
最後だっつーのにオレも牧野も間違えまっくていたのは
気のせいか(笑)グダグダだ。

たぶん、今までで一番演奏回数が多いであろう
20年間演奏しているこの曲を間違えまくって
どうすんだっていう。

で、最後オヤジといろいろ話してお別れだ。
思ったよりしんみりと。

考えてみれば、こういうお別れってあまりないもんなー。
毎週のように顔を合わせるものの、別に飲みに行ったり
個人的な付き合いはなくて。
きっと、もう会うことないんだろうなーっていう。
かと言って泣くほどの悲しみがあるわけじゃなく。
こういうお別れでいいのかな?ってお互いよくわからず。

「お世話になりました」「それじゃ、元気で」って。

オヤジとオッサンバンドのお別れとしては、こんなとこなんだろう(笑)
まぁ、もう一生会わねーな、つってたやつとこの前のライブで
再会したりってのもあるから、また、いつかどこかで会うことも、
ない、かな。

さて、今度からどこのスタジオで練習すっかね。
やっぱ春はめんどくさいね。

 


  2012/03/26(月)                            『栄光あれ』
 

確かにテレビを見れば毎日毎日くだらないニュース
(とも言えないレベルだが)ばかりのような気はする。
だけど「どうでもいいわ」って言いだせば、世の中のこと
ほとんど全てがどうでもいいわけで。

とは言ってもトップニュースでAKBの誰それが卒業、とか言われると
もうこの国は滅びた方がいいんじゃないか、とも思うわけで。

そんなどうでもいい話題の中でも、オレがトップオブどうでもいいわ、
そう思ったのが小泉のキョンキョンの話題だ。
もしかしたら、思わずテレビに向かって「どうでもいいわ」って
オレは声を発してしまったのではないか。
それほど、どうでもいい話だったんだ。

なんでもデビュー30周年だかで、全国ツアーコンサートを
やるというんだが。
で、テレビのインタビューで小泉のキョンキョンがこんなことを
言ったんだ。

「自分でもビックリするんですけど、昔の曲をほとんど昔のキーのままで
歌えるんです」

どうでもいいわ。

心底どうでもいいわ。
果たしてキョンキョンの曲のキーを意識する人間がこの世に
存在するだろうか。
「あれ、キョンキョン、キー下げたんじゃね?」とかって。

そんなことよりさ、先日もご紹介したオレがよく行くダメダメなコンビニで
ほのぼのとした光景を目にしたんだ。ちょっといい話だ。
この若者の未来に栄光あれ(笑)そう素直に思えた出来事だ。

いつものようにそのコンビニに立ち寄ると、よく見かける
ダメダメ店員が二人、私服でいたんだ。男子と女子だ。
男子はヤスオだ。女子はマサコだろうか。どちらも二十歳前後だろう。
どうやら今さっき一緒にバイトを上がったらしい。

ヤスオはレジの時、いつも下を向いたまま早口になってしまい
何を言っているのか聞き取りづらいダメダメ店員だ。
マサコは目立ったダメっぷりはないが、華がなく暗い感じだ。
どちらもアニメ研究会にいそうなタイプだ。

私服がまた地味なんだ(笑)二人とも。
そんな二人がお弁当コーナーの前でなにか話している。
二人ともお互いの顔を見れずにぎこちない。でも笑顔だ。

どうやらマサコが今日でバイトが終りらしい。
最後のお別れを惜しんでいるようだ。
そう思ってるのはヤスオだけかもしれないが(笑)
ヤスオはなにか棒読みのセリフのように言った。

「今日は卒業と就職祝いってことでおごるよ。」

マサコは学生だったのだろう。そしてこの春卒業して就職。
それでバイトを辞める。といったところか。
マサコは「えー、いーんですか?」なんつってもじもじしている。

そこへ仕事中のパートのおばさんが割り込む。
「いーから買ってもらいなさい、ホレ」ってな感じで。
サナエ55歳といったところか。世話好きのおばちゃんって感じだ。    
ま、割り込んだというより助け舟かな。

「じゃあ・・」といってマサコはおにぎりを選び始める。
「あ、でも」と、ヤスオは言葉を続ける。

「でも、1000円以内ね。オレ今2000円しかないから。」

半分ギャグで、半分現実で。
でも、そこには惨めさはない。さわやかでさえある。
貧乏でも明るいのが若者の特権だ。

この若者の未来に栄光あれ、そう思った。

 

  2012/03/22(木)                             『ねじれ』
 

「マニュアル人間」の一言ではかたずけられない事態が起こった。
それは時空をもねじ曲げてしまうほどの事態だ。
何も考えないにも程があるだろ、そんなダメ店員の話しだ。

外に出たはずなのに中に入ってしまったのか?

