あいとせいしゅんのひび
2011年12月分


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 2011/12/30(金)                         『1年を振り返る』
 

今年1年を振り返るとですね、
まずは音楽活動について振り返るとですね、
まぁ、アレですよね。

結局アルバムができなかったという(笑)

とにかく、あっという間の1年でしたよね。
充実していた、と考えれば、まぁ幸せなことなんだけど
だけど、どっちかっつったら、やりたいこと全然できなかったなって
感じが強いかな。

アルバムとか。

エロチカのライブ本数は、まぁ、毎年と同じペースでできたから、
それはそれでがんばったと思うんだけど。
だって、今年、オレと牧野40歳なったんだよ?
同じペースで活動するのがどんなに大変か(笑)
若者前にして「つけもの」とか歌ってさ。バカだよバカ。

それにしても、最近新曲つくれないなー。
いや、ちょっとしたフレーズはちょろちょろできるんだけど
それを一つの曲としてまとめるパワーと時間がなくってね。
ま、時間がないってのは単なる言い訳にしかならないけどさ。
来年は新曲サクサクっとつくっていきたいね。

あと、今年がんばったっつっら、
って、別に好きなことだから「がんばった」ってわけじゃないけど
プロミュージシャンのライブけっこう見に行けたかな。

ここ数年は、ライジングとか夏場のフェスくらいでしか
プロのライブを見ない感じだったんだけど
今年はけっこう見たな。
ま、好きなミュージシャン、バンドが札幌にたくさん来たってのも
あるんだけど。

一番アグレッシブに動いたのは、東京ドームにコンプレックス
見に行ったことかな(笑)
あの復活はなかなかどーして、今年一番のアレでしたよ。
怒られるけど、震災サマサマって感じです。

で、来年の音楽活動目標はどんなんだっつったら、ま、
また年明けたらなんか書きます。

最後にちょろっと、個人的な振り返りとしては
上にも書いたけど、今年40歳になったっつーことで、ま、
特になにってわけでもないんだけど、今後の方針として
「大人気ない大人になる」いわば「好き勝手に生きる」という
人生目標を立てたんだよ(笑)
いろいろ奥深いところでね。なんかの本にそんな感じのことが     
書いてあって、「うん、そうだな」そう思ったんだ。

いや、おまえ、今でも十分大人気ないよ、そんな意見も
聞こえてこなくもないが、もっとだ(笑)。もっと大人気なく。
もっと好き勝手に。

もちろん、他人様にはできるだけご迷惑のかからないように。

ってのは、すんごい難しいことなんだよね、いい年こいた
大人にとっては。
だから、それが目標。「大人気ない大人」

だって、普通の大人ってつまらなくね?

って感じで、今年もみなさんの大切な時間を使って
こんな文章読んでくれてありがとうございました。
よいお年を。また来年!すぐそこだけど。

 

 2011/12/25(日)                    『世界はどうなるんだろう』
 

メリークリスマス。

今、世界が動いている。日本だって動いている。
何か大きな変革の時なのだろうか。
北朝鮮の金正日が死んで何かが変わるかもしれない。
大阪の橋下市長が大阪から日本を変えていくかもしれない。

みんな、そんな動きについていってるかい?
カーネルサンダースみてーな顔してチキン食ってる場合じゃねーぞ。

とにかく、日々、いろんな事が世界で日本で起きている。

あのダムの問題だってそうだろ。なんだアレ。
いい歳こいた大人どもが「バンザーイ」ってやってたぞ。
前原さん立場ナシってところだな。

で、とにかくそのダムのニュースを見るとき気になるのが
「八ッ場」ダムをなんで「やんば」と読むのか、だ。

なんで「ッ」が「ん」なんだよ。
どんな法則なんだよ。
なんか他にある?「ッ」が「ん」って読むやつ。
外人に教えるとき大変だね。だって「ッ」が「ん」だよ。
なんだよ「ッ」が「ん」って。

テレビ見てても、みんながみんな「やんば」「やんば」言ってるんだ。
誰か間違えろよ。みんなして当然な顔してさ。

で、ちょっと調べてみたら、別に「やつば」と読んでも
間違いじゃないらしいから、事は単純じゃない。
「やつば」と書かれている地図もあるとのことだ。

地名というのは、その「土地」で住民が発音している
読み方をそのまま正式な読み方にすることもあるそうな。

だからなんだよ。

ケーキ食ったか?ケーキ。クリスマスケーキ。
もう、クリスマスの街はアホみてーに混雑してて。
札幌ドームでエグザイルのライブもあったもんだから
地下鉄のホームとかもクソ混み状態。

