2010/8/31(火) 『グループ』 |
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グループ化が進んでいる。
ランニング界隈での話だ。
ここ数年のランニングブームの中、ランニング愛好家が
わっさわさ増えてきていることは、みなご存じの通りだが
ついにグループ化が始まった。
もちろん、「ランニングチーム」的なくくりは昔からあったわけだが
それとは毛色が違う。「ランニングサークル」とでも言えばいいだろうか。
チームが「陸上競技」寄りだとすれば、サークルはあくまでも趣味で
「仲間と走るのが楽しいんです」的な雰囲気だろう。
和気あいあいとやっている。
去年までは、滅多に見ることのなかったそのサークル集団だが
今年はよくすれ違う。ま、よくでもないけど。
でも今年急に多くなったことは確かだ。
それが、けっこう大人数なんだ。10人以上の集団もざらだ。
聞くところによれば、会社の同僚や近所の主婦仲間で
ランニングサークルを作るのが流行っているらしい。
ま、あと、例のなんとかっていうネットのコミュニティーサイトなんかでも
集まっているのは想像に難くない。
この前見かけた集団も、たぶん先頭のきれいなお姉さんタイプの女性が
主催者なのかインストラクター的な人なのだろう。
たまに振り向いてみんなに声をかけながら走っている。
なかなか余裕の走りだ。
もちろん、一緒に走っているおっさんどもは、そのお姉さんの
ケツばかりみて鼻の下をのばしまくっている。たぶん。
しかし、そのお姉さんもそれをわかっていながら、ちょっぴり
セクシーなウエアーを着ていることも十分考えられる。たぶん。
で、走ったあとは「いい汗かいたねー」とかっつって
みんなで風呂に行って、で、「一杯やる?」とかっつって
酒飲んで、最後は乱交パーティーだろう。
考えすぎだ。
とにかく和気あいあいと走っている。
バカやろう。
おまえらは、一体、走ることをなんだと思っているんだ?
己との戦いだろうが!
いや、確かに誰かと一緒に走れば、無様なところは見せたくないから
一人で走るより、いい走りができるかもしれない。
仲間にきれいなお姉さんがいたとなればなおさらだ。
しかし、バカ、違うだろ。
誰も見てねーのに、がんばって走るんだよ。
この、過去最高に暑いんじゃないかと思わせる灼熱の夏に
汗ダラダラ流して走るんだよ。
途中でやめても、誰も何も言わないのにがんばって
ゴール目指すんだよ。
そんなことして、なんか得るものあんの?
とか冷めたこと言うやつもいるかもしれない。
でも、たとえばこんなことを感じることができるんだ。
日陰って涼しいなー。
って。
いや、そんな無理して走らなくたって日陰が涼しいのは知ってるよ、
そうキミは言うかもしれない。
でも、違うんだ。
熱中症で倒れるんじゃないか?ってくらいバカみたいに
汗だらっだら流して走ったあと、まさに倒れ込むように
日陰の芝生に寝っ転がると、ただ涼しいだけじゃないんだ。
すんごく涼しいんだ。
寒いくらいだ。それはウソだ。
しかし、なんでもかんでも徒党を組みやがって。クソが。
うらやましいな。きれいなお姉さんとのランニング。
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