そうオレに錯覚させたのは、いつも朝に立ち寄るコンビニのバカ店員だ。
ここは他のコンビニに比べ店員が多いような気がするのは
気のせいだろうか。店員がうじゃうじゃいる。

揃いもそろって使えないやつばかりだ。

一つのレジで客が列つくってんのに、他の店員が
3人くらいでパンやらおにぎりを並べている風景は
もはやこのコンビニにおいて日常だ。

いつもいるオーナー(たぶん)からしてヌボーってしてて
全体的にしまりのない店舗だ。
とにかくいつもいるんだ、オーナー(たぶん)。
いつもiPadみてーな端末持ってピッピコピッピコ商品管理やってるわ。

そもそも、あんなに店員がいるのにオーナーが
店に出る必要があるのか疑問だが
まぁその辺が店員みな無能たる所以であろう。

そんなコンビニで時空のねじれが発生した。

オレが買い物を終え店を出る時、すれ違うように
外から店員が入ってきたんだ。ゴミの処理かなんかしていたのだろう。
キビキビした動きをしている。俺は仕事ができるんだ、
なんでもスピーディーに処理できるんだ、そういったアピールを
感じる動きだ。得てしてこういうやつは仕事にミスが多い。

オレはレジ袋をぶら下げている。完全に買い物を終えた客が
店から出てきたところだ。
店員は外から店に入るところだ。
すれ違いざま店員はオレにこう言ったんだ。

「いらっしゃいませ!」

時空がねじれた瞬間だ。
オレは店の外に出たつもりだったのに、実は中に入って
しまったのだろうか。
今見えている外の風景は仮想現実か?

うしろを見る。
そこには確かにさっきまでいた店舗がある。
オレは外に出てきている。はずだ。

しかし「いらっしゃいませ!」と言われた。満面の笑みで。
オレはどこにいらっしゃったのか。
出たのに入る。クラインの壺状態だ。

もしかしたら明日、店に入った瞬間にこう言われるだろうか。

「ありがとうございました。」

あのコンビニならありそうだ。

そんなことより、オレは自分で自分を褒めたい。
有森裕子ばりに褒めたい。
先日のライブの話だ。

オレはその日っつうか前の晩から一睡もしていなかったんだ(笑)    
徹夜で仕事してて。で、その日もずっと仕事してて。
で、ライブだ。
ギター背負って地下鉄乗ってるときは、オレ何やってんだ、
そう思ったよ(笑)

去年もあったな。徹夜状態からのライブ。
まぁ、疲れるんだけど、あの一杯目のビールが
全身にしみ渡る感覚は嫌いじゃないよね(笑)

バンドやるのも大変だねしかし。

 

  2012/03/16(金)                            『一触即発』
 

おまえら、いつになったら、だ。
いつになったらまともに対応できるんだ?

もう何度も書いてるから、キーワードだけいいな。

ローソン。アマゾン。

そういうことだ。

朝の地下鉄でこんなことがあったんだ。
前にご紹介したことがある女性が乗ってて。

布袋寅泰みてーな女だ。
見た目がトモヤスだ。背もデカイ。
聞いたことないけど、声もたぶん巨人のそれだろう。
ジャイアント馬場みてーな声だ。
もしくは元ジャイアンツのピッチャー堀内みてーなくぐもった声だ。

そいつが地下鉄から降りようとしたとき、ドア付近に座ってた
女性の足にガツン、と、ぶつかったんだ。
座ってたのはハイヒールモモコみてーな女だ。

ハイヒールモモコつっても、おばさんじゃないよ。
きっと20代だと思う。でもなんつーか大阪風味の厚化粧な女だ。
そいつもダラ〜っと足を投げ出して座ってたから悪いんだけど
でもけっこうガツン、ってぶつかったんだ。