みんな街に出てなにやってんだ?
オレは、ま、買い物があったんだよ。
ってのと、街がどんな状態か調査に行ったんだ(笑)

まだまだ日本は平和だよ。
店員どもはサンタクロースのかっこうして
はしゃいでいたよ。

あの街にいたやつらは、少しでも3.11のことを思っていたのだろうか?
ケンタッキーに並んでるカーネルサンダースみてーな
顔してるやつらは少しでも3.11のことを思っていたのだろうか?
3.11の時、「僕たち私たちにできることはなんだろう?」
なんて調子こいて言ってたやつらは、どんな思いで
チキンをムシャムシャ食べているのだろう?
鼻のあたまにクリームでもつけてイチゴ食ってんじゃねーのか?

オレといえば、まぁ、TPPのことを考えていたね。このクリスマス。
「どうなったのかなー」って。
あれだけ賛成だ反対だ、メリットは?デメリットは?とかって
やってたTPP問題って、どうなったのかなーって。

チキン食いながら。

 

 2011/12/21(水)                           『それはムダ』
 

残りの人生、できるだけムダなことはしないで有意義に
過ごしたいと思うんだ。
別に余命宣告されたわけじゃないけど(笑)でも、確実に
人生の半分は終わったからね。

別に長生きしたいとかではないんだ。
どちらかといえば、早めにスパっと死にたいとさえ思ってる。
じゃ、なんでそんなことを言い出したのかといえば
最近、とにかく忙しいからだ。

仕事だけの話ではない。全般的に忙しい。
ま、でも、忙しいってことはありがたいことだとは思うんだ。
それにしても次から次にやることがあるんだ。

とりあえず、今年中にアルバム完成させなきゃな。
って、もう今年、10日くらいしかね〜よ、無理だっつーの。
まただ。今年もまた完成できなかったよ。
来年こそは(以下省略)

ところで、ムダなことは避けたい、と言いつつも
はっきりと区別しておきたいのは「ムダなこと」と
「無意味なこと」はまったく別物だということだ。

「無意味」だからといって必ずしも「ムダ」ではないってことだ。
たとえば先日、あるミュージシャンのこんな言葉を紹介したのだが、
憶えているだろうか?

「音楽は無意味だからすばらしい」

だいたいそんなような意味の言葉だったのだが、
素敵な言葉じゃないか。 
ホントにそう思う。音楽なんて無意味だ。
なくても死ぬわけじゃない。

でも、多くの人々は、その無意味なことに魅了される。
無意味なことを追求することによって生まれる何かに魅了される。
無意味なことを追求する行為は人間にのみ与えられた行為だ。

ほかの動物が生きることに無意味な行為をなにかやるだろうか?
まぁ、多少やるかもしれないが、基本的に「生命維持」に
つながることしかやらないだろう。

だから、「より人間らしく生きること」イコール、
「無意味なことの追求」そう言ってもいいのではないだろうか。
無意味なことを追求した先に、なにか素敵なことが待っているんだ。

バンド活動だってそうだ。無意味極まりない行為だ(笑)
でも続けるんだ。いや、だからこそ、続けることに意味が
あると思うんだ。

でも、だからといって、そこに「ムダな時間」がないという
わけではない。
たとえば、ライブに向けた練習でこんな議論が
度々繰り返される。

「今度のライブ、ウンチやる?」

「ウンチ」とはもちろん「ウンチイーティングナウ」という曲のことだが  
そう、「昨日、自分のクソ食った」で始まるあの曲だ。
それを演奏するかどうかの議論だ。

人生において、これほど「ムダ」な時間があるだろうか?

