2008/2/28(木) 『ファッション2』 |
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もう、解散も近いな、と思ったのは
昨日のバンド練習の時、スタジオにやってきた
牧野メンバーのイデタチを目の当たりにした時だ。
音楽性の相違ならぬファッション性の相違での
解散ということになろうか。
練習スタジオといえば、魑魅魍魎さながら(使用法まちがってます)
あらゆる世代、あらゆるジャンルのバンドメン達が集い
そこは、まさに戦場だ。我こそは、と、しのぎを削り
トップアーティストを目指す場だ。
いや、確かにそれは、本番のライブステージこそ
戦いの場にふさわしいのだから、その前哨戦と
表現したほうがいいだろうか?
とにかく、各バンドはスタジオの入れ替わりのときや
待合室でのひと時をとっても、いかに自分達が
優れたバンドか、オサレなバンドかをアピールしあう。
あるものは、スタジオのスタッフと声高らかに談笑し、
常連度をアピールする。
また、あるものは「どこそこの誰さんとこの前飲んでさー」
と、有名バンドとの交遊録を自慢げに吹聴する。
そして、またあるものは、ヘドフォンをかましながら
なにやら五線譜に書き込んで音大出身のアーティストよろしく
音楽知識のあれこれを猛烈アピールする。
言っておくが、それら全て負け戦だ。
そして、そこでは見てくれも重要になってくる。
どんだけオサレにキメてるか?これは大事だ。
しかし、ここであまり気合を入れすぎると、
だから、例えば革ジャンにビョウだかトゲだか知らんが
ま、なんかパンキッシュなあれだ、そんなかっこうで
現れようもんなら、それはそれでいかがなものか?となるし
かといって、スエット上下っつーのも、もう、なんか知らんが
「負け」ということになるだろう。
さらに、もちろん、持っている楽器だって
勝ち負けに大きく影響してくる。
しかし、ここにも落とし穴はあり、特にもうすっかり
オッサンレベルの大人たちは、ある程度の財力があるから
ドラムのシンバルからなにから、ハードケースの
オンパレードで、「いや、わかったわかった、はいはい、
すごい楽器ですね、でも超じゃま」って思われるのがオチだ。
その辺はほどほどにしたほうがいいだろう。
あと、あれだ、バンドにかわいい女の子がいたりなんかすると
かなりポイントは高い。
「いーなー、男子で取り合いすんだろうなー、
でも、バンド内恋愛禁止ね!!」って盛り上がってんのは
まぁ、きっとオレと牧野だけだ。
それはいい。とにかく昨日の牧野メンバーのイデタチだ。
いやね、たしかに昨日はすんげー雪だったよ。
そりゃあ、しっかり防寒したいところだ。
でもよ、なんだろ、殺してしまいたくなった。
まぁ、仕事帰りだからスーツはいつものことなんだけどよ、
その上に、なんか仕事関係でもらっただかなんだか知らんが
日ハムのスタジャンみてーの着てさ
で、がっつり長靴だもん。ゴム長。
どっかの、用務員のおじさんだよ。
で、手にはコンビニで買ったヤキソバだ。
これでワンカップでも持ってようもんなら、もう、なんつーか
ホームレスマンだ。
もう、完璧負けだ。エロチカは負けました。
嘲笑されんの間違いなし。
で、練習始まれば始まったでグダグダな音の洪水だ。
そして、早く帰る。
今度、牧野にハイライズをはかせようと思う。
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