どちらかが、もしくはどちらとも「すみません」とか「ごめんなさい」   
とか言うと思うだろ?オレもそう思ってたんだ。

したら意外にもトモヤスがギってモモコをにらんだんだ。
したらモモコも「あ?」って感じでにらみ返したんだ。

女ビーバップハイスクールだ。

朝からそんな一触即発なシーンを見た時のオレの感想は

知らねーわ。

だ。

しっかし、アレだね、内面は顔に出るとは言ったものだよ。
何から何までブッサイクだもん。二人とも。
いい加減にしろよ。死ね、とまでは言わないけど
なんとかしてくれ。たのむから。

どうしてそうなるんだ、おまえらは。

なにがなんだかわからないよ。
ところで、相変わらず忙しい毎日です。

 


  2012/03/12(月)                              『野口』
 

会社に着いたら手袋が片っぽないんだ。
「え?」っと思った。
コンビニに寄った時、手袋はコートのポケットに入れて
買い物したんだけど。

で、コンビニから会社まではすぐなので
手袋しないまま会社まで行って。したら片っぽなくて。
途中で落とした記憶はない。
記憶がないっつーか、気付いたら拾うわな。

家に忘れてきたわけじゃないよな。
うん、間違いない。手袋片っぽだけで来るわけない。
おっかしーな、と思って、一応来た道をコンビニまで
戻ったんだ。

ないんだ。途中の道にはない。
コンビニに着いた。コンビニの前に落ちていた。
オレの手袋が落ちていた。

それだけの話です。

ところで3.11。
いろいろと思うところのあった日だったのだが
やっぱりマラソンだろ。野口ダメだったか。残念。

でもすごかったな。一回トップ集団から遅れたあとに
追いついた時。「すげー!!!」って叫んだよ、オレ(笑)
感動するわ。あんなの。
これだよ、スポーツの醍醐味。
最初遅れた時に「ダメだー」て言ってごめんなさい。

まずないからね。マラソンで一回遅れた後復活することなんて。
でも結果6位。残念。でも強かった。
負けたけど強いと思った。

で、尾崎が勝ったんだけど。勝ったつっても2位な。
最後ロシア人に追い越されて。
で、ムカついたのが、そのロシア人に勝とうって気がまるでないんだよ。
日本人トップでいいや、って感じ。
確かに日本人でトップになればでオリンピック代表に選ばれる
可能性高くなるんだろうけど、クソだねあんなレース。

途中まですんげーおもしれーレースだったのに
最後クソつまんねくなったわ。

優勝狙えや優勝。
ヘタに勝負して日本人トップになれなかったらまずいってことで
クソレース。テレビもクソ中継。
2位3位の日本人対決をあたかも優勝争いのようなクソ中継。

そこにスポーツの醍醐味はなかった。

尾崎にメダルは無理だね。ましてや金メダルなんてぜってー無理。
ま、せいぜい日本人トップでも目指してちまちま走りなさい、って感じ。
つまんねーんだよ、おめーのレース。コバンザメ戦法。
やっぱり金メダル獲ったQちゃんとか野口とかは圧倒的だったもんな。

しっかし「日本人トップ」ってクソみてーな基準だよね。
オリンピック目指してんだから、世界が相手だろ。
どんな大会でも優勝目指せや。
誰も優勝できねーならクジ引きで決めてもいいんじゃね?
どーせメダル獲れねーんだから。

もう、アレだ。男子も女子もマラソンはメダルないわ。期待ゼロ。
ま、タイム的には女子の重友ってやつが、もしかして、ってのは
あるけど、ま、ダメだろうな。

で、野口のがんばりを見てオレも走らなきゃ、ってことで(笑)
軽く1時間くらい走ってきたよ。雪はまぁまぁ解けてるし。
今シーズンの始まりだ。したらさ、去年のハーフで
もんのすげー痛くなった右ひざが、ほんのり痛くなってさ。
大丈夫か、オレのひざ。6月にはフル走るんだぜ?
しっかり調整しないと。

で、テレビを見ればもちろん、あの日から1年ってことで
どのチャンネルもそれ関連で。仕方ないよね。そうなるさ。
でも、なんでかな、キャスターとかタレントとかが
みんな偽善者に見えるんだ(笑)
じゃーどうすれってよ?って聞かれてもわからないからアレだけど。

そう、わからないんだ。
どうしたらいいのか、どういう感情をもてばいいのか
よくわからないんだ。この震災に関して。
決して無関心ではないつもりなんだけど。

つっても、アレだよね。
オレがどう思おうと、何がどうなるわけでもないし、ま、いっか。

とりあえず、ひざ痛くならないように気をつけるとするよ。
 

  2012/03/09(金)                              『3.11』
 

あの日がやってくるね。

3.11

そう、オレの友人の娘の誕生日だ。

いやいや、そんなことより震災だろ。って、まぁ待て。
その友人というのが、あいつだ。
1年前のその日、たまたま出張で仙台に行ったあの男だ。
当時、ここでその顛末をお伝えしたのを憶えているだろうか?