残りの人生、できるだけムダなことはしないで有意義に
過ごしたいものだ。

 

 2011/12/18(日)                      『行かない方がいいよ』
 

またやってしまった。嫌な季節だ。

なんでやってしまったんだ。
今まで散々嫌な思いをしてきたじゃないか。

福引だ。

ところで、あれは「福引」という表現でいいのだろうか。
買い物して抽選券もらってガラガラやるやつだ。
まぁ、最近はガラガラやらないでコンピューティングされた
画面にスロット的なやつが表示されているものなんかが多いのかな。

とにかく、「クリスマス」と「福引」がいまいちしっくりこないのだが。
まぁ、クリスマス抽選会でいいいのか。

そんなことはどうでもいい。

いつもクソみたいなものが当たる度に、っつーか「当たる」と
は言えないな。ポケットティッシュを「アタリ」とは
言えないだろ。どう考えても「ハズレ」だ。

バカにしてるだろ。
500円に一回の抽選で、その成果がポケットティッシュなら
わかる。その場合「アタリ」がポケットティッシュでいいくらいだ。

5千円で一回、1万円で一回の抽選で、その成果が
ポケットティッシュはないだろ。街で配ってるだろ。
たとえ「ハズレ」でもポケットティッシュはダメだ。

いつも「二度とやるかバカヤロー」そんな思いになるから
オレは抽選をしない。ことにしている。
抽選券は誰か知人にあげたりして。

だって、すげー行列にならんで結果ポケットティッシュって
人生において、これ以上のムダな時間があるだろうか。

じゃあ、なぜまたやってしまったのか。

遠い場所にあるショッピングモールだったからだ。
北広島にある三井アウトレットパークだ。

行ったことある?三井アウトレットパーク。
あそこはダメだ。
たぶん、行く前はみんなこう思うだろう。

「なんか安くていいものがあるんじゃないか?」

そして帰りにこう思うはずだ。

「なんもねーな。別に安くねーし。二度来るか、バカヤロー」

ま、バカヤローまでは思わないだろうが、
「もう、二度と来ない」そう決断する人たちは多いのではないか。
そんなイマイチなショッピングモールなんだ。

オレは何度か行っている(笑)

場所的に、そんな気軽に行ける場所でもないと思うので
誰か知人に抽選券をあげる、というわけにいかねーしな、
なんて思いもあったかもしれない。

とにかく抽選の行列に並んでしまったんだ。
なぜ、並んでしまったんだ、オレ。バカ。
捨ててしまえ、抽選券なんて。まだまだ弱い人間だ、オレは。

行列の中ほどまで進んだとき「しまった、その手があったか!」
そう思わされる出来事が起きたんだ。

知らない人がオレに歩み寄って来てこう言ったんだ。
「これ使ってください」
そう言って、抽選券をオレに差出したんだ。

断る理由はないだろ。「あ、はい、あ、どうも」とかつって。
抽選券をもらうオレ。なにか負けた気分だ(笑)
その手があったんだ。行列にアホ面して並んでいる
福引乞食たちに恵んでやればよかったんだ。

恵まれてしまったよ。とんだ抽選乞食だよオレは。

きっとオレに抽選券をくれた人も思ったんだろうな、
二度とこんなとこ来るかバカヤローって。
誰かに抽選券恵んでさっさと帰ろうって。

動物の絵柄をそろえるスロットゲームだった。
記憶はおぼろげだが、なにか鳥のような動物が
揃ったのではないか。
「6等」ということだが、もらったものはポケットティッシュ以上に
ひどいものだった。実質「ハズレ」だ。

ショッピングモール内にあるなんとかっつーアイスクリーム屋で
アイスクリームを1つ買うとワッフルがついてくる券だ。
殺すぞオメー。ふざけるのも大概にしろよコラ。

「ハズレ」も出たんだけど。
もらったものはポケットティッシュ以上にひどいものだった。

ショッピングモール内にあるなんとかっつーソフトクリーム屋の    
50円割引券だ。

いや、おまえらさ、この季節にアイスクリームとか
ソフトクリームとかなんなの?バカなの?
きっと、ポケットティッシュはやっぱりアレだよな、っつーことで
ない知恵絞って考え出した景品?なんだろう。
でもさ、結果どっちも無料ですらないんだよ?(笑)

三井アウトレットパークはダメだ。全体的にダメだ。
中で働いてる店員もクソばっかりだし。
すぐ寄ってくるんだ。で、「なにかお探しですか?」って。
20年前の接客だよ、それ(笑)

ま、その話はまた書きます。たぶん。

 

 2011/12/14(水)                              『ないから』
 

まず無理だろうな、そんな予感がした。
いや、予感じゃない。確信だ。

アマゾンの話しだ。

何度も書いているが、オレはアマゾンでインターネッツショッピングを
した際、自宅最寄のローソンに届くサービスをよく利用する。
自宅を不在にしていることが多いからだ。

とても便利なサービスなのだが、最寄のローソンで働く
スタッフはイマイチこのシステムを理解していない。
いつもあたふたしている。

その日対応した店員の胸には若葉マークが付いていた。

無理だ。
若葉マークにアマゾンの商品受け渡しサービスは無理だ。
二十歳前後だろうな。かわいらしい女の子バイトだ。
コンビニでバイトなんかしなくても、やさしい両親が
欲しいものはなんでも買ってくれるような
幸せな家庭に育っている顔だ。

お母さんはシブったものの、お父さんは
「ミナも、もう大人だ。社会勉強してきなさい」
と厳しくもやさしい気持ちで送り出してくれたのだろう。

誰だよ、ミナって。

とにかく緊張している。アマゾンどころか普通のレジ処理でさえ
ままならないだろう。

こんな新人には無理だ。アマゾンは。
だいぶ仕事に慣れているようなバイトでさえ、いつもあたふた
しているんだ。

オレはロッピーで発行した商品受け取り用の
レシートみてーなやつと、いくつかの商品を
一緒にレジに出したんだ。

過去の店員のあたふたぶりを見てわかったのは
どうやら、アマゾンのこのサービスは他の商品のレジ精算と
一緒にはレジ処理できない、ということだ。たぶん。

例えば、公共料金の支払いとかは、他の商品の精算と一緒に
できるから、バーコードのやつでピッピ、ピッピやってりゃ
まぁ、レジが処理してくれるんだ。

きっと、初めてレジをやるようなバイトには
「とにかく、バーコードをピッピコやってりゃ
なんとかなるから」なんて教えているのではないか。

だから、アマゾンの処理にみんなあたふたしてるんだ。
同時にピッピコできないからだ。
でも、同時にピッピコやっちゃうから、ピーーー
とかなって、あたふたしちゃうんだ。

まぁ、難しい話はいい。
レジが始まった。ミナちゃんの第一声は(だから誰だミナちゃんって)
「ポイントカードお持ちでしょうか?」だった。

「あ、いえ、ないです。」
「失礼いたしました。」

「失礼」の意味がよくわからないが、まぁ、そういうマニュアルに
なっているのだろうか。
ピッピコピッピコレジを進めていくと、あーあ、アマゾンの
レシートみてーなのもピってやっちゃって、
いつものピーーーみたいなエラー的なのになっちゃって
ミナちゃんは顔真っ赤にしながら、ピっ、ピーーー、ピッ、ピーーー、
とか何回もやっちゃって。

誰か助けてやれよ、とか思ってたら、やっとこ
他の店員がきて、アマゾン以外で一回レジ終らせれ、
って教えてくれて。

ミナちゃんは「申し訳ありません、別々に精算いたしますので」
とかつって、まず、アマゾン以外の商品の支払いを済ませたんだ。

次にアマゾンのレシートを手に取ったミナちゃんが
発した言葉で、ミナちゃんのあたふたぶりがわかるだろう。

「ポイントカードお持ちでしょうか?」

いや、さっき、持ってないって言ったんだけどな。
ま、でも緊張してるし。よくある間違いだし。

「あ、あの、ないですね。」
「失礼いたしました。」

まただ。また失礼された。

その後も、なんかピッピコピッピコ、バーコードやってて         
なっかなか処理終らねーんだ。
ミナちゃんは軽いパニックだ。

やっとこさ他の店員が助けにきてくれて
なんか受取証みてーなの出てきて、それにサインして
ミナちゃんに差し出したら、ミナちゃんは驚くべき言葉を
発したんだ。

「ポイントカードお持ちでしょうか?」

だから、ないから。
 

 2011/12/11(日)                              『ニオイ』
 

それ、つくり話しだろ、そう言われることを覚悟して書く。

図書館での出来事だ。
今までも、何度か書いていると思うがオレは図書館を
よく利用する。

中央区にある中央図書館だ。ご立派な建物だ。
ここは地下に食堂があって、図書苑(としょえん)とかって
名前だったかな。字違うかな、まぁいい。

とにかく食堂があって、まぁ、こじんまりした食堂なのだが
リーズナブルな値段で、けっこうメニューも豊富だ。

図書館に着くと、いつもその食堂のニオイがして
食欲をそそられる。
でも、めったにそこで食事はしない。今まで2回くらいしか
利用したことがない。

特においしくないからだ。

どちらかといえば、マズい。いや、マズくはないかもしれないが
ウマくはない。はっきり言えばがっかりする。
ニオイがいいだけに期待してしまうんだ。
ほんとおいしそうなニオイがする。
でも、たとえばチャーハンがびちょびちょだったりする。
クソババァがつくってるからだ。

いや、ババァだからマズいってことはないと思うが
あそこにいるババァのつくるものはあまりおいしくない。
態度もかなり横柄だ。いいところがない。
誰かあのババァをなんとかしろ!

ところで、今日書きたい話にこの食堂は関係ない。まったく。

図書館の利用料はもちろん無料だ。
入館料も無料だし、本を借りるのも無料だ。
すごい施設だな、と思う。

本屋であたりまえに売っている本がタダで読める。
でも、入荷するの遅いんだろ?そう思うかもしれない。
ところが、そうでもないんだ。
え?もうあんの?って本がけっこうある。

ただ、まぁ、人気ある本は予約が殺到してるようで
なかなか目にすることはないが、予約までして
読みたい本なんてそうそう小説にはない。

つうか、そんなに読みたい本があれば買うし。
つっても、小説に限っていえば、別に新刊だから
おもしろいってことではない。
逆に古い名作にとんでもないおもしろい小説もいっぱいある。

でも、しかし、なぜだろう。
本屋にいって新刊をみてると、読みたい本だらけだ。
図書館にも読みたい本はたくさんあるが、その比ではない。

なんなんだろうね、本屋の読みたい本だらけのあの感覚。
もちろんディスプレイの仕方だったり時代に即した何かが
あったりでのアドバンテージはあるのだろう。
でも、実際読んでみるとクソみたいな小説もたくさんある。
それは古い本も新しい本も同じだが。

でも、どれもおもしろそうなんだよな、本屋の新刊。

でも、オレは最近読む本の多くは図書館で借りる。

タダだからだ。
図書館行ってると、本を買うのがバカらしくなる。
読んだらゴミだしね。いや、ゴミとまで言ったらひどい話しだが
でも、何度も読み返したくなる本はそうそうない。

オレが何度も読み返してる作家なんて、ほんの2、3人しか
いないのではないか。安部公房とかその辺くらいだ。
なんか、昔読んで、ま、おもしろいことはおもしろく読んだのだが
なかなか解釈が難しい部分も多くて、今読むと、昔とはまた
違った解釈ができて、なかなかおもしろいからだ。

そろそろ、本題に入ろうか。

図書館は無料だ。
だから、マズいことにホームレスマン達が集まってくるんだ。
特に冬は無料で暖をとってソファーで寝てられるからね。
あれはよくないな。でも、もし自分がホームレスなったら
毎日図書館通うだろうな(笑)

ほんと、くせーやつらが、たくさん、は、いないが何人かはいつも
閲覧席で寝ている。ま、本読んでるやつもいるけど。

オレは、鼻が弱いっつーか、辺に敏感っつーか、アレルギー的な
なにかがあるのか、ほこりっぽいところだったり、クサいところで
鼻水がズルズルなることがよくある。

図書館でよくズルズルになるんだ。
きっと、ホームレスマンからでるニオイの成分にやられていると思う。

で、今日も何人かのくせーやつらがいたんだけど。
本を選んでるくせーやつがいたんだ。
オレは、うわ、くせーとか思ってそこを通り過ぎて
ちょっと離れたところで本を選んでいたんだ。
そしたら

パンっ

って、けっこう大きな音がしたんだ。

屁だ。

そのくせーやつが、パンって屁をこいたんだ。絶対に屁だ。

絶対に屁だ。

なぜ二回繰り返す。

うわ、こえーとか思って、いや、なぜだか怖くなったんだ。
近くにいたら、なにかとんでもないものを目に耳にしてしまうんじゃ   
ないか、そう思って怖くなったんだ。
急いでその棚の裏側に移動したんだ。
そしたら

ブブブブ〜ブリブリブリ〜

って、またそいつが屁をこいたんだ。絶対に屁だ。
たぶん絶対。絶対に屁。たぶん。
いや、実っこ出てんじゃねーか?って音だったから
絶対に屁、とは言いきれないか。
屁もしくは実っこ、とでも言っておけば間違いないかな。

どうでもいいわ。

うわわわーこえー、とか思って
できるだけ遠くに逃げたんだけど。
なんだよいったい。

まさかウンコしてないと思うけど。
でも、相手は普通の人じゃない。ものすごくクサい人だ。
ホームレスマンだ。

ものすごくクサい人が何をしでかすのかを予想するのは難しい。
 

 2011/12/08(木)                               『特別』
 

地下鉄に乗るとさ、たまにウンコみてーなニオイするやつ
いるんだけど、困ったもんだね。

ところで12月のこの時期。あんまり好きじゃないんだ。
オレは人ごみとかはそんなに嫌いじゃないんだけど
12月のなんつーかクリスマスとか年末に向かう
街中の浮き足立った雰囲気はあまり好きではないんだ。

なんか、めんどくせーなー、おい。って思うんだ。
猫も杓子もなんちゃらみたいな中に入りたくないというか。
普通でいたいときは普通でいらせろよ、っていう。

こんなことがあったんだ。

何年か前の12月の話だ。
オレはプレゼントを買いに行ったんだ。クリスマスとは
関係のないプレゼントを買いに行ったんだ。

オレに対応したレジの女の子バイト(たぶん)は、とにかく元気で
まぁ、年末の喧騒におもいっきりのみ込まれてしまって高揚している
感じで、もちろんサンタの帽子をかぶっていて、今にも
「メリークリスマス!」とか言ってきそうでドキドキしていたが
それはなくてよかったけど。

で、「これプレゼントなんでラッピングお願いします」
って言ったら、「包装紙こちらになりますけどいいですか?」
つって見本を見せてきたんだ。

赤と緑を基調としたサンタがいっぱいプリントされた
クリスマス仕様の包装紙だ。

オレの買ったプレゼントはクリスマスプレゼントではない。
オレはそういうところにこだわる男だ(笑)
だから言った。

「いや、クリスマスプレゼントじゃないんで、普通のやつで
お願いします。」

そしたらサンタ帽のバイトはこう言ったんだ。
「申し訳ありません。ただ今この包装紙でお願いしておりますので」

たぶんアレだろうな。いろいろ効率とか考えてそうしてるんだろうな。
でも、嫌なんだ。オレはクリスマスプレゼントじゃないのに
サンタプリントの包装紙を使うのは嫌なんだ。
普通のにしてほしいんだ。

「うるせーバカ、つべこべ言ってねーで普通ので包めや!」

って言ってやりたかったけど、まぁ、そこはグッとこらえて
「あー、でも、なんとか普通のでできませんかねー」つったら

百戦錬磨の笑みで(そう思いこんでいるんだろう)
「申し訳ありません、サンタの包装紙でお願いできませんか?」
慇懃無礼な態度でそう言ってきたんだ。

サンタの包装紙。

嫌だ嫌だ、絶対に嫌だ。「おばけの救急車」みたいな語感も嫌だ。

ムダに責任感が強く、自分は仕事ができると思いこんでる
バイトほどやっかいなやつはいない。

なんの権限もないんだから、さっさと店長でもなんでも
よんで来ればいいものを、自分でなんとかしようとする。
自分に出来ないことはない。そう思っているのだろう。
客を説き伏せることが仕事だと思ってるから手に負えない。

こんなやつと話してもムダだ、そう思ったからオレは
「あー、じゃ、いいです、それで」
つって、サンタの包装紙でラッピングしてもらったのでした。

あーめんどくせ。

普通にさせてくれ、普通に。
12月のこの特別な感じ。なんか嫌なんだよなー。             

 

 2011/12/04(日)                           『役に立たない』
 

たまに音楽の話をしようか。

「音楽にこだわりを持つ人」には2種類の人間がいると言われている。
言っているのはオレだ(笑)

1つは、ある特定のジャンル(1つとは限らないが)にこだわる人だ。

例えば「ロック以外は認めねー」とか「それはロックじゃねー」とか
「やっぱクラシックだよね」とか「ジャズは奥深いよね」とか
「いや、意外にジャズはてきとーな音楽なんだよ」とか
「AKBクソだよね」とかいったような、なんかそういう人だ。

もう1つは、ジャンルなんて関係ねーよ、いい音楽はいい音楽なんだ。
とかっていう人だ。

例えば、バンドなんかやっちゃってて、一見、音楽にこだわりが
ありそうでAKBはおろかJ-POPなんかもクソ扱い、
なんだか知らない海外のインディーズしか聴いてねーよ
(今どきそんなやついるか?笑)みたいな人が
「いや、嵐の曲はいいよ、うん」とか「なんだかんだいって
ミスチルはすげーよ」とか「西野カナは歌うまいよ、あー見えて」とか
なんでもかんでも、とにかく、「いいか、悪いかだけだよ音楽は」
とかって、音楽ならなんでも認められる人だ。

オレはどちらかといえば、前者の人の方が好きというか
人間として信用できるというか(笑)

いや、きっとね、無理して強がってるだけだと思うんだ。
「ロック以外は認めねー」とか言ってる人も。
無意識にAKBの曲をフンフン歌ちゃうときもあるだろう。
だけど、無理っくりに「ロック以外ははうんぬんかんぬん」とか
言っちゃってるんだ。

スタイルとして「認めない」んだ。そういうふうにしなきゃって。
認めちゃった方が楽になるのに(笑)認めないんだ。

そういう姿勢がすばらいいよね。辛いのに。めんどくせーのに。
だから、なんでもかんでも認める人よりは
上辺だけでも(笑)強がってる人の方が好きなんだ。
スタイルとしてね。

いずれにしても、両者に共通して見え隠れするのは
「音楽聴かないやつって残念なやつだよね」とかいった
音楽至上主義的なバカな考えではないだろうか。

その象徴として、タワーレコードが押し出す
「NO MUSIC,NO LIFE」とかってコピーは有名だろう。
「音楽なきゃ生きていけねーよ」とかって意味だろうか。
知らねーけど。

しかし、その一方で世の中には「音楽なんてどうだっていいよ」
という人も少なくないはずだ。

どちらが正解というわけではない。と思う。
音楽好きな人は好きだし、どうでもいい人はどうでもいい、
それだけの話しだ。

しかし、どうしても音楽好きの人は「音楽で勇気付けられた」とか
「音楽で癒される」とか、音楽が「いかにすばらしいか」を
主張する傾向がある。

3.11の震災の時も、なんだか押し付けのような
「がんばれソング」がよく流れていたのがそれだ。
音楽どころじゃねーんだよ、って人はどう思って聴いていたのだろう。
そもそもそういう人は音楽聴いてねーかな。

そんな中(どんな中?)、最近目にしたとても気に入った
ポスターを紹介したい。


         音楽は役に立たない。
         役に立たないから素晴らしい。
         役に立たないものが存在できない世界は恐ろしい。

「NO LIFE」のあとの「?」がとてもいいよね。

今日は161倉庫でライブです
もちろん、なんの役にも立ちません(笑)
でも、だけど、だから来てね!
 

 2011/12/01(木)                               『道具』
 

遅い時間の地下鉄。
多くのサラリーマンがぐったりとしている。

オレの前に座っているサラリーマンも今にも腰がイスから
ずり落ちそうなほど、だらしのないかっこうで座っている。

左手には今流行りのスマートフォンを持っている。
なにやらパズルゲームをやっている。
右手の人差し指で画面の中の赤や青や黄色や緑色の球に
触れると、なにかがどうにかなって玉が消えたりなんだりしている。

男はうつろな目で、ゆっくりゲームを続ける。

オレは怖くなった。
その男がチンパンジーに見えたからだ。

知能レベルを計測するような実験をやっている
チンパンジーだ。
オリの中でモニターに映る簡単な計算問題なんかの正解を
人差し指でタッチして、ご褒美にバナナをもらう
チンパンジーだ。

初めて道具を手にした猿のように
スマートフォンに翻弄されるサラリーマンたち。

やれやれ。
いや、いいんだけどさ(笑)
いつまでもゲームやってれ。

ところでさ、昨日さ、パソコンにとあるソフトをインストール
しようと思ったらさ、セキュリティーソフトが
どったらこったらとか、なんとかがどったらこったらとかつって     
全然うまくいかねーの。

オレのパソコン死ねや!!

そう思ったよね。2時間くらいやってもうまくいかねーの。
疲れるねパソコンって(笑)

あーあ、12月だよ。どうすんの。アレ(笑)
今年こそ完成させるとかっつってた、アレ。
ま、ちょこちょこやってはいるんだけどね。

そういえば今度の日曜日は161倉庫でライブだからね。4日ね。
まぁ、時間があったら来てくれよ。