その友人とはそんなに頻繁に連絡を取り合ってるわけじゃないが
たまたま前の日に「明日から仙台に出張するから移動中に読む
おもしれー小説教えれ」とメールがきたんだ。

完全に死ぬパターンだろ。

これが最後のメールでしたパターンだろ。

しかし、生きて帰ってきやがった。
爆発した石油コンビナートの近くにいたらしいから
もしかして死の一歩手前的な行動範囲だったのかもしれないのに
後から聞いたそいつの話はどこかピクニックにでも行ってきたような
どちらかといえば楽しげな話だった。

「オレも行きたかったな」

思わずそう口にしてしまいそうな程に楽しげだった。
「もう揺れて揺れて大変でさ、コンビナート爆発するしよー(笑)」
的な。

で、そいつの娘の誕生日が3.11だというんだ。
それを知った時、こう思ったよね。

死ねばよかったのに。

なんかすごくドラマチックじゃない?
娘の誕生日を祝うはずだった父親が震災で死ぬ。
できれば死ぬ前に誕生日おめでとうメールくらいは
しておいてもらいたいな。

これが最後のメールでしたパターン。

まぁ、冗談はこのくらいにして。
3.11だ。
もうあれから1年経つのか。
あの日、世界は変わっただろうか?日本は?日本人は?

なにも変わってないような気がする。
いや、もちろん被災者、その関係者は大きく変わっただろう。
でも、オレが目にする日本は何も変わっていないような気がする。

そしてオレ自身も何も変わっていないのではないか。
言いたくはないが他人事なんだろう。
もしかして食料なんかに関して放射線の影響はあるのかもしれない。
ただ、今のところ、当時流行った表現を使えば
「ただちに影響はない」
そんな状況だ。やっぱり他人事なんだろう。

防災グッズすら用意していない。購入する予定もない。
これでいいのだろうか。
でも、まさかオレが被災者になるとは思えない。
もちろん根拠はない。

でも、まぁ、いろんなことは考えたよね。
震災当時はどうしていいかわからなかったよね、みんな。
テレビとかもあたふたしてて。

オレが特に印象に残ったのは、震災の何日か後に
フジテレビでやってた歌番組だ。
被災地に向けてやった、なんか特別番組だ。

その番組に何か意味があったのかどうか判断の難しいところだが
まぁ、オレが判断できることでもないし。

とにかくその歌番組見てて、「なんだこれ」そう思ったんだ。
aikoが歌ってる時に。「なんだこれ」って。
いいとか悪いとかじゃなくて。
とにかく、「なんだこれ」って思ったんだ。
重苦しい雰囲気の中で歌うaiko。「なんだこれ」って。
なにが起きてんだ、って。テレビでなにが起きてんだって。
「なんだこれ」って。

しつけーよ。

で、その後、ニュースは福島原発事故で持ちきりになって。
で、1年が経ち。

随分はしょったな、おい。
もっと、いろいろあっただろ。

まぁ、あったよね。いろいろ。
電池の買占めとか。水の買占めとか。

笑うよね。人間弱すぎ。

でも、ホント難しいアレだよね。
なんつーか、正解がよくわからないっていうか。
試されてるっていうか。でも生活は平常っていう。

ま、平常つってもオレは野菜買う時ちょっとは気にしてるけどね。
放射線。
例えばニンジン買う時。千葉産と長崎産があったんだ。
長崎産買ったよね。なんとなく。千葉より長崎かなって。
何度も言うけど、なんとなく。

で、あっという間に10年経って。
あれから10年経ったね、とかって
まだ、ここに文章書いてたら怖いね(笑)
その時はエロチカ30周年だ。

それはないだろ。

しっかし、なんでaiko歌ってたのかなー。あの日。
いや、なんでってこともないけど。
「なんだこれ」って。

しつけーわ。

ところで、3.11といえば名古屋女子マラソン。
すげーおもしろそーなんだけど。
かなり豪華メンバーで。ぜひとも野口みずきに復活優勝してもらいたい。
そしてオリンピックに出てもらいたい。

ま、渋井はいつも通りダメだろう。赤羽はどうだろう。
尾崎好美も出る。加納由里も出るんだな。
あと外人枠も豪華だよ。ヌデレバとシモンが出る。
まぁシモンはもう勝てないだろうが。

な、おもしろそーだろ?
でも、あんまニュースやらないだろうな。だって3.11だもん。

ところで、3.11は普段通りふざけて過ごしていいですか?
ま、オレはどうやら仕事っぽいけど。

そんなみんなの3.11。
 

  2012/03/07(水)                              『追跡』
 

それはほんの些細な出来事だったかもしれない。
時間にして10秒くらいのことだ。
しかし、それはオレをひどく疲れさせたんだ。
どちらかといえば精神的に。

おまえ、朝からいい加減にしろよ、
そう思ったのは、たとえば神様に対してだ。

え?オレ?

突然オレにある任務が課せられたんだ。

朝っぱらから、たぶん小学校低学年であろう女の子を
走って追いかけたんだ。
オレだよな、うん、オレが行くしかねーよな、
そういう出来事だ。

オレは毎朝通勤途中に、ある小学校の近くを通る。
地下鉄の駅からすぐのところなので
サラリーマンやOLさん、そして小学生がごったがえすことが多い。

いつも歩道をふさぐように横並びでタラタラ歩いてる
クソガキどもがじゃまくせーんだ。
とはいえ、相手は小学生。
子供だけのグループなら、ま、しょうがないだろう。

ところが、一緒に付いてきているクソ親(けっこういるんだよね)も
まったく注意しようとしないんだ。
サラリーマンどもが明らかにフンづまり状態で連なっていても
まるで気にしない。
周りに気配りできるように、ちゃんと躾けろや、クソ親が。

ま、オレはたいてい「はい、あぶないよ〜」つって
強引に列をかき分けて追い越していくけどね。
時間がもったいねーんだよ。
オレから1秒でも時間を奪うやつは許さねー。
相手が小学生でもだ。犬だって許さねー。

まぁ、犬に時間を奪われたことはないが。

で、そんなごったがえしゾーンを歩いているときに
事件は起きた。

女の子がタタタターとオレの横を走って追い越していったんだ。
その時だ。女の子は手袋を片っぽ落としたんだ。
オレの目の前だ。拾うとすればオレだ。オレしかいない。
どう考えてもオレだ。

「オレ・・だよな・・」

一瞬時間が止まった。
周りにたくさんの人がいた。
みんながオレを見ている。ように思えた。
女の子はすでに5メートル先にいる。走り続けている。意外に速い。

オレは手袋を拾ってダッシュした。
人ごみの中を女の子とオレが走っている。
オレに「待て―」って吹き出しをつければ
まるでマンガの一コマだ。

思いのほか走った。朝から小学生を追いかけた。
追いついたものの、なんて呼びかけていいかわからない。
「こら」は、ないよな。

気付いてくれ、振り向いてくれ、と願いつつ
大きめの声で「手袋落としたよ」と呼びかける。

刹那、立ち止まってくれた。
よかった。振り向いてくれなかったら
前に回り込むとか、とてもめんどくせーことになる。
朝からそんなスピーディーに動きたくない。

「はい」つって手袋を差し出すと、女の子は「あっ」って顔して
それを受け取った。
そしてとても礼儀正しく「すみません、ありがとうございます。」
そう言った。えらいぞ、ボンズ。

と、そこへ後ろからお母さんが駆けつけてきた。なんだいたのか。
美人ママだ。「すみませんねー。おっちょこちょいで困っちゃいます。」
「あ、いや、とても礼儀正しいじゃないですか。」
「そうですか?よかった。それより家近くなんですけど
寄っていきません?」
「あ、いや、仕事なんで」
「少しくらいいいじゃないですか。昨日おいしい紅茶をもらったんですよ」
「じゃ、いただこうかな」

そんな流れで紅茶をよばれて、で、セックスした。

ウソです。

手袋渡したとこまではホントです。

 

  2012/03/04(日)                             『完結編』
 

ギターアンプの修理が完了した。

改めてその顛末をご報告したい。

ちょっと前からチャンネルの切り替えとリバーブの調子が
悪かったんだ。
ギターアンプのチャンネルの切り替え?
とかって、何のことだかわからない人もいると思うが
説明がめんどくさいし、たぶん、そんなこと知らなくても
今後の人生にまったく影響ないと思うので(笑)
ま、気にしないで読み進めてくれ。

とにかく、なんか、ちょっと調子悪かったんだ。

そんで、先月2月11日のライブ終わりに、その足で
某楽器屋にギターアンプを持ち込んだんだ。

まぁ、そうだろうと思ったが、東京の大手楽器屋っつーか
メーカーっつうか輸入元っつーか、ま、そんなところに
送らないと修理はできないということだ。

こういう時って、やっぱり札幌っつっても、いなかなんだなーって
思うよね。東京さおぐんねーば直せねっぺよ、って。
まぁ、ギターとかは修理できる場合も多いと思うんだけど
ギターアンプつったら、なかなかアレなんだろうね。
故障の原因みつけるのも大変そうだもんね。

で、見積もりが終わったら高いし対応もダメダメだったから
修理をキャンセルしたんだ。見積もりだけでもお金かかったんだけど
それでも、なんか殿様商売てきな対応が嫌だったし
頼んでない部品交換するっていうし(説明なし)
とにかくキャンセルしたんだ。

っていっても感情的に断ったわけではない。
いいところを見つけたからだ(笑)
ってとこまでは、前に書いたとおりだ。

いいところ、とはどこなのか。
以前、ギターアンプを修理してもらったところだ。
以前といっても、かれこれ10年くらい前になるだろう。

オレは、今使ってるアンプを今まで2回修理している。
一回目は買ってすぐ161倉庫でのライブで
ビールをドパ〜とかけてしまって、もう、完全にぶっ壊れたときだ。
焦げ臭くなってたもん(笑)
二回目はなんか練習中にスピーカーがぶっ壊れたときだ。

いや、二回も修理した事あるんだったら、最初から
そこに頼めよ、そう思うだろう。
そうなんだ、確かにまずそれを思ったんだけど
どこに頼んだのか、よく憶えてなかったんだ(笑)

で、某楽器屋に持ち込んだら、ダメダメな対応だったので
がんばって探してみたんだ。
いくつかおぼろげに憶えているキーワードを
インターネッツで検索したところ、なんとなく
ここかなぁ、ってところを見つけて。

で、とりあえずケータイに電話番号を登録しておこうと
思ったら、驚いたことに、おなじ名前(社名)で
すでに登録してあったんだ(笑)
昔のオレ、いつの間に!

で、連絡してアンプ持ち込んだんだ。
小さな会社?なんだけど今は全国のフェスとか
クラブとかで音響システム組む仕事を中心にやっている
音響の「本物」の人だ。腕は確かだろう。
スピーカーから作り上げる仕事をしている。

見積もりが終わって電話がきたんだけど
そのときこう言われたんだ。

「明日とりに来れます?」

普通、こういうアンプの修理とかは1週間とか2週間とか
かかるって言われるのが普通だろう。

「え?そんな早く直るんですか?」
そう言ったよね。

「いや、チェックしてるときめんどくさいから直しちゃったんですよね(笑)」

これだろう。プロの仕事だ。
見積もり金額言ってキャンセルされたらどうしよう、とか
そんなことは考えない。
ただのバカかもしれないが(ほめ言葉)
いちいち「どうします?」なんて聞いてる暇はないんだ。
プロの仕事だ。職人だ。どこぞの殿様商売野郎とは違う。

で、結局、某所より1万5千円安く修理できたんだ。
しかも、細かい接触不良な部分とかも直してくれて。

みんなも、ギターアンプ修理することがあったら
オレに言ってくれれば、そこ紹介するよ。

まぁ、ここ読んでる人で、ギターアンプ持ってる人なんて          
ほとんどいないだろうけど(笑)

 

 2012/03/02(金)                             『ついに』
 

3月だってさ。春だよ。春。まだだけど。
もうすぐ春。何か新しいこと始めなきゃね。
めんどくせーけど。

ついにこのときがやってきた。
フルマラソンにエントリーした。大会は6月だ。
千歳JAL国際マラソンだかなんだかっていう大会だ。

これでオレもQちゃんに並ぶな。

思えば長い道のりだった。
いや、まだフルマラソン走ったわけじゃないけどさ(笑)
挑戦するって決めるのに長い年月がかかったよ。

オレが走り始めたのは、そうだな、ま、10年くらい前だと思う。
素人マラソンブームをつくったのはオレだろうな。たぶんだけど。

あ、でも勘違いしないでくれ。最初の4、5年は
チンタラ走ってただけだ。まぁ、一回に3〜5キロくらい。
大会に出る気もなかった。つうか考えたこともない。
なんか体が鈍って行くのが嫌だったのかなー。

かなー、っつうのも、いまいち走り始めたきっかけを憶えていないんだ。
ライジングサンに行って自分の体力のなさに驚いたってのは理由の
一つにあったと思う。
元高校球児のオレ様がこんなに弱いわけねーだろ、って(笑)
その時点で、野球やめてから10年経ってたけどね!
昔はステージ前の方にいってワッショイわっしょいしてたからね。
一応若者だったし。ギリギリ。

とにかく走り始めたんだ。豊平川のすぐ横に住んでたのも大きいと思う。
ランニングシューズはすぐ買ったよね。
そう、とりあえず「形」から入ったんだ。
オレは「形」にはこだわる男だ(笑)

もう、チンタラチンタラだ。
フォームなんかてきとーだったから、たいした距離走ってないにも
かかわらず、よく膝を痛くしてたよね。

で、4年前かな、初めてマラソン大会に出場したのは。
豊平川マラソンの10キロに。
この大会に出たきっかけは憶えてるんだ。
スポーツにはまるで縁のないような知人女性が
(後に元バスケ部だと知るが)
その大会に出て走ってるって知ったからだ。

あいつが走れてオレにできないわけねーだろ、そう思ったからだ(笑)
その後、札幌マラソンでハーフを走ったりなんだり、ちょっとずつ
進歩してきた。つもりだ。歳もとって体力も衰えていく中でタイムも
ちょっとずつ速くなったりなんだり、がんばってるだろオレ?(笑)

で、フルマラソンだ。

まぁ、怖いよね(笑)
いや、ま、フルっつったって田舎の市民マラソンだ。
昨日走り始めたようなやつだって参加するだろう。

一応、趣味的に何年も走ってきたくせになに怖がってんのよ、おまえ。
キミはそう言うかもしれない。
でも、まったく想像できないんだ。40キロ以上走るってバカだろ。

この大会は時間制限もだいぶゆるかったはずだ。
確か6時間までOKだったかな。
まったく予想できないが、なんとか5時間は切りたいと思っている。
でも、どうだろう。わからない。

だってさー、ハーフですら後半スタミナ切れてまったく体動かなく
なったりすっからさ。
いや、体動かなくなるって、ホント動かなくなるんだぜ?

ま、ゴミ箱にゴミシュートして外して、それ拾いに行くのすら
億劫なグーたら生活のお前らには想像できないかもしれないけどさ。
ホントに「うわースタミナ切れたー」ってなるんだ。
笑っちゃうくらい体が動かなくなる。

ところでスタミナってなに?

まぁ、そんなこんなでエントリーはした。フルマラソンだ。
42.195キロだ。車の運転が嫌いなオレにとって
車で行けっつっても、めんどくせー距離だ。それを走る。

地獄を見るだろう。

でも、42.195キロ先に何かが落ちてるらしいから、それを見るために
がんばるよ。
しかし問題は去年の10月を最後にまったく走っていないことだ。
約半年グーたら生活だ。

雪の中でも走ってる人はけっこう見かけた。
でもオレは走らなかった。すでに負けている。

だって寒みーだろ。走りづらいだろ。滑って転んだら危ないだろ。    

そんなオレはフルマラソンを完走できるだろうか。
できるさ。今年はオリンピックイヤーだ。まったく関係ないけど。

いい加減、おまえらも走れよ。
でも、わかってるんだ。きっとおまえらが走り出したら
すぐにフルマラソン走っちゃうんだろ?しかもオレよりも速く。

まぁ、とりあえず、雪解けるまでは走らないわ(